第10話 白馬の王子はケダモノ?!
「それなら走らせて見せよう!」白馬の王子はそう言って馬を全速力で走らせる。
うしろに乗っていたガブリエルは王子の腰に手を回している。
ポツンと姉エルモは取り残された。
「ふはは! どうだ? ガブリエル?」
「ちょっと待って! 止めてよ!?」
そう言われて、白馬の王子は馬を止めた。
ヒョイッと降りたやんちゃ令嬢ガブリエル。
白馬の王子も馬から降りる。
「あれ? ここはどこなの?」ガブリエルはそう言った。
「ここは山の中、さあ、ガブリエル? おいで?」王子は何か怪しい。
「やだ!」やんちゃ令嬢ガブリエルは拒否した。
「フフ、おとなしくおいで?」王子はケダモノである。
「うるせー! このロリコン!」やんちゃ令嬢ガブリエルはそう言った。
「よろしい。ならば力ずくだ!」そう言って王子はガブリエルに飛び掛かった。
しかし、やんちゃ令嬢ガブリエルは王子の鼻っ面にグーパンをかましてからの股間を一撃に蹴りあげた。
「ふんぬ~~……!?」王子は情けない声をあげながら地面で男にしかわからない苦痛にのたうち回っている。
「フンッ! 失礼しちゃう! とんだケダモノ王子ね!?」やんちゃ令嬢ガブリエルはそう言って、一人歩いて帰って行った。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます