ひまわりの氾濫 ―ゴッホの芸術と人に迫る―

作者 いすみ 静江

誰もが知るファン・ゴッホの、知られざる生涯を知る旅へ

  • ★★★ Excellent!!!

突然にただ「ゴッホ」とカタカナ三文字だけを言われても、多くの人は画家のゴッホだろうと察しがつくはず。
それほど有名な彼の人物が、どこで生まれどんな生涯を送ったのか。これはあまり多くの人が知るところでない。
本作の主軸となるのは、まずそのゴッホの生涯。

読者に代わり、知識の旅に出かけるのは若い二人。主人公は菊江さん。パートナーは壽美登くん。

日本に現存する壺と、あの巨匠に関わりがあるのか。調べるうち、ゴッホの見た光景をその目に映すこととなる。
妄想か集団催眠か。不可思議な現象は自分たちの家族にも些かの影響を及ぼす。

他人の人生をなぞり、一つことを深く思い、現実のしがらみに揉まれる。二人は短い期間に、大きく成長を遂げていく。

偉人の生涯を知り、若い二人の恋と成長を愛でる。ひと粒で二度美味しい、入魂の作です。

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