この星の短編集に愛を込めて

散りばめられたネタに
隠された伏線に

堪能せずにはいられない

時に驚き、ときに笑い
否、笑いっぱなし

一話一話が企画参加作品故に
どこから読んでも問題なし

作者様の世界をご賞味あれ

※このレビューは第三話目『【崇期様企画ヒトキワ荘8回大会参加用】』の感想になります。

　いろいろな作品を集めた短編集です。
　第三話目【崇期様企画ヒトキワ荘8回大会参加用】を拝読しました。

　ダジャレ的な言葉遊びから、いろいろなものの好き嫌いについて語るお話です。
　こちらに向けて語りかけるような形式と、詩歌のような独特の音律が印象的な作品でした。

この作品はすごいです。
内容としましては、サッカーの試合の実況だけなのですが……。
笑いやユーモアを追求するため、ここぞとばかりに責めてます。……もういろいろなところからお叱りを受けやしないかと、心配になるほどに……。
ですがその分、この作品でしか味わえない面白さがあります。
ホントに、面白さ、レットカード級です。

それに共感いいますか、誰しも一度は思ったことがあるんじゃないかということを表現してくれていて、ちょっとスカッとします。

面白いので、ぜひぜひご一読ください。

本作はタイトルをウィットの効きまくった皮肉や風刺に見事に落とし込んでいます。

これなら沈むときも笑っていられるでしょう。

ユーモアのセンスがある人は、知性の塊なのだと思います。

この前向きさ（？）こそ全人類が手本とするべきものです。

みなさま、どうかその笑顔を忘れないでください。