概要
大人だからこそ、大切な想いがある。
三十五歳の誕生日を迎えた珠希は、友人知人を集めたバースデーパーティーを企画してもらう。久しぶりに会う友人や元カレたちの顔を見て、大人になった実感を得ながら独身でいることの虚しさを味わう。毎年バースデーメッセージをくれる高校時代の友人と合流して話が盛り上がり、メッセージのお礼を言うと、彼女は知らないと言う。珠希は、意を決してメッセージの差出人を探しすべく、パーティー会場を走り回る。
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