第31話 師匠
やあ、来たね。前回はどこまでやったんだったかな?
ああ、ここだね。課題は終わった?よし、良い感じだ。さっそく答え合わせをしていこう。
だいぶスコアが伸びてきたじゃないか!一緒に作った虎の巻をしっかり読み返してるのがよく分かるよ。
さあ、今日はライティングの章だ。ライティングは一番厳しい戦いになる。丸一日試験室に詰め込まれて、休憩時間にちょっとエナジーバーをかじって、最後の試験がライティングだからね。
このパートの戦略は、とにかく素早く相手の論旨を掴むことだ。あとは、それに対して反対か、賛成かきっぱり書く。そしたら、なぜならば・・・・・・と続けてやればいい。
いつも通り虎の巻を作ろう。今日のタイトルは、『論旨を掴め!』はい、これにマーカーで線引いて。テキストからコツを抜き出していくぞ。
ここだ。『最初と最後に主張が書かれることが多い』これは、英語論文のベーシックな型が影響している。最初にAという主張をして、なぜならば・・・・・・とその主張の裏付けをしたり、Bという反論があるが・・・・・・と反論を紹介して、さらにそれを否定するデータを見せたりする。最後にもう一度Aという主張を書き直して、プラスアルファの話を付け加えたりもする。
このテストに出題される論文は、ほぼこの形式通りになっているんだ。時間制限があるからね。本物の論文は、必ずしもこの形式に従っているとは限らないよ。なにせ、文化の数だけ話の展開の仕方があるからね。
ああ、話がずれた。とにかく、最初と最後だ。そこに注目して、論旨を見つける。そしてさっき言ったようなやり方で自分の意見を書けば良い。出題された論文の展開を参考にしても良いだろうね。
そろそろ時間か。じゃあ、次のレッスンまでにこの章からこの章まで読んできて。あと、練習問題はこれと、これ。
いいかい、試験に気圧されないマインドを作るんだ!試験をぶちのめせ!以上!
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