★★★ Excellent!!! 朝のコーヒーを飲みながら……。 しびれくらげ タイトルから現代ドラマかな? と読み始めると2転3転コロコロと予想を外してくれます。個人的に、短文の文章スタイルが好みですね。 1000文字とすこしの超短編なのですが、短いなかで濃い時間を楽しめますよ。 レビューいいね! 1 2020年7月31日 06:22
★★★ Excellent!!! まるで人生、みたいなお話。 國枝 藍 素敵な短編です。 人を好きになって同じ時間を過ごすということは、自分の中にその人が混ざるということなのでしょうね。 甘いものだけではなく、苦いものも混ざってしまうけど、それは何も混ざらないことより、ずっとずっと幸せなことなのだと思います。 レビューいいね! 1 2020年4月23日 05:20
★★ Very Good!! やさしい魔法にかかったら 夏野けい カフェオレはコーヒーともミルクとも違う。コーヒーほどの刺激はないけれど、ミルクよりは大人の味。 主人公の痛みはきっと消えない。でも、ふたつがまざる魔法をかけたら、苦さはやわらいで新しい味がうまれる。 その魔法のやさしさが心に残った。 レビューいいね! 2 2020年2月7日 23:25
★★★ Excellent!!! 大切な人との思い出はカフェオレに宿る ザンブン カフェオレを介して私の前に現れる君。 背景の少ない描写なのに、壮絶なストーリーの1ページを切り取ったかのように感じました。 短い文の中に、胸が締め付けられるようなドラマが凝縮されていました。 こういう見せ方は短編だからこそだと思います。 皆さまもせひ 『カフェオレと君と私』 をご賞味あれ。 レビューいいね! 1 2020年2月5日 15:32
★★★ Excellent!!! 混ぜ合わせる前に一つ、コーヒーの話をしようか 詩一 コーヒーには様々な淹れ方がある。 ペーパードリップ、ステンレスドリップ、フレンチプレス、サイフォン……。 弾き方にも種類がある。 細挽ききなのか粗挽きなのか。 焙煎にも度合いがある。 浅煎り、深煎り。 豆にも種類がある。 どこの国のどこの山で取れたのか。 では、どれが一番美味しい淹れ方で、美味しい挽き方で、美味しい焙煎で、美味しい豆なのか。 グレードというものもあるが、最終的にはどれが「美味しいと感じるか」ということになる。 つまりは、好みの問題というわけだ。 好みが見つかると、コーヒーを飲むのも楽しくなってくる。 しかしながら生きていると、まあどうにも好みではないというものにも出くわしたりする。 到底受け入れがたい、苦み、エグみ、酸味を味わってしまうときだってある。 あまりの嫌悪に、吐き出してしまうかも知れない。 でも、コップに注がれたそれを、飲み干さなければいけないとして、どうすればいいだろう。 さて。 ここに、温めたミルクがある。 それを、直視しがたい好みではない味のそれに注ぐ。あなたが少しだけ飲んでくれたおかげで、ミルクの分のスペースは空いているからね。 そして、こうやって、スプーンを差し込んで、ゆっくりと回す。回す。 そうして飲んでみると、どうだい? 苦みは深みに、エグみはコクに、酸味は瑞々しく感じないかい? これがカフェオレの魔法。 この作品があなたにかける魔法。 さあ冷めてしまわないうちに、一杯どうぞ。 レビューいいね! 6 2020年1月16日 23:09
★★★ Excellent!!! 詳細な説明の一切いらない、ただ愛おしく温かい物語。 aoiaoi あれこれと詳細な説明の一切いらない物語って、あるんだなあ。そう思いました。 甘い、苦い。痛い、悲しい、愛おしい。 全ての感情が溶け込んだ、熱いカフェオレ。 ただ、胸が、ぎゅううっと。 この上なくシンプルで、淡々と——それでいてどんな詳細な描写よりも一言一言が胸に訴えかけてくる不思議。 静かに湧き上がる熱いものに、胸が震える掌編です。 レビューいいね! 1 2020年1月15日 17:53
