概要
ねがいの代償は命。ポイントがゼロになったら死あるのみ
【書籍化】【カドカワ読書タイム 恐怖はSNSからはじまったアンソロジー書籍収録作品】2020年8月28日発売。電子書籍も同時発売。
最高の死ぬまでの時間を俺は求める!!
自殺願望のある高校生の俺は、SNSで「ねがいの館」の館主と出会う。
なんでもねがいをかなえてくれるらしい。ポイント制でゼロになると死ぬらしい。
美少女の彼女をねがい、彼女とデートし、添い寝し、旅行をする。そのたびに、課金制のようにポイントが減少する。とうとう残り少なくなったポイント、そのとき、あと何日分の命が残っていたのだろうか?
ポイントを低いと感じるのか、高いと感じるのか、命のポイントの重さは本人の考え方次第だということなのです。後悔すでに遅し。
最高の死ぬまでの時間を俺は求める!!
自殺願望のある高校生の俺は、SNSで「ねがいの館」の館主と出会う。
なんでもねがいをかなえてくれるらしい。ポイント制でゼロになると死ぬらしい。
美少女の彼女をねがい、彼女とデートし、添い寝し、旅行をする。そのたびに、課金制のようにポイントが減少する。とうとう残り少なくなったポイント、そのとき、あと何日分の命が残っていたのだろうか?
ポイントを低いと感じるのか、高いと感じるのか、命のポイントの重さは本人の考え方次第だということなのです。後悔すでに遅し。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!皮肉な結末。人生について考える。
死にたい。
そう思ってる人は多いことだろう。
でも、よく考えてみて欲しい。
死ぬ前にしたいことは本当にないのか。
この物語では、主人公はそのことに残念ながら最後の方で気付く。
ポイント制で夢が叶う。それは自分の寿命を使って叶える夢。主人公は死にたいと思っていたが、ポイントを使う、つまり死に近付くごとに生きたいと思うようになる。
でもそれでは遅すぎた。
寿命を使って夢が叶うならやってみたい。
そうも思わせられる反面、残りの寿命があとどのくらいか分からないで叶える夢は怖い、それなら生きて自分で叶える努力をした方がいいのかも……。と悩んでしまうお話でした。
ネタバレですみません。