もしもし…わたし◯◯さん…… 【背筋も凍るホラー?】

「ねえ、知ってる? メリーさんって都市伝説」


「うん、知ってるよ。何度も電話が来て、その度に近づいて来るんだよね? そして……最後は…… キミの後ろにッッ!」


「キャッ! もう! やめてよねッ! ……あれ、非通知で着信が来てるわ? 誰かしら?」


 ── ピッ


『…… もしもし

    わたしペリーさん

     今、浦賀沖にいるの

      カイコクシテクダサイヨー』


「キャァァアア!! ……え? ペリー?」


『…… もしもし

    わたしペリーさん

     今、海上自衛隊に捕まっているの

      タスケテクダサイヨー』


「捕まっとる?!」


『…… もしもし

    わたしペリーさん

     今、強制送還されてるの

      トンボガエリダヨー』


「何しに来た?!」


『…… もしもし

    わたしペリーさん

     今、漂流してるの

      オナカスイタヨー』


「ペリーさんが危機!」


『…… もしもし

    わたしペリーさん

     今、わたしはどこにいるの

      リクガ ミエタヨー♪


「ペリーさん、助かったぁ!」


『…… もしもし

    わたしペリーさん

     今、マチュピチュにいるの

      インスタバエダヨー』


「ペリーがペルーに着いたぁ?!」


 ── その後、ペリーさんからの連絡は途絶えた。

 身の毛もよだつ恐怖体験をお送りしたが、如何だっただろうか?


 ほら、あなたのスマホにもペリーさんから着信が……。


     【オワリダヨー】

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