大聖女エルサーシアの遺言 ウキペデア

おじむ

イ・デアル・アー

地理

デアル大地アー(古代ジンムーラ語)

恒星ポーラを360日周期で公転している。

地軸は公転軸に対して約20度の傾きが有り、

48刻(約24時間)で自転する。

ケントとメリーヌと呼ばれる小さな衛星を持つ。


エギ・キキル・デアル(北の氷の大地)

北極圏に位置する大陸。

コイント族の一部と幾つかの少数民族が、

沿岸部に集落を作っている。


ファ・ジンムーラ・デアル(精霊と黄金の大地)

人口の大部分が暮らす大陸。

北部をコイント連合国、

中央部をオバルト王国、

南部をバルドー帝国とハイラム王国、

最南端をデカシーランド共和国が治める。


ポーラ・タエタト・デアル(太陽と砂の大地)

続編に登場。


ムーランティス(封印された大陸)

四始祖が誕生した大陸。

北部をデーデルン大公国

南部をニャートン王国(旧帝国)

西部をドーモン王国

東部をカラタック諸王国連合が治める。


***********


「ムーランティスが在るなんて聞いていませんでしたわ。」

「まさか解放されるとは思いませんでしたから。」


「報・連・相がおろそかですわよ?」

「精霊って自分勝手なんですよねぇ~」


「元は一つなのに?」

「独立すると自我に目覚めてしまうのですよ。」

「それで自由を満喫してしまうのね?」

「そう言う事です。」


「まるで人間みたいね。」

「そもそも人間も独立プログラムですから。」

「あぁ成程ね。」


「あの子達は、ちゃんと仕事をしているかしら?」

「自分達の役割くらいは判っていますよ。」

「バランサーでしたかしら?」

「えぇそうです。」


「人類の成熟度を超える文明を排除するのでしょう?」

「地球のように手遅れに成らない様にですね。」

「あそこはもう駄目ですの?」

「暴走して崩壊する確率が高いですね。」


「幼稚なままで核エネルギーに手を出しましたものねぇ。」

「どの世界でも人間はそうなるのですよ。」

「あら、そうですの?」


「えぇ、数えきれないくらい崩壊しましたよ。」

「それで私を送り込んだのね?」

「魔法が有れば科学に頼らなくても良いでしょう。」


「必要は発明の母ですものね。

必要が無ければ科学も進歩しませんわね。」


「そう言う事です。」

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る