第25話 謎の夢

 また悪役令嬢ガブリエルはとある城の中にいる。

 長い廊下はどこまでも続く。

 ドアは見当たらない。

 歩いていると目の前に黒のドレスを着ている女性に出会った。

「ねぇ、ここはどこなの?」

 ガブリエルはそう言った。

「ここは私の世界なのよ」

 女性はそう言った。

「早く帰りたい」

 ガブリエルはそう言った。

「私は王族の女性、あなたならきっと大丈夫」

 女性はそう返した。

「だから、なんのこと?」

 ガブリエルはそう言って振り返る。

 黒のドレスを着ている女性が目の前に立っている。

 そこで、ハッと目を覚ましたガブリエル。

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悪役令嬢はとりあえずフラグをフンッ! とへし折っていく(連載) 野口マッハ剛(ごう) @nogutigo

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