恋にバリアフリーは無いけれど

文体の緩急が豊かで、ギャグもシリアスもこなせる技量には脱帽です。
物語は一見すると障碍者との恋物語に見えますが、さにあらず。むしろ心に傷を負った人々の群像劇といってもいいかもしれません。
エピローグまで読んだ方は、清涼感を感じることでしょう。
キャラクターも個性豊かで、文章もグイグイと引き込まれそうな魅力に溢れていました。
何度でも読み返したい。そんな傑作です。

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