廃棄街に降る奇跡　～天才百合少女が作りし地球最大のゴミ箱～

　天才少女で構成された地球の環境を改善する組織「十三人會（じゅうさんにんかい）」。
　そのトップであるセイナは、自らが作り上げた世界中のゴミを地底で一括処理する超巨大施設を正式運用するよう議長に詰め寄っていた。
　その議長から「実際に施設内を見てくること」という条件で、彼女は宇宙ステーションから地上に下りた。
　施設内は投げ込まれた粗大ごみで荒れ果て、犯罪者や行き場を失った人々が生活していた。
　それに憤慨するセイナの頭に落下物が直撃、記憶を失ってしまう。
　彼女はそこで生活しているヒュイと娘のように育てている少女に救われる。
　記憶喪失と同時に傲慢な性格が消えたセイナは持ち前の知識で人々の健康改善を行いながら周囲に馴染んでゆく。
　

　だがそこで世界規模の大量虐殺を企む計画が進められていることがわかり――――。