概要
【おれはいつでも、美冬のうそを楽しみに待っている】
ゆあん様自主企画の参加作品です。
「筆致は物語を超えるか」【雪を溶く熱】
https://kakuyomu.jp/works/1177354054897819384
おなじあらすじをもとに作品を書き合うという興味深い企画です。
素敵な企画に感謝します!
その町には、十年雪が降りつづいている。
みずからがついたうそに苦しむ美冬のもとに、ある日おなじ年ごろの少女がやって来て……。
「筆致は物語を超えるか」【雪を溶く熱】
https://kakuyomu.jp/works/1177354054897819384
おなじあらすじをもとに作品を書き合うという興味深い企画です。
素敵な企画に感謝します!
その町には、十年雪が降りつづいている。
みずからがついたうそに苦しむ美冬のもとに、ある日おなじ年ごろの少女がやって来て……。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!最後まで読んだとき、あなたは【うそ】の可能性を知る。
十年間雪が降り続く町。人々に【うそつき】として疎んじられていた美冬は一人、町外れの天文台で暮らしていた。彼女はとある事件がきっかけで、【うそ】を唯一楽しんでくれた秋人と疎遠になっていた。
そこに、ヨウコと名乗る少女が現れ、天文台に逗留させてほしいと願い出る。
無駄のない情景描写と抽象的な心理描写。しかし、抽象的でありながらメッセージ性の非常に強い物語になっています。
ところどころに描かれる、論理学的パラドックスと数学的理論を交えたウィットに富んだ文章も心地よいです。
一度読んだら心を掴まれてしまうような、純文学的名作です。 - ★★★ Excellent!!!このレビューの内容は【嘘ばかり】書いています。
【困ったことに】あかいかわさんの作品は読んだ直後にレビューが書けないのです。
硬くて噛みちぎれないようなお話ではありません。
作品から受け取るモノが大きすぎて、咀嚼するためのインターバルが必要になるのです。
【素敵なうそ】の物語です。
読んだ後【わかっている】のに【わからない】不思議な感情に陥りました。
作品の素晴らしさを人に伝えたいのに、言語による処理が追いつきません。
だから、とりあえず読んで欲しい!
読みながら、ひらたすら勝手な深読みをしていました。
物語のカギになる【ヨウコ】は何を示唆しているのかな。とか、
美冬は【展望台で何の星?を見ていた】のかな。とか、
【十年前に降り…続きを読む