弱き者が希望へと歩む、“王道”の旅路。

魔法の異世界で、魔法を使えない少年、そして孤独な少女。
“持たざる者”の悲哀、失敗と劣等感、苦しみと辛さ、弱さの自覚。
それでも希望を求めて、自分にできるやり方で、一歩一歩……
そして小さな幸運を、ひとつ、またひとつと手にしていく。
派手さはなくても 力強く、じんわりと共感できるお話です。
この少年と少女の果てしない旅の道は、まさに物語の“王道”。
“私たちの現実に最も近いファンタジー”かもしれませんね。

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