★★★ Excellent!!! 読んですぐに「もしや……」と思う。でも最後まで読んでしまう。 宇部 松清 読んですぐに、「もしや……」って思うんですよ。まさかそんなことはないだろうって思いつつも、でも読み進んでいくうちに確信に変わるわけです。でも、だからといってそこでやめようとは思わない。 この2人がどのような結末を迎えるのか、きっと幸せであることを願いながら、読まずにはいられませんでした。 レビューいいね! 1 2020年1月14日 11:37
★★★ Excellent!!! 仄かな苦みを添えて、混ざり合うミルクとコーヒー 松尾 からすけ カフェオレを飲んでいる彼女の元に帰ってきたのは愛する恋人。気安い口調で話しかけてくる彼に彼女は何とも言えない表情で応える。何気ない会話に思えるが、それはどこか寂しさを匂わせるものだった。 彼が好きだったカフェオレ。苦みと甘みを混ぜ合わせて作り出すそれは、どことなく人生を思わせる。だけど、今回ばかりはコーヒーの分量が少し多かったかもしれない。口の中に残る苦みは、そう簡単に消えるものではない。 この作品は「嬉しい」や「悲しい」といった言葉を使わず、巧みに感情の機微を表現しています。淡々と繰り広げられている会話が寂寥感を醸し出していて素晴らしいですね。 カフェオレが飲みたいという彼に「わかった、じゃあ、作る。お願いだからそこにいてよね」と答える彼女。このセリフにこそ、彼女の思いが込められているような気がしました。 寂しい理由も苦い理由もカフェオレを選択した理由も、読んでみればわかります。 二つのものが一つに混ざり合って生まれたものはなんなのか? この小説を読んでそれを確かめてみてください。 レビューいいね! 2 2020年1月13日 12:15
★★★ Excellent!!! タイトルに納得! 味わい深いカフェオレのようなお話 babibu 暖かくて、少し甘くて、少し苦い、そして味わい深くもある。 本当にカフェオレのような物語でした。 最後に発覚する嬉しい出来事をどう解釈するのかを考えるのも楽しい時間でした。 レビューいいね! 1 2020年1月13日 11:04
★★★ Excellent!!! 還らないで欲しいから…… 高遠まもる 意図的に、チビチビと飲むカフェオレです。 展開も結末も、勘の良い方なら、すぐに察しがついてしまいます。 でも飲み始めると……思っていた以上のカフェオレの味の良さに、飲み終わりたくなくなって、ゆっくりじっくり飲んでいきたくなります。 そして、飲み終わると思わず、その味をもう少し味わいたくておかわりしたくなるでしょう。 つまりは、そんなお話……。 レビューいいね! 1 2020年1月12日 23:49
★★★ Excellent!!! なんとなく、寂しいところが、いいところ。 キタハラ 心地よいショートショート作品です。 雨月物語を連想させますし、こういった作品はわりとよくあるという印象をうけるかもしれません。 実際たくさん読んだ気がします。 ですが勘所を押さえ、読者に空想の余地を与えていることで、とても広がりのあるものとなっています。 なんとなく寂しいところも素敵です。 レビューいいね! 5 2020年1月10日 17:19
★★★ Excellent!!! 感動と切なさ。二度と帰らないモノもあります。大切な贈りモノがあります。 BO-ZU 短いです! 早く読むことができる人なら1分程で読破できます。 文章が不足していると言う方もいるかもしれません。 ですが、個人的にはこう考えました。 与えられた情報から我々読み手に想像の余地を残してくれていると。 明確な答えばかりが、物語ではないと思います。 書き手が与えてくれた物語から受け取ったものを広げることも、物語の一部になり得ると思います。 この作品は、そんな刺激を与えてくれました。 是非とも多くの方に読んで欲しいです! レビューいいね! 2 2020年1月10日 13:53
