概要
妖怪たち暮らす平凡な日々
妖怪が当たり前にいる世界。当たり前過ぎてもはや害虫害獣扱い!?ごく平凡な生活の傍にいる妖怪たちとの暮らしを綴る、暮らしの手帖。春夏秋冬、妖怪と共に暮らし共に生きる。そんな世界を覗いてみませんか?カクヨムコン書き下ろし短編。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!個性の強い妖怪たちと暮らす、春夏秋冬。
とても素晴らしい作品です。
下記のような方におすすめします。
・ほっこりしたい
・人と妖怪の交流が見たい
・マニアックな妖怪が好き
・ユーモラスな話が好き
・個性的なキャラクターが好き
・生活感のある雰囲気が好き
・一人暮らしで寂しい
・季節の移り変わりを丁寧に味わいたい
・風変わりな世界観を楽しみたい
春、夏、秋、冬で1話ずつと、最終話。
5つの短いエピソードが集まってひとつの物語になっています。
そのひとつひとつを思い出すたび、胸がじんわりと温かくなります。
ひとつの季節につき、それぞれの妖怪が登場します。
妖怪たちは皆、個性的で、一癖も二癖もあり、どこかリアルな存在感があります…続きを読む - ★★★ Excellent!!!春夏秋冬、巡る季節と新たな出会い
主人公は母を亡くし、古い家屋を受け継いだ青年、御手洗十三(トミー)です。
近頃、家の中で『小豆はかり』という妖怪の声に悩まされ、市役所の妖怪駆除課を訪れました。訪れてびっくり、小豆はかりと思っていた妖怪は『小豆はかり』ではなく実は『小豆とぎ』でした。
何が問題かって? 2つの種族には明確な違いがあるのですよ。詳しくは本編をお読みください。
市役所に駆除課があったり、妖怪のことを担当する部署があるというアイデアが面白いですよね。楽しいな、楽しいな、と思いながら読み進めました。
楽しいばかりの作品じゃなくて時にはしんみりとするテーマも含まれています。
死を通して知る、生きるということ。
季節と…続きを読む