第3話 性格が変わりました

 私は10年喫煙者10年禁煙者です。

 結論から言うと、タバコは性格を変えると思います。タバコを吸うと落ち着く。これは正直、そう思います。禁煙者になって一番困っていることは、気持ちが慌てた時やイライラした時に気分を変えれるものが無いと言う事です。タバコを吸っていた時には、タバコを吸うことで気分転換出来て居たのですが、禁煙者となってから気分転換が出来なくなってしまいました。

 喫煙者の頃は、温厚な人間だった私は禁煙者になってからは感情を表に出してしまう感情的な人間になってしまいました。

 10年経った今は、タバコを吸うためにその場を離れる行為が自分を落ち着かせる効果があることに気付き、その場を離れる理由さえあれば落ち着ける事に気付き、ティータイム的な行動を心掛けていますが、タバコがあれば自然とそういった自分の時間が作れるので、無駄に感情を表に出すことは無く、温厚な人間で居られました。

 強引にティータイム的な事を言っていますが、タバコ以外で1人になれるものが今でも思いつきません。喫煙所でタバコを吸う喫煙者は、イライラが継続しません。だって、間が取れるから。ピッチャーマウンドに行くコーチみたいな感じ。

喫煙者の上司は間が取れるから、お互いいい関係を取れます。

しかし、禁煙すると、性格が変わってしまうと言うのは覚悟が必要です。

 そういった効果で、喫煙者だった10年は温厚な人間でした。待たされる事もタバコがあれば苦ではありませんでした。私はタバコにより、温厚な人間になっていた事で少なからず彼女にも恵まれたのかも知れません。

 そういった意味では、私がタバコを始めた目的は達成して居たのかも知れません。

 しかし、所詮タバコで作られた虚像である姿を維持することがノーリスクであるハズがありませんでした。本数はだんだんと増えていき、長い長い頭痛との戦いが始まる事になりました。。

 

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