大きな木 【ブラック童話】
そのまちには おおきな
はる、なつ、あき、ふゆ。
いつでもその
まちでくらす
あるひ、まちのえらい
えらいひとは、まちの
まちのひとたちは、くだものがたべられなくなって、とてもかなしくなりました。
あるひ、やさしいまほうつかいが、そのまちにやってきました。
まほうつかいは、まちの
まほうつかいは えらい
えらい
おこったまほうつかいは、えらい人の おでこに『
すると、えらい人は大きな木になってしまいました。
どうしてそうなったのでしょうか?
まほうつかいは『人』に『十』という、じをかきました。
この2つのかんじを かさねてみてください。
すると、『木』というかんじになりますよね。
これが、まほうつかいのつかった、まほうのしょうたいでした。
––––そのまちには、大きな木がありました。
はる、なつ、あき、ふゆ。
いつでもその木には、たくさんのくだものが みのっています。
おわり。
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