この物語が、君のそばにいるよ。

主人公が強くてかっこいい、女の子にモテモテっていう小説(しょうせつ)は多いよね。

でも、そういう小説を読んで、君の心は震(ふる)えたかな? 誰(だれ)にも分かってもらえない悲しい気持ちを、語ってくれたかな?

この『現の悪魔(うつつのあくま)』は、そんな「君」のために書かれたファンタジー小説だよ。

親がいない。友だちからいじめられている。大人たちの言うことが信じられない。言葉にならないモヤモヤがある。体が弱い。

この物語の主人公ルーツも、君と同じ悩(なや)みを抱(かか)えてる。

だからさ、試(ため)しにチラッと読んでみてよ。
もしかしたら、読むのが止まらなくなっちゃうかもしれないよ。

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