学校一の美女と結ばれないと俺が生まれない！？陰キャな高校生だった親父の体を使って、口説き落とせ！～過去を改ざん！人生逆転だ！～

――タイムマシンを作った。

親父が死ぬ間際に放った言葉だった。
別に信じたわけではないけど、最後の言葉を否定することはできなかった。葬儀が終わると俺は実家に帰って、タイムマシンと思われる防音室のような部屋に入り、椅子に座って鍵を回す。

なぜか、俺は高校時代の親父になっていた。

え？　母は高校の同級生なの？　しかも学校一の美女ってどういうことだ！！

なんでイケメンに言い寄られているの？
なんで親父は自虐風のモブキャラやってるの？　母さんの好意に気づけよ！！

マジで頑張らないと、俺が生まれない！！！！
何が悲しくてJK時代の母を口説き落とさなきゃいけないんだよッ！！

おいこら！　そこのアイドルもどき！　人の親を口説くんじゃねぇ！！！！
俺は寝取られ属性はないんだよッ！！！！