概要
睦月に咲く桜は、君のために咲く、僕らだけの桜だ
少年と少女は愛し合っていた。互いに自分よりも大切なものとして。しかし、少女は重い心臓病を患っていた。長く生きられない運命を背負った少女は、互いに互いの存在が大きくなっていくことを感じていた。そして、自分が死んだときに、残された少年はどうなってしまうのかと。
だからこそ、少女は少年を突き放し、少年の前から消えた。少年は少女を失った悲しみと、引き留めることのできなかった自分の情けなさに押しつぶされていくのだった。
そして数年後、少年は失ってしまった大切なものを再度拾うために立ち上がる。周りに背中を押され、いろいろな想いが交差していく中、少年はただまっすぐに少女を想い、進んでいく。
あの日病院から見た桜を思い出しながら。今度は二人で、見る約束をかなえるために。
だからこそ、少女は少年を突き放し、少年の前から消えた。少年は少女を失った悲しみと、引き留めることのできなかった自分の情けなさに押しつぶされていくのだった。
そして数年後、少年は失ってしまった大切なものを再度拾うために立ち上がる。周りに背中を押され、いろいろな想いが交差していく中、少年はただまっすぐに少女を想い、進んでいく。
あの日病院から見た桜を思い出しながら。今度は二人で、見る約束をかなえるために。