応援コメント

すべてのエピソードへの応援コメント

  • (完) 香澄の日記(一〇)への応援コメント

    心理学シリーズとして、とても読み応えがある内容に仕上げられていると思いますし、私自身も勉強させていただきました。これだけの内容をまとめて仕上げるのにはかなりの気力が必要だったと思いますし、登場人物もそれぞれ個性的で小説の味わいを深めていると思いました。

    作者からの返信

     中澤 京華さま

     こんばんは、月影 夏樹です。ご丁寧な応援コメント、ならびに拙作ながら最後までご愛読いただき、本当にありがとうございます。

     おかげさまで心理学シリーズも3作目を無事書き終えることが出来、私自身もほっとしています。思えば1作目を書き始めてから今日まで、1年~2年ほどの時を費やしました。
     舞台がアメリカであること・心理学をベースにしたヒューマンドラマ――など私にとって初の試みばかりでございましたが、とても貴重な体験が出来たと思っています。そして今回の経験について、今後の執筆などで活かすことが出来れば幸いです。

     繰り返しになりますが、最後までご愛読いただきありがとうございます。今後ともどうぞよろしくお願い致します。

  • 香澄の日記(九)への応援コメント

    香澄はトーマスと交わした約束を胸に臨床心理士になることを固く決意し、さらなる一歩を踏み出すのですね。

    作者からの返信

     中澤 京華さま

     こんばんは、月影 夏樹です。応援コメントありがとうございます。

     最終的に少し回り道をしてしまいましたが、香澄にとってこの数年間は有意義な時間でもありました。トムが目の前で他界してしまったという光景を目撃してしまったとはいえ、その事実を受け止めることで、自らの意志で長年の夢だった「臨床心理士」を目指すことを再度心に誓っています。

     今後とも応援よろしくお願い致します。


  • 編集済

    フローラからのお手紙(三)への応援コメント

    手紙の内容からフローラが教育熱心で慎み深く責任感が強いことはよくわかりましたが、トーマスの心のケアを香澄たちに依頼したことにすべての原因があって、その罪を償うためワシントン大学教職員を辞するというのはある意味、香澄に対する甘えのように私は思いました。

    また、仮に香澄にトーマスの心のケアを依頼しなかった場合、香澄の日常にどんな日々が訪れたかは謎で、トーマスのケアのためにマーガレットやジェニファーと協力しながら、ハリソン夫妻と暮らした日々がなくなるということですよね。

    ですから、フローラも一種の固定観念に囚われているようにも思いますし、香澄の失踪事件は香澄が入院しなければならないほどの大変な出来事でしたから、少し仕事を離れて休息するのはフローラにとって必要なことのようにも思いました。

    作者からの返信

     中澤 京華さま

     こんばんは、月影 夏樹です。ご丁寧な応援コメント、ありがとうございます。

     すべてが解決した後にとったフローラの行動については、仰る通り少し無責任とも言えます。事の発端については、フローラとケビンが香澄へトムの「心のケア」を依頼したことが、大きな要因となっています。
     仮にハリソン夫妻が香澄たちへトムの「心のケア」を依頼しなかった場合、彼女たちはごく普通の女子大生として青春の日々を過ごしたかと思います。しかしその場合においては、香澄たちは「命の尊さ」「命の重さ」などを肌で実感することが出来なかったでしょう。
     同時にフローラも心理学サークルを作ろうというきっかけもなかったと思われることから、香澄たちとエリノアの出会いも成立しなくなります。

     またフローラは香澄にとって憧れの人物として描かれていましたが、彼女自身もそう思われることに、どこか息苦しさを感じていたとも考えられます。そう考えると、香澄にとっては非の打ちどころがないように見える女性であっても、フローラもまた一人の悩める人間だったということになります。

     少し長文となり、失礼致しました。今後とも応援よろしくお願い致します。

  • お別れ前の言葉への応援コメント

    入院にはお金がかかりますし、治療にも時間がかかると思うので、患者側のその時抱えている現状なども影響すると思いますが、香澄もエリノアもそれぞれ入院生活を送ることになり、それぞれの病気を受け入れ、治療に励むことになったのですね。

    作者からの返信

     中澤 京華さま

     こんばんは、月影 夏樹です。応援コメントありがとうございます。

     やっと香澄とエリノアも決心がついたタイミングでもあり、彼女たちは過去や自分たちの病気と向き合う道を選びました。それは決して楽な道ではございませんが、香澄たちとエリノアの心が一つになった瞬間でもあります。
     確かに金銭面において今後苦労するかと思いますが、彼女たちはお金では買うことが出来ない一生の宝物を見つけることが出来ました。

     今後とも応援よろしくお願い致します。


  • 編集済

    フローラは突然、行方をくらまし、トーマスの屋敷へと向かった香澄を救うためにとても苦心してプランを練ったと思います。ただ、香澄Bは精神的に打ち砕かれたのだとは思いますが、トーマスのように実際に血を流して死んだわけではないので、たとえ、香澄自身が銃を撃ったのだとしても、無意識の領域でもしかするとホッとしているかもしれませんね。

    作者からの返信

     中澤 京華さま

     こんばんは、月影 夏樹です。応援コメントありがとうございます。

     事前に銃弾を空砲にすり替えていたとはいえ、銃を使用することはフローラにとって最終手段でもありました。最終的に「香澄B」に負けることなく自分を取り戻しましたが、錯乱した香澄は他の方法で命を絶ってしまうという可能性もあったので、フローラも内心は焦っていたと思います。
     ですフローラはトムが目の前で亡くなった場面を間近で見ていたためか、それくらいのことをしないと香澄を救うことが出来ないと思ったのでしょう。

     今後とも応援よろしくお願い致します。

  • マーガレットが香澄の命の危険を真剣に受け止めて、トーマスの屋敷にかけつけてくれたことで、香澄は真の友情に心打たれる面もあったように思いました。

    作者からの返信

     中澤 京華さま

     こんばんは、月影 夏樹です。応援コメントありがとうございます。

     マーガレットの言葉を借りるとすべては香澄を救うためのお芝居ですが、それでも失敗すれば彼女を永久に失うところでもあります。そんな結末だけは迎えたくないというマーガレットたちの強い願いが、香澄を呼び止めることが出来たのでしょう。

