概要
そこには売れない物書きたちが集まる
「私がバイトしている書店には、作家の幽霊たちが化けて出る。それも夏目漱石や太宰治などではなく、全く無名の三文作家たちだ」
神保町の外れにあるアオユリ書店。
そこは売れたい願望を持ちながら死んだ作家幽霊たちの溜まり場だった。そこでバイトをする私(荻野ハルカ)は、事あるごとに騒ぎ立てる作家幽霊たちとの楽しくもない日々を送っていた。
そんな日常の中で、ある日「自分の作品の続きを書いてもらいたい」という風変わりな幽霊からの頼みごとを受ける。
聞くと、どうも自分が書いた作品の結末が気にくわないらしく……。
個性豊かな幽霊作家たちとの中編ファンタジー。
◇◇◇
登場人物
荻野ハルカ……アオユリ書店でバイトする女子大生。kの書店で働くようになってから、厄介な幽霊作家た
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