第20話 禁煙失敗しました。
私は、10年喫煙して10年前に禁煙しました。
禁煙に至るまでに様々な方法を試してきました。大袈裟に言うと、
10年喫煙したのは、禁煙失敗し続けて10年経ってしまった
からです。
病院に禁煙治療を行ったりはしませんでした。今は、そこら中で見かけますが、私が喫煙していた頃はあまり見かけませんでした。
なので、私は専門知識の無い人達のとのコミュニティの中でしか禁煙という課題に取り組んできませんでした。
もしかしたら、専門知識のある方々と取り組んでいたら、もっと早く解決したのかも知れません。
私は少しひねくれた人間で、
「頑張っている」
と、周りから見られるのを恥ずかしく感じます。テスト勉強をしてないと答える側の人間です。
余裕でこなしているのがかっこいと思っていました。かっこいから、喫煙を始めたので、あの頃は、かっこいと思われたいと常々思っていました。
そもそも男ってそんなものかも知れませんが。。
なので、
「禁煙を頑張っている」
って思われる事に関しては、受け入れられませんでした。
喫煙していた頃も、
「いつでも禁煙出来るけど、今はやらない」
と言っていました。
禁煙出来ない人は意志が弱いと思われる風潮があり、禁煙失敗を周りに伝わらない様に禁煙失敗を繰り返していました。
禁煙は、そんな変なプライドとの戦いでした。
私が禁煙出来たのは、
周りの人達に禁煙してると言わなかった事
が大きかったと思います。
話を戻しますと、私は、ロジック変更禁煙に失敗しました。
タバコが吸いたくなったら、別の事をする
っと行った禁煙法でした。
私は、タバコが吸いたくなったら、飲み物を飲む禁煙法にしました。
しかし、これが失敗でした。飲み物を買う為に、コンビニに行ったり、会社で言うと自動販売機まで行くと必ず近くに喫煙所がありました。
どうやら、日本は飲み物とタバコは近いところにあるみたいです。
ロジックを「飲み物を飲む」にしてしまったのが、最大の間違いでした。
次に、恐怖心禁煙法に失敗しました。
タバコを吸うときに必ず、
「タバコを吸うとこのように不健康になる」
といった、写真の様なものを見る様にしました。肺が真っ黒になった写真とかです。
しかし、今まで大きな病気になった事の無い私には、どんな写真を見ても実感が持てませんでした。
正直、すぐに実感が持てるぐらいのものであれば、きっかけにはなったかとは思いますが、どれも今すぐタバコをやめようと思えるものはありませんでした。
私が見た写真は、
吸い続けたらこうなる
とか
一度吸ったら、正常に戻るまでかなりの時間がかかる
といった写真でした。
写真を見た感想は、
「いつかタバコをやめればそうならない」
「既に吸っている私には手遅れ」
と思ってしまいました。
次に、タバコを吸うために何かしなければならない禁煙法でした。
私は、夜帰宅する前にタバコが残っていても全部捨てて、吸いたくなったら買いにいかなければならない禁煙法にしました。
これは、まったく意味なかったです。
ただお金がかかっただけでした。
昔は、ジュースと同じ様に誰でもどこでもタバコは買えました。吸いたくなったら、買っちゃうだけでした。
タバコを吸う事は想像以上にコストがかかるものです。
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