この年齢だからこそ作れる世界です

 童貞をからかわれる少年、からかう悪友、車椅子に乗っているヒロインが起こす物語には、自分が高校生の頃であれば口にしたであろう言葉や行動をちりばめられています。

 ウソともいえないようなホラ、マウント、またプライドとか拒否感とか、十代半ばから後半にかけて訪れるイベントが詰め込まれた様は、成人した人から見ればびっくり箱、直中にいる人にとっては過激なラッピングがされたプレゼント箱に見えると感じました。

 障がい者、元子役など、様々な属性があるが故に、全員が全て肯定されるような事はないでしょうが、それら反発も含めて作品の魅力になっていると思います。

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