     今後とも応援よろしくお願い致します。

  • 対立する親友たちへの応援コメント

    怒りを露わにできるって時には大事なことですよね。わかってもらえない気持ちってけっこう苦しいですから。

    作者からの返信

     中澤 京華さま

     こんばんは、月影 夏樹です。応援コメントありがとうございます。

     マーガレットのように何でも話せる性格であれば良いのですが、どちらかというと香澄はストレスを心に抑え込んでしまう傾向があります。そんな香澄だからこそ、メグのように本音を語ることが出来る相手の存在はとても重要だと思います。

     今後とも応援よろしくお願い致します。

  • 母親から娘への愛情表現への応援コメント

    たとえ、撃たないとわかっていてもフローラから銃口を向けられたことで、トーマスから銃口を向けられた時の記憶が蘇って、香澄は怖かっただけでなく、悲痛な悲しみの記憶も蘇って、心の傷がさらに深まってしまったかもしれませんね。

    香澄はトーマスが亡くなったことへの自責の念を抱えて生きてきたのですから。

    作者からの返信

     中澤 京華さま

     こんばんは、月影 夏樹です。応援コメントありがとうございます。

     さすがの香澄のフローラが自分へ銃を向けるとは思っていなかったようで、普段は冷静な彼女も珍しく感情的になっていますよね。それは香澄にとって悲しい結果となってしまいましたが、そこまでしないと彼女を取り戻すことが出来ない、そう判断しつつも実行に移したフローラの決意も揺るがないものだと思います。

     今後とも応援よろしくお願い致します。

  • バラのような甘く冷たい声への応援コメント

    香澄はある意味、とても頑なになってしまったのですね……。

    作者からの返信

     中澤 京華さま

     こんばんは、月影 夏樹です。応援コメントありがとうございます。

     今の香澄はすべてをネガティブに考えているためか、表面上は冷静さを保ちつつも自暴自棄になっています。その凍えつつある香澄の心には、親友たちの声も届かないのだと思います。

     今後とも応援よろしくお願い致します。

  • フローラの考察への応援コメント

    香澄はまだ無事ではあるけれど、相当、思い詰めているので、安易な判断で犯罪性のある事件に発展しないよう配慮しなければいけないようですね。

    作者からの返信

     中澤 京華さま

     こんばんは、月影 夏樹です。応援コメントありがとうございます。

     香澄のことをよく知り、そして心理学の専門家であるフローラだからこそ出来る、客観的かつ論理的な考察だと思います。ですがそこまで香澄の行動をプロファイリング出来たフローラだからこそ、香澄の手が血に染まってしまう前に止めたいと考えているのでしょう。

     今後とも応援よろしくお願い致します。

  • 鋭すぎる感性への応援コメント

    エリノアは香澄に対する誤解が解けたばかりで、それまで悩み苦しんでいた疲れが出ている状態での香澄の失踪でとても気が張り詰めている上、自分を責める気持ちも生じてしまうので、祈りの気持ちもとても強く、周囲が心配するほどなのでしょうね。

    作者からの返信

     中澤 京華さま

     こんばんは、月影 夏樹です。応援コメントありがとうございます。

     エリノアが「エンパス」(人一倍感性が鋭い人のこと)も関係していますが、それ以上に彼女の香澄に対する思い入れも強いのだと思います。今まで香澄のことを責めていただけに、何としても本人の前で謝罪してもう一度仲直りしたい、エリノアはそのように願っているのでしょう。
     そんなエリノアの気持ちが表情に出てしまったのか、親友のジェニファーや知人のハリソン夫妻らも彼女のことを心配しています。

     今後とも応援よろしくお願い致します。


  • 編集済

    ちょっと話が逸れるかもしれませんが、携帯電話の影響って大きいなとここのエピソードを読んで改めて思いました。例えば、仮に香澄が日記だけでなく、携帯電話も置いて家出したなら、皆、もっと途方に暮れたと思います。携帯のメッセージがどのようなものだったかはわかりませんが、それでも携帯から香澄が何らかのメッセージを送ったことで、まだ香澄が無事であることは少なくとも確認できますよね。

    作者からの返信

     中澤 京華さま

     こんばんは、月影 夏樹です。応援コメントありがとうございます。

     映画やドラマなどでは相手の居場所を特定するために、携帯電話やスマホなどがよく使用される場面があります。その使い方とは異なりますが、家出をする際に携帯電話を持っていったということは、香澄の表向きは相手を避けていたが本心ではそうではなかった、そう考えることも出来るかと思います。

     今後とも応援よろしくお願い致します。

  • 香澄のプロファイリングへの応援コメント

    香澄Bについてはある意味、香澄自身が傷つきすぎてしまって、自分の心を守るため生じてきた一面でもあると思いますし、人は経験に応じて、自分自身の思いがけない側面に気づくのかもしれませんね……。

    そして、香澄はほんとうに一人きりになって、トーマスが亡くなった時の自分の思いに立ち帰りたかったのかもしれませんね。

    作者からの返信

     中澤 京華さま

     こんばんは、月影 夏樹です。応援コメントありがとうございます。

     解離性同一性障害(別名 多重人格)は精神的に大きな負担やストレスなどを抱えた時に発症しやすい症状なので、今回の一件はまさに仰る通り、香澄が自分自身を守るために、無意識のうちに起こしてしまった事件とも考えられます。
     なので極端に言ってしまえば、先日マーガレットとジェニファーの両名が夜中に一人歩く香澄の姿を目撃しなければ、彼女も自分が解離性同一性障害であることを知ることはなかったでしょう。そう考えると、香澄の未来もまた変わっていた可能性もございます。

     そのため表向きは多くのプランを立てて家を飛び出し、かつ自らの人生に幕を下ろすことを決意した香澄ですが、その本心はトムが目の前で他界した時から、彼女の時間はそこで止まってしまったのでしょう。