★★★ Excellent!!! 唐突なラスト?いや、短い話だもう一度読もう。ガラッと印象が変わるから。 花田春菜 まず、わたしの読解力を高い棚にあげてから、お話ししようと思う。 最初に読んだ時、なにかラストに納得出来ないものを感じていた。 唐突にそのラストなの?そんな思いを。 その後、短いお話だからともう一度読み直してみたら… えっ!そういうこと!?えっ!!??? 「2つを混ぜ合わせて1つを作るなんて、まるで人生みたいだな 」 まさにこれ。 カフェオレにやられた…! ここまで来て、あたたかな恋愛とそこに横たわる悲しみ、そして希望などが一気に見えて胸が熱くなった。 一度読んで響かないなら、2度読んでみて。 「2つを混ぜ合わせて1つを作るなんて、まるで人生みたいだな 」 この言葉を、体感して下さい! レビューいいね! 1 2020年1月10日 02:34
★★★ Excellent!!! じっくりと味わって 野々ちえ 帰ってきた彼のために、コーヒーと牛乳を混ぜ合わせてカフェオレを作る。二人で飲む、ほんのひとコマ。 そんな、さらりと読める掌編ですが、そこで流してしまうのはちょっともったいない。ぜひじっくりと、言葉のひとつひとつを味わってほしいお話です。 レビューいいね! 1 2020年1月9日 18:10
★★★ Excellent!!! 懐かしい味、もう誰も失いたくない コノハナサクヤ 2020年1月、第三次世界大戦という言葉がネット上でトレンドとなっている今だからこそ。 余計に切なくて、じわりと胸に沁みてきたお話でした。 牛乳と珈琲、その二つを気に入った割合で混ぜたカフェオレを飲む。 そんなささやかな楽しみがある日常がいかに大切だったか思い知る感じです。 還り際に彼から渡されたプレゼント。 それは奇跡であり希望です、泣けました。T_T レビューいいね! 1 2020年1月9日 13:31
★★★ Excellent!!! カフェオレは人生 味噌 「カフェオレが人生?」 タイトル見たら、そう思われてしまいますよね。 でも、読んだ後アナタも私みたいに「うん、カフェオレは素敵な人生だ」って、思ってしまうかも。 甘く、苦く、そして切ないけど心が温かくなる作品です。 レビューいいね! 1 2020年1月8日 07:54
★★★ Excellent!!! そして君はカフェオレを…… 近藤銀竹 フレーズの一つ一つが詩的で心に迫ります。 前半はひんやり、後半は暖かく切ない気分になりました。 レビューいいね! 1 2020年1月7日 22:25
★★★ Excellent!!! 少なくとも二回は読みましょうか。 まったく読書できてないとうふ 二回、もっとでもいいんだけど、少なくとも二回。 そうしたらわかると思うんです。 プレゼントを贈った彼の、その言葉の深さが。 一回目、しみじみカフェオレのほろ苦さを味わって、二回目。彼の帰ってきた意味がわかったら、もう涙が止まらないんですよ。 レビューいいね! 2 2020年1月7日 09:32
★★★ Excellent!!! 日常×非現実 聖願心理 ぶっ飛んだ感じと日常がうまく混じってて良かったです。 地の文がリズム良く簡潔なので読みやすいです。 カフェオレでこんな作品が出来上がるなんて思いませんでした。発想が素晴らしいです。凡人なんかには思いつきません。 カフェオレってこういう風に見れるんですね……。 他にも色々言いたいんですけど、なんせ1000字ちょいの短編なんで何を言ってもネタバレになっちゃいますね。 さあ、読みましょう。 レビューいいね! 1 2020年1月4日 14:34
★★★ Excellent!!! 簡単に時間かからず読めちゃうけど!!でも。。 @Railsei01 夢見心地なストーリーのスタートから、 主人公の戸惑いが自分と重なり、 ああ、恐らくまた逢えなくなるんだよね? って想像しながら読み進めました。 ラストはその想像以上で、心が暖かく(*^^*) 素敵なお話を読ませて頂きました♪ レビューいいね! 2 2020年1月3日 13:58
★★★ Excellent!!! ミルクとコーヒーの混ぜ具合 坂井令和(れいな) カフェオレの使い方がうまいです。 印象的な台詞。 切なくと、未来のあるお話でした。 レビューいいね! 2 2020年1月2日 20:51