第8話 結局
私は10年喫煙してきました。幸い今ほどタバコは高くなく、220円ほどのタバコを吸っていた気がします。夜にタバコを切らして、今みたいにコンビニにATMは無くて、200円しか無くって、HOPEを一箱買うだけの為に10分ほどのコンビニまで自転車で行っていたのを思い出しました。
今のタバコの原価は1本5円以下と聞いたことがあります。400円で買ったとして1本20円の計算になりますが、半分は税金です。約10円は税金と考えても間違いないでしょう。タバコの税収は2兆円ちょっとで、数年も前から大きくは変わっていません。つまり、喫煙率が下がれば値上げして少ない人数から沢山の税金を取って税収をキープしています。少し視野を広げてみると、2兆円の半分以上は地方タバコ税なので国には0.9兆円ほどになります。日本の税収は60兆円、そのうち0.9兆円は喫煙者に支えられています。思ったほど高くないというのが私の認識です。タバコ漬けにしたことろでこの程度の税金しか集められて無いのであれば、必要ないのじゃないか?むしろ、タバコによる肺がん等の健康被害があった場合、当然治療費が使われますし、禁煙治療にも当然税金は使われているでしょう。タバコで税金を稼ごうとしたけど、うまくいかなかったから税金対策はどっかで方向転換したのじゃないでしょうか?
医療費の増大で税金が上がる背景には、たばこによる健康被害の穴埋めが含まれているのではないでしょうか?タバコを禁止にすれば医療費が減る様な事は無いでしょうか?
タバコを吸わない人もタバコを吸う人の治療費を払っている構図が出来上がってしまっています。
経済的に考えて来ましたが、結局タバコはタバコを作る人と吸う人だけの小さい世界の経済圏だけで成り立って居るように見えて、それからはみ出た不健康者を吸わない人が支えていると言うのが、日本です。
優しい国民ですね。
日本人はタバコに理解がある人種です。タバコを吸うことに寛容でした。昔は会社のデスクでもどこでもタバコが吸えました。また、それを回りは容認してました。日本は民主主義では無く、結局多数決で全てが決まる多数決主義国なので、その時は喫煙者が多かったからかも知れません。副流煙に苦しめられいるなんて、その時は、気付きませんでした。最近、喫煙者と一緒に車に乗りました。
それで私は色々と気付かされました。
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