     少し長文となり、失礼致しました。今後ともどうぞよろしくお願い致します。

  • トーマスの住んでいたお屋敷はトーマスが自殺した場所でもあるので、悩み苦しんでいる香澄の気持ちを思うと、不安がよぎりますよね。皆の祈りの気持ちが早く香澄に届くといいですね。

    作者からの返信

     中澤 京華さま

     こんばんは、月影 夏樹です。応援コメントありがとうございます。

     フローラたちにとって以前は喜びに満ち溢れていたサンフィールド一家が住んでいたお屋敷も、今は不安がよぎってしまう悲しい場所となっています。同時にトムが自ら命を絶ってしまった建物でもあるので、フローラたちの脳裏には少年の二の舞を想像したことでしょう。

     今後とも応援よろしくお願い致します。

  • 四本の矢を一つに束ねてへの応援コメント

    皆の協力の意志が固まり、手分けして香澄を探すのですね。香澄も皆が探しに来ることは少なくとも予測した上での家出のようにも思いました。

    作者からの返信

     中澤 京華さま

     こんばんは、月影 夏樹です。応援コメントありがとうございます。

     ここにきてやっとエリノアとフローラたちの心が一つになった瞬間でもあり、お互いに喜びや悲しみを共有することを誓い合います。同時にそれは自分を見失いつつある香澄の心を救うことにもつながる、エリノアたちはそう考えているのでしょう。

     またフローラたちが自分のことを探しにくることも知った上で、香澄はあえて自室の机に日記を残したとも考えられますね。

     今後とも応援よろしくお願い致します。

  • 恐怖への支配と心の弱さへの応援コメント

    黙っているという時には必ず理由がありますよね。例えば、どうすればいいかわからないというのも一つの理由ですし、伝えた後の影響を考えてという場合もあります。ジェニファーもマーガレットも夜が明けるまで、話し合ったりもしましたよね。

    香澄がいなくなってしまったことは大変ですが、エリノアが香澄を助けようという気持ちになったことは解決に向けての一つの前進ですよね。

    作者からの返信

     中澤 京華さま

     こんばんは、月影 夏樹です。応援コメントありがとうございます。

     目は口ほどに物を言うといいますが、まさに人の心はその言葉通りだと思います。しかも相手が黙っていればいるほど、その心境が目に表れる傾向があります。そう言った意味においては、香澄やエリノアたちだけでなくマーガレットやジェニファーたちにも同じことが当てはまります。
     なお堅苦しい言葉だと「非言語コミュニケーション」とも呼ばれており、目だけでなく腕や足の仕草などからも、相手がどのような感情を抱いているか客観的に把握することが出来ます。

     今後とも応援よろしくお願い致します。


  • 編集済

    香澄の日記(六)への応援コメント

    香澄は自覚症状に悩みながら、家族のように大切な人たちへのメッセージを残し、去ったのですね。とても思い詰めていたことと思いますが、気になったのは実際の両親への言葉が全く残されていなかったのは単に両親はこの件には関係ないから、ノートに記さなかったということなのでしょうか?それとも、思い詰めていたため両親のことは全く記憶から抜け落ちていたということでしょうか?それとも両親宛には別で送ったのでしょうか?

    いずれにしても病状がそれだけ深刻になっているため心を込めて書いているはずの日記の内容も冷静さに欠け、自分自身への呵責の念から生じた感傷的な内容になっているように思いました。

    作者からの返信

     中澤 京華さま

     こんばんは、月影 夏樹です。ご丁寧な応援コメント、ありがとうございます。

     上記の内容についてですが、香澄は自分の両親へ手紙としてお別れの言葉を書き記しており、彼女はそれをバッグへ入れています。ですが本シリーズの舞台は日本ではなくアメリカであり、かつこれまでの物語の中で香澄の両親はほとんど登場していません。なので香澄が両親へ宛てたメッセージについては、作品の中ではあえて触れませんでした。
     しかしそれだと誤解を招く可能性がありますので、「香澄の日記(六)」および終盤の内容を一部追加致しました。そこに香澄の両親へのメッセージを話題にしておりますので、矛盾点についても解決するかと思います。

     今後とも応援よろしくお願い致します。


  • 編集済

    香澄の日記(五)への応援コメント

    マーガレットとジェニファーは避けていたというよりは香澄の夢遊病のことを心配しながら様子を見守っていたつもりだったと思うのですが、香澄にとっては避けられているように思われ、そのことで香澄はさらに心の傷を深めていたのですね……。

    作者からの返信

     中澤 京華さま

     こんばんは、月影 夏樹です。応援コメントありがとうございます。

     マーガレットとジェニファーの両名は特別悪気があって避けていたわけではなく、彼女たちなりの方法で香澄を見守っていました。しかし彼女たちへ強いショックや不信感を覚えている今の香澄にとって、そんな二人の優しさも届かなかったと思われます。
     なので今の香澄の心境については、『命の天秤』第2章におけるトムの心情に似ていますね。お互いに本当の気持ちを知らないが故に、それが心の傷を深めるという、悲しい結果になってしまいました。

     今後とも応援よろしくお願い致します。

  • エリノアと香澄の距離への応援コメント

    エリノアの香澄に対する誤解が解けたのは良かったですが、その一方で香澄はすでに夢遊病を発症するほど思い悩み、ついにいなくなってしまったところですからね……。

    香澄が無事に見つかって、エリノアの心からの謝罪の気持ちが香澄に届きますように。

    作者からの返信

     中澤 京華さま

     こんばんは、月影 夏樹です。応援コメントありがとうございます。

     ケビンとフローラの説得によって、エリノアは香澄と和解することを決心します。ですがその決断が遅かったためにエリノアは拒食症を発症し、香澄は夢遊病と過食症になってしまいました。ですが最悪の結果はまだ迎えていないので、お互いのためにもここは二人のいち早い再会を祈るばかりです。

     今後とも応援よろしくお願い致します。

  • 心が苦しい状態を解放するのってなかなか難しかったりしますが、エリノアは冷静に自分の心境を伝えはじめましたし、自分の気持ちを伝える意志は保っていたのは良かったと思いました。

