第29話 必要悪かも
私は、たばこを10年吸い10年間禁煙しました。
こないだ、テレビで
「たばこは百害あって一利無し」
と言っていました。
10年間吸って来た感想を述べると、
「そこまで悪いものではない」
と思います。
今まで吸った事が無い人にとっては、健康上の理由という一面がインパクトが大きすぎてそう感じてしまうのは仕方ないと思います。
以前も書きましたが、私もたばこによって、健康上かなりのダメージを負って来ました。バファリン様を崇拝するまでになりました。このコロナ禍の中で注目されている、咳なんて毎日毎日してました。
冷静に考えると、肺にかなりのダメージがあったのは、間違いありません。たばこは健康上良くありません。
しかし、現在の人間社会は悲しいですが、それだけでは生きていけません。
生きていく為には、お金との関わりや他者との関わりが必須なんです。
そういう意味では、タバコに救われた面もありました。
今回のコロナ禍で、たばこに関するニュースを確認すると、喫煙者が感染する可能性も高く、重症化しやすいという報道があるにも関わらず、販売自粛要請等は一切出ない事には、やや違和感を感じました。
コンビニから灰皿が消え、吸う場所に関する自粛はありましたが、それも、ややコンビニによる、アピールや、やや社会実験の様な気がしました。
会社でも、タバコを吸う為にコンビニに行って、コーヒーを飲みながらタバコを吸う人達は、コンビニに行かなくなりました。
100円のコーヒーの売り上げは間違いなくダウンしたと思います。
ただ、タバコ過敏症の私は、入りやすいコンビニになりました。灰皿との関連性は、薄いかもですが、お昼時の駐車場占領も少なかったと思います。
また、コロナ禍で病院に行く人も減り、病院が赤字で経営出来ないとの現象が起こっています。
たった数ヶ月での判断はあまりにも短絡的だと思いますが、ある程度の不健康者が居ないと今の日本の医療体制では成り立たないのでは無いでしょうか?
もしかしたら、これを機に禁煙する人が増えると日本の医療は赤字で崩壊してしまうのでは、無いでしょうか?
禁煙したら、健康になるのは間違いありませんし、個人的に支払う医療費というのは、減るのは間違いありません。
少なくとも私は、頭痛で通院した医療費と、バファリン様の代金等は減りました。
もし、今の喫煙者がみんな禁煙したら、直接的な収入のタバコによる税収の他にも、患者数の減少や、コンビニ来店者の減少が起こり、経済損失は大きくなるでしょう。
大袈裟にいうと、これ以上タバコがなくなれば回らなくなる世の中になってしまっているのではないのでしょうか?
タバコはひょっとしたら、もはや必要悪なのではないのでしょうか?
コロナ禍と経済と同様に、タバコと経済について考えさせられました。
第30話では、タバコが無くなって10年経った未来をシミュレーションしてみました。
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