    作者からの返信

     中澤 京華さま

     こんばんは、月影 夏樹です。応援コメントありがとうございます。

     自分の悩みや弱みを打ち明けた後は心の負担も軽くなりますが、そこにたどり着くまでの道のりが難しいと思います。一人で抱え込まずに誰かに相談することが一番の解決策ですが、教科書通りにならないのが人の心でもあります。そしてその言葉の意味を指しているのが、同じ悩みを持ち苦悩し続けた香澄とエリノアの対応の違いです。

     香澄は最後まで一人で苦悩し続けた結果、夢遊病や過食症などの精神病を発症してしまいます。さらに自暴自棄になってしまうなど、その精神は壊れる一歩手前まで来ています。
     一方のエリノアは拒食症こそ発症してしまいますが、このままではいけないと自分の状態を客観的に把握しています。そして自分の悩みをハリソン夫妻に打ち明けた結果、エリノアの精神的負担は大分落ち着きを取り戻します。

     少し長文となりましたが、以上となります。今後とも応援よろしくお願い致します。


  • 編集済

    エリノアの弱さへの応援コメント

    一人で苦しんでいたエリノアがフローラやケビンに対して心を開きはじめたのですね。今まで一人で抱え込んでいた蟠りや苦痛が少しずつでも解れるといいですね。

    作者からの返信

     中澤 京華さま

     こんばんは、月影 夏樹です。応援コメントありがとうございます。

     このままでは心身が参ってしまうと思ったのか、香澄よりもエリノアが先にフローラやケビンに相談します。同年代の親友ジェニファーには話しにくい話題でも、大人のハリソン夫妻ならまだ話しやすい……エリノアの脳裏にそのような考えが浮かんだ可能性もありますね。

     今後とも応援よろしくお願い致します。

  • 心身の休息への応援コメント

    エリノアは辛い精神状態で休学することを決意するほど追い詰められていたのですね。相談相手もなく、何事もすべて一人で決めなければならなかったのはほんとうに辛かったことでしょう。

    作者からの返信

     中澤 京華さま

     こんばんは、月影 夏樹です。応援コメントありがとうございます。

     すぐ近くに親友や家族がいる香澄(と言っても彼女本人は接触を避けていましたが)とは異なり、今のエリノアの側には頼れる人が誰もいません。そんな心苦しい状況に耐えきれなくなったのか、エリノアはゼミ講師兼カウンセラーのフローラに相談したのでしょう。
     しかしそれは一人で悩みを抱え込まず共有しようという、エリノアなりの前向きな心構えでもあります。

     今後とも応援よろしくお願い致します。

  • 友情と夢の重りへの応援コメント

    香澄が夢遊病になってしまうほど心を痛め、ついにいなくなってしまったのですから……マーガレットもオーディションを前に心配で混乱状態で大変ですね。トーマスの時のことも脳裏をよぎって胸苦しさと動揺でいっぱいだったことでしょう……。

    作者からの返信

     中澤 京華さま

     こんばんは、月影 夏樹です。応援コメントありがとうございます。

     電話をした時にジェニファーがシアトルへいたのに対して、マーガレットは数時間後のオーディションを受けるためカリフォルニア州にいます。ジェニファーの場合ではすぐに香澄の行方を捜すことが出来る一方で、それが出来ないマーガレットの苦悩は計り知れないものがあります。

     お芝居に青春を捧げるほどの夢を選ぶのか、もしくは10年近くの付き合いがある親友 香澄を選ぶのか、マーガレットにとってまさに究極の選択でもあります。

     今後とも応援よろしくお願い致します。

  • 残された香澄の日記への応援コメント

    もうすぐ、夏休みも終わりですし、大学院生として頑張ろうとしていた矢先にずっと姉のように慕ってきた香澄が突然、心の内を記した日記を残していなくなってしまって、先日のこともありますから、ジェニファーは矢も盾もたまらないような気持ちでいっぱいだったことでしょう……。

    作者からの返信

     中澤 京華さま

     こんばんは、月影 夏樹です。応援コメントありがとうございます。

     もうすぐジェニファーの新しい大学生活がはじまろうとした矢先に、不安と孤独に耐えきれなくなった香澄が失踪してしまいます。しかも香澄が失踪した原因に心当たりがあるだけに、ジェニファーの精神状態もいつになく不安定になってしまい、同時に最悪の結果を脳裏に浮かべてしまったと思います。

     今後とも応援よろしくお願い致します。

  • 一つの決意を胸に秘めてへの応援コメント

    皆に迷惑というより、心配をかけているんですけどね。それにこれで最後だとしたら、安心するどころか、さらなる悲しみに繋がることがわからなくてなってしまった状態で、香澄は生きることを放棄しようとしているようですね。エリノアとの仲違いがさらに深刻になった上、夢遊病が発覚したことがきっかけで、生きる気力を失ってしまったのですね……。大変ですね……。

    作者からの返信

     中澤 京華さま

     こんばんは、月影 夏樹です。応援コメントありがとうございます。

     一生懸命トムの心のケアを行いながらも彼は目の前で自殺してしまい、香澄の心に深い傷が残ります。その傷が癒えかけていた矢先にエリノアとの仲違いが起きてしまい、さらに夢遊病を発症したことによって、香澄の疲労はピークに達してしまったのでしょう。
     その結果香澄は自暴自棄になってしまい、ついには自分の命すら軽んじてしまうようになります。しかも香澄は頭の良い女性なので、それが余計に彼女を混乱させているのだと思います。

     今後とも応援よろしくお願い致します。

  • 二人の考察への応援コメント

    マーガレットもジェニファーも香澄のことを真剣に考えて夜を明かしてしまうほど議論しても結論が出ないほどの心配と不安と恐怖を抱え込んでしまったのですね。香澄のことを大事に思えば思うほど、出口の見えない迷路にはまっていくような心境だったことでしょう。

    作者からの返信

     中澤 京華さま

     こんばんは、月影 夏樹です。応援コメントありがとうございます。

     まさかこんな結果になるとはマーガレットとジェニファーの両名は考えておらず、何とか香澄を部屋に運びます。そして香澄の今後について議論を交わし考察を述べるものの、最終的に結論が出ないまま朝を迎えます。
     本来ならすぐに病院(もしくは精神病棟)を受診・入院させるという選択肢もあったはずですが、マーガレットとジェニファーの二人が香澄と深い関係にあっただけに、それが出来なかったのだと思います。普段は深い友情や信頼の絆で結ばれている間柄だけに、それがここにきて裏目に出てしまいました。

     今後とも応援よろしくお願い致します。


  • 編集済

    垣間見えるもう一人の人格への応援コメント

    マーガレットもジェニファーも香澄とは長年の親友で、それまで見たこともないような親友の変わり果てた姿と狂気と険悪さに満ちた態度に直面し、驚きと震えで立っているのも精一杯な状態だったことでしょう……。

    作者からの返信

     中澤 京華さま

     こんばんは、月影 夏樹です。応援コメントありがとうございます。

     マーガレットとジェニファーは香澄のことを気にかけていたものの、まさか彼女の症状がここまで悪化していたとは夢にも思わなかったのでしょう。それは香澄も同じ心境だったようで、自分の変わりように一番ショックを受けたのも彼女自身です。
     それを象徴するかのような場面が、普段は冷静な香澄が我を忘れてマーガレットとジェニファーの二人の文句を言うシーンです。これは香澄が心身ともに疲労していることを意味しており、自分でもその気持ちを抑えることが出来なくなっています。

     今後とも応援よろしくお願い致します。

  • 決めては〇〇の香りへの応援コメント

    熊が冷蔵庫をあさるなんて事件を見かけたことがありますが、熊でも外からの侵入者でもケースバイケースでは事件になります。そういったケースでも恐怖だったと思うのですが、声は聞き覚えのある人物の声で、驚きでマーガレットとジェニファーは恐怖に陥ったのですね……。

    作者からの返信

     中澤 京華さま

     こんばんは、月影 夏樹です。応援コメントありがとうございます。

     日本ではニュースや新聞などの報道で、野生動物が公道や住宅地などに出没すると話題になることがあります。それはアメリカでも同じで、ピューマやアライグマなどの野生動物の目撃情報などもございます。
     そのようにマーガレットとジェニファーは思っていただけに、犯人がまさか身内かもしれないと知った時には、二人の脳裏には最悪の結果を思い浮かべてしまったと思います。

     今後とも応援よろしくお願い致します。

  • 一〇章 補足説明一覧への応援コメント

    夢遊病のことはアルプスの少女ハイジで初めて知ったので、子どもの頃に起こりがちな症状として認識していましたが、大人になってから発症する場合は行動範囲も広がってますし、いろいろと複雑に影響してくるのでしょうね。解離性同一障害と密接な関係については本人の自覚がないということがけっこう問題なのでしょうね。

    作者からの返信

     中澤 京華さま

     こんばんは、月影 夏樹です。応援コメントありがとうございます。

     夢遊病は子ども・大人に限らず、誰でも発症することがある心の病の一種です。ですが行動範囲については中澤さまの仰る通り大人の方が広いため、発症後におけるリスクは子どもより上がってしまいます。
     しかも解離性同一性障害と同様に、病気を発症しているという自覚がないことも問題視されています。なので本人がそのことを認識し始めた時には、すでに周囲へ何らかの影響を及ぼしてしまった、ということも少なくないようです。

     今後とも応援よろしくお願い致します。


  • 編集済

    香澄の日記(四)への応援コメント

    香澄は優しすぎるし、いろいろと人に気を遣いすぎるかなと日記をよみながら思いました。そういった性格が裏目裏目に出て、エリノアとのさらなる関係悪化にも繋がったかもしれませんね。

    作者からの返信

     中澤 京華さま

     こんばんは、月影 夏樹です。応援コメントありがとうございます。

     几帳面かつ相手の気持ちを察しすぎるが故に、香澄はエリノアとの関係を改善出来ないのだと私も思います。そんな香澄の性格は心のケアを行う側としては理想的ですが、心のケアを受ける側になると数々の悪影響が生じます。人の心とは本当に難しい……私はそう考えています。

     今後とも応援よろしくお願い致します。

  • 些細な心の変化への応援コメント

    エリノアは自分の置かれている状況を相談する相手が今は誰もいない上、せっかく仲良くなれた香澄たちとも距離を置かなければならない精神状態で、心身ともにストレスに侵され、知らず知らず拒食症まで発症していたのですね。

    作者からの返信

     中澤 京華さま

     こんばんは、月影 夏樹です。応援コメントありがとうございます。

     落ち着いて考えれば香澄たちに対するエリノアの言動は間違っていたと思いますが、いざという時に冷静な答えが出てこないのが人間です。今作におけるエリノアの立場として、香澄に新たな心の傷を与えてしまった加害者です。その一方で、エリノア自身も拒食症を発症してしまった被害者でもあります。
     この問題の責任は一体誰にあるのか、そんなことを考えてしまうことがあります。

     今後とも応援よろしくお願い致します。

  • ジェニファーの不安への応援コメント

    ジェニファーはエリノアとついさっきすれ違ったかもしれないことが気になって、皆のところに戻っても上の空状態の会話になってしまいましたね。エリノアを見かけたかもしれないことを誰にも伝えられないのは歯がゆかったでしょうね。

    作者からの返信

     中澤 京華さま

     こんばんは、月影 夏樹です。応援コメントありがとうございます。

     少し前にエリノアらしき若い女性とすれ違ったジェニファーですが、彼女であることを正式に確認したわけではございません。もしかしたら人違いかもしれない……そんな可能性があるからこそ、ジェニファーは本当のことが言えなかったのだと思います。

     今後とも応援よろしくお願い致します。


  • 編集済

    一欠片の迷いと気がかりへの応援コメント

    エリノアを偶然見かけて追いかけようとしたにも関わらず無理な状況で、ジェニファーは香澄とエリノアの仲違い後ずっとエリノアと話していなかったし、改めて気がかりだったと思います。

    夏休みだったから、余計に距離ができてしまったのだとは思いますが、場合によってはこのまま離れてしまう関係もありますよね。

    作者からの返信

     中澤 京華さま

     こんばんは、月影 夏樹です。応援コメントありがとうございます。

     ふとした偶然でエリノアを見かけたジェニファーですが、最終的に彼女を追いかけるには至りませんでした。とっさのことでジェニファーが混乱してしまったことも関係していますが、一番の理由は今までエリノアと会話していなかったことが大きな要因かと思います。あの事件以来エリノアとゆっくり話をする機会がなかったので、自分は避けられているとジェニファーは思った可能性もあります。

     今後とも応援よろしくお願い致します。

  • エリノアは率直なところをジェニファーに相談してみればよかったかもしれないですね。ジェニファーならきっと、親身になってエリノアの話を聞いたり、当時の状況を率直に話してくれたかもしれないとふと思ったりもしました。

    結局、香澄との仲違いの状況に陥り、さらに悪化してしまった状況を一人で抱え込んでいる状態は辛かったことと思います。

    作者からの返信

     中澤 京華さま

     こんばんは、月影 夏樹です。応援コメントありがとうございます。

     エリノアの親友は香澄だけでなくジェニファーもいるため、一人で抱えずに彼女へ相談すれば、状況は大きく変化したと私も思います。ですがジェニファーにとって香澄は尊敬する女性、および彼女のことを本当の姉のように慕っていたことをエリノアは知っています。
     そんなジェニファーの香澄に対する尊敬の念をエリノアが知っていたからこそ、彼女たちは胸の内を明かすことが出来なかったのでしょう。

     今後とも応援よろしくお願い致します。

     

  • 香澄たちへの想いへの応援コメント

    エリノアにとってショックが大きかったことも状況の解釈に影響したと思うし、冷静な判断ができず憤りに支配されたままの状態できっと苦しいでしょうね……。

    作者からの返信

     中澤 京華さま

     こんばんは、月影 夏樹です。応援コメントありがとうございます。

     今まで信じていた夢が一瞬で崩れてしまったこともあり、エリノアに冷静な判断を求めるのは酷かと私は思います。ですがこうして少し時間を置き過去を振り返ることによって、香澄たちに対するエリノアの赤裸々な気持ちが描かれています。

     今後とも応援よろしくお願い致します。

  • トーマスへの想いへの応援コメント

    エリノアはアメリカに留学したら、サンフィールド一家の家でホームステイすることを楽しみにしていたのにサンフィールド一家とは連絡が取れなくなってしまって一人暮らしを決意したんですね。そして、親しい友人となった、香澄たちに連絡が取れなくなってしまったサンフィールド一家の話をしたら、すでに他界している事実を突きつけられ、しかもトーマスは自殺したというショッキングな経緯に至っていて、この時点である意味、二重のショックで苦しんでいるんですね……。

    作者からの返信

     中澤 京華さま

     こんばんは、月影 夏樹です。応援コメントありがとうございます。

     仰る通り、本来ならエリノアは今頃一人暮らしではなく、サンフィールド一家の家でホームステイをしていました。ですが彼らが他界してしまったことでその約束も無くなってしまい、一度は強い絆で結ばれていた香澄たちとも距離を置いてしまいます。
     なおエリノアがその事実を知ったのが留学前であれば、彼女は今頃一人暮らしではなく寮生活を選んでいたでしょう。仮に寮生活でルームメイトと一緒に過ごしていれば、エリノアは強いショックを受けるものの、香澄たちとの友情にも亀裂が生じることはなかったと思います。

     サンフィールド夫妻、ならびにトーマスの最期を看取った香澄たちも不幸ですが、すでに他界してしまった彼らの幻影をひたすら追い続けたエリノアの哀しみは、まさに計り知れないと思います。

     少し長文となりましたが、以上となります。今後とも応援よろしくお願い致します。

  • エリノアの習慣への応援コメント

    一人暮らしって私はしたことがないのですが、学生時代は一度はしてみたいものだなと思ってましたし、大学時代のグループの友人達も地方から出てきた人が多かったので、はじめの頃は羨ましいなと思った時期もありましたが、皆、それぞれ学業と両立して行くのが大変そうでしたね。私も通学に時間がかかったことも影響して、その頃は一人暮らししたいなと考えたりもしたんですけど、今のところ、想像で終わっています。

    こちらのエピソードを読みながら、そんなことをふと思い出しました。話が逸れてしまってすみません。

    エリノアは家事やお掃除に励んでいて、とても几帳面で健康的な印象が強いですよね。

    作者からの返信

     中澤 京華さま

     こんばんは、月影 夏樹です。ご丁寧な応援コメント、ありがとうございます。

     大学生活になると地方から出てくる人が多いため、そこから一人暮らしをはじめる方も多いかと思います。誰もがそんな生活に憧れる一方で、一人暮らしならではの苦労もたくさんありますよね。そして学業との両立もあるため、大学生にとっては色々と大変かと思います。

     なおエピソードでは留学と同時に一人暮らしを始めたという印象が強いエリノアですが、渡米する前から家事を一通りこなしています。

     今後とも応援よろしくお願い致します。

  • 夜は助言を運ぶへの応援コメント

    香澄の心を傷つけているとわかっていてもなお、怒りと悲しみが抑えられないのは悲しいという気持ちがエリノアにも生じてきているのでしょうか……。

    そして、理性では推し量れない感情より生じた悲しみや苦悩は、時間をかけて解決できることと、時間をかけても解決できないことがあることへの不安や、一人で悩み苦しむことに対する暗澹とした悲観論に終始しているのかもしれませんね……。

    作者からの返信

     中澤 京華さま

     こんばんは、月影 夏樹です。応援コメントありがとうございます。

     一見するとエリノアは自分の都合しか考えていないように見えますが、彼女もまた香澄を傷つけてしまったことに対して、自責の念を抱いています。しかもそのことが原因でエリノア自身が孤独に苛まれてしまい、そのことが負の連鎖となっています。

     そして今回の仲違いの原因は自分にあると頭では理解していても、エリノアは心のどこかで納得できないのでしょう。特にトムと同じくらい香澄たちのことを大切にしているエリノアにとって、この現状はやりきれない状態にあると思います。

     今後とも応援よろしくお願い致します。


  • 編集済

    亜鉛が結ぶ二人の絆への応援コメント

    香澄は先日のエリノアとさらに仲をこじらせた一件が気になりつつ、どこにもその辛さをぶつけようもないまま、メグやジェニファーとの穏やかな時間を過ごしているけれど、皆、それとなく香澄の様子を心配しているようですね。

    それに香澄はこのところのエリノアとの仲違いを起因とした極度のストレスで味覚障害も起しているようですね……。

    作者からの返信

     中澤 京華さま

     こんばんは、月影 夏樹です。応援コメントありがとうございます。

     親友のメグやジェニファーは皆香澄のことを気にかけていますが、追及すると否定する・機嫌が悪くなると分かっているためか、あえてその話題には触れていないのだと思います。それは保護者代わりのフローラやケビンにとっても、同じ思いで香澄のことを見守っています。

     一方香澄自身も体調の変化に気付いているものの、時が経てばその心の傷も癒えると思い込んでいるのでしょう。ですが普段は冷静な香澄が軽度の味覚障害・お皿の取り間違いなどのミスを出していることから、少しずつですが症状が悪化していることは間違いありません。

     今後とも応援よろしくお願い致します。

  • 赤裸々な気持ちへの応援コメント

    香澄は随分と思い詰めた心象を抱えていて、心配ですね……。

    作者からの返信

     中澤 京華さま

     こんばんは、月影 夏樹です。応援コメントありがとうございます。

     香澄の視点による第2幕(後編)のスタートとなっており、彼女の心情が物語の大切なポイントでもあります。特に香澄の心の変化については、第1幕(前編)以上に大きな流れがございます。なのでその点も含めて、色々とお楽しみいただけるのではないかと思います。

     今後とも応援よろしくお願い致します。

  • 真実と嘘の境目への応援コメント

    香澄はエリノアを説得する機会を得たものの、結局、ちょっとした油断でさらなる関係悪化に繋がってしまいましたから……双方の心の中のことを思うとほんとうに心配ですね……。

    作者からの返信

     中澤 京華さま

     こんばんは、月影 夏樹です。応援コメントありがとうございます。

     ほんの少し前に香澄とエリノアの関係が悪化したことを知らないが故に、フローラとジェニファーの二人は今回のように対処しなかったのだと思います。もしくは、香澄が大学へ来ていたことを叱ることもフローラには出来たものの、そうすると彼女がより心を閉ざしてしまう……そう思ったからこそ、あえて何も言わなかった……そのように解釈することも出来ます。

     今後とも応援よろしくお願い致します。

  • 叶わぬ夢と離れる心への応援コメント

    言ってしまったら取り返しのつかない禁句のような言葉ってありますよね。特にエリノアはトーマスが自殺してしまったショックが大きく傷が癒えてない状態で、一方の香澄はトーマスが自殺し、心のケアが失敗したことについては今でも自責の念を喚び起こす苦しく悲しい過去というだけでなく、運悪く、思いがけなくエリノアの仲違いの原因となってしまい、心の傷をさらに深めた状態で、ほんとうに辛いですね……。エリノアと仲直りしようと努めての懸命な説得もちょっとの油断であっという間に水の泡となってしまったのですね……。

    作者からの返信

     中澤 京華さま

     こんにちは、月影 夏樹です。ご丁寧な応援コメント、ありがとうございます。

     ふとした気の緩みからつい心の本音をしゃべってしまった香澄ですが、それがエリノアにとっての禁句だったのでしょう。お互いに強い哀しみに浸る日々を過ごしつつも、その気持ちを共有出来ないため、それが余計に二人の関係をこじらせています。
     同時に今回のミスは冷静沈着な香澄らしからぬものですが、裏を返せばそれだけ彼女が動揺していることを指す場面でもあります。二人の間に流れる沈黙の空気を変えようと思い香澄は発言したと思いますが、それがエリノアの感情を逆なでする結果となってしまいました。

     今後とも応援よろしくお願い致します。

  • 香澄の気分転換への応援コメント

    一人になれる時間って大事ですよね。でもその一方で一人でいることに慣れてしまうのは怖いですよね。そういえば、トーマスも皆とのすれ違いが続きましたよね....。

    作者からの返信

     中澤 京華さま

     こんばんは、月影 夏樹です。応援コメントありがとうございます。

     香澄のような心境にある場合においては、心を落ち着かせるためにも一人になる時間はとても大切です。しかしその時間に長く浸りすぎてしまうと、今度は人とのコミュニケーションに支障が出てしまいます。
     そして今回およびトーマスとの一件については、心の距離感をつかむのがとても難しい問題です。および数年前におきたトーマスの体験を今では香澄が疑似体験している、そんな心境にあるかと思います。

     今後とも応援よろしくお願い致します。

  • 【詩】『幸せの鐘』への応援コメント

    心の琴線にふれる美しい詩ですね。この詩にも曲がついたら、素晴らしいだろうなと想像していました。

    作者からの返信

     中澤 京華さま

     こんばんは、月影 夏樹です。応援コメントありがとうございます。

     第5作目となる詩『幸せの鐘』ですが、今回はエリノアの夢と希望に満ち溢れる心情をメインに考えました。『命の天秤』では香澄の心情・『Sweet Home』ではトーマスの心情、など色んなテーマをもとに作成しました。
     物語に特別な影響があるものではございませんが、純粋に私が書きたいと思い急遽仕上げました。お料理で言いますと、ちょっとした隠し味的な要素にあたるかと思います。

     今後とも応援よろしくお願い致します。

  • エリノアにとってもサンフィールド一家にとってもパリでの良い想い出ができて、素敵な約束もしたけれど、約束が果たされることはなかったことは残念でしたね……。

    作者からの返信

     中澤 京華さま

     こんばんは、月影 夏樹です。応援コメントありがとうございます。

     両者にとってかげがえのないパリ旅行となり、なおかつお互いに約束も交わすほどの仲となりました。ですが後にサンフィールド一家に不幸が訪れてしまったことにより、エリノアの夢は崩れてしまいます。
     ですがサンフィールド夫妻が亡くなったのは予期出来なかったことでもあるため、エリノアやトーマス自身もこんな結末を向けるとは、パリ旅行をしていた時には夢にも思わなかったと思います。

     今後とも応援よろしくお願い致します。

  • シアトルの街並に憧れてへの応援コメント

    エリノアはこの時点ですでにサンフィールド一家と親交があり、ワシントン大学で心理学を教えていたフローラの名前を耳にしていたんですね。

    作者からの返信

     中澤 京華さま

     こんばんは、月影 夏樹です。応援コメントありがとうございます。

     パリ観光でサンフィールド一家と良い意味で交流を深めたことによって、エリノアは夕食に招待されたのでしょう。そこでエリノアが心理学に興味があることを知ったサンフィールド夫妻が、よかれと思ったのか、あえてフローラの名を出したのだと思います。

     またエリノアが興味があるといったプロファイリングは、どちらかというと「犯罪心理学」に近い内容です。一方のフローラは「犯罪心理学」ではなく、「臨床心理学」の専門家となっております。これらは一件すると似ている学問ですが、その内容はまったく異なっています。
     なおサンフィールド夫妻があえてフローラの名を紹介した理由についてですが、すでにエリノアがアメリカ留学した際に自宅にホームステイさせる……ということを考えていたのだと思います。その根拠となるのが、次のエピソードとなっております。

     少し長文となり、失礼致しました。今後とも応援よろしくお願い致します。

  • 凱旋門の歴史への応援コメント

    サンフィールド一家のガイドを引き受けたエリノア。記念写真にも一緒に写って、心に残る出会いとなったのですね。

    作者からの返信

     中澤 京華さま

     こんばんは、月影 夏樹です。応援コメントありがとうございます。

     エリノアは表向きは普通のパリ観光ガイドですが、サンフィールド一家にとってはそれ以上の存在だったのでしょう。だからこそ今回のように記念写真を撮る、および彼女がアメリカ留学した際にホームステイすることを、サンフィールド一家も快く承諾してくれたのだと私は思います。

     今後とも応援よろしくお願い致します。

  • コンコルド広場の悲しい歴史を思い、ソフィーは言葉を失ってしまったのですね……。

    その一方でその頃はトーマスはまだ子どもらしく無邪気で歴史のことなど気にしていないようですが、両親を亡くす前と後では死に対する意識もきっと大きく変わったでしょうね……。

    作者からの返信

     中澤 京華さま

     こんばんは、月影 夏樹です。応援コメントありがとうございます。

     真面目な性格のエリノアはガイドとしての役割に責任感を持ったのか、パリ観光名所の歴史も合わせて説明しています。フランス人のエリノアから聞いたためか、ソフィーも思わず言葉を失ってしまったのでしょう。

     一方のトーマスはまだ子供なので、歴史に関するお話でも退屈だったに違いありません。ですがある意味普通の少年らしい姿でもあるため、無邪気に動き回るトーマスの姿はエリノアにとって印象に残っていることだと思います。

     今後とも応援よろしくお願い致します。

  • 少年は何を語るのか?への応援コメント

    過去のことはもうどうすることもできないので、エリノアの誤解を解く以外、問題は解決しませんが、エリノアの怒りを強く意識してしまって結局、立ち止まってしまうのですから憂鬱がますばかりで香澄は辛いでしょうね……。

    作者からの返信

     中澤 京華さま

     こんばんは、月影 夏樹です。応援コメントありがとうございます。

     仰る通り、今の香澄にはエリノアと仲直りする以外に道はないと思います。ですがそのエリノアが香澄たちに敵意を抱いておりますので、彼女は今八方ふさがりに近い心境でしょう。

     今後とも応援よろしくお願い致します。

  • お刺身の盛り合わせへの応援コメント

    日本食を食べに行った思い出のシーンを読んで、トーマスは改めて好奇心旺盛な少年だったんだなと思いました。

    作者からの返信

     中澤 京華さま

     こんばんは、月影 夏樹です。応援コメントありがとうございます。

     回想録で登場するこの場面の時系列については、『命の天秤』第1章(前編)で香澄たちと和解したあとのトーマスとなっています。そのため暗い雰囲気・人見知りなどもなく、無邪気に香澄たちと接している場面です。
     そしてこの無邪気かつ天真爛漫な姿こそ、トーマス本来の性格でもあります。

     今後とも応援よろしくお願い致します。

  • エリノアに迫る悪魔の誘惑への応援コメント

    エリノアは事件の時も恐いめに遭ったりしているので、今回のショックでさらに思考が混乱してしまって、脅迫概念も強く発症してしまったのかもしれません。ほんとうに心配ですね。

    作者からの返信

     中澤 京華さま

     こんばんは、月影 夏樹です。応援コメントありがとうございます。

     ここ数年の間、エリノア自身に色んな不幸が襲いかかります。彼女の両親は病気によって他界してしまい、アメリカで一緒に暮らすはずだったサンフィールド夫妻は事故で他界・ご子息のトーマスは自殺してしまいます。これらの不幸が一度に降りかかってしまったので、強いショックで気を失ってもおかしくない状況です。
     少し極端な話ではありますが、エリノアはその怒りを香澄たちへぶつけることによって、かろうじて自我を保っているとも言えます。人の心とは何かのきっかけで突然壊れてしまうことがある、私はそう思っています。

     今後とも応援よろしくお願い致します。

  • 戸惑う気持ちと声への応援コメント

    エリノアは以前、事件で香澄たちに助けてもらったこともすっかり忘れ、香澄たちのことを長い間自分を苦しめ続けてきた人とかトーマスを欺き続けた張本人に仕立て上げてしまい、ショックからの誤解が大きくノイローゼ気味のようですね……。

    作者からの返信

     中澤 京華さま

     こんばんは、月影 夏樹です。応援コメントありがとうございます。

     今のエリノアは一種の被害妄想を抱いている状態でもあり、その疑惑の魂胆がすべて香澄たちにあると信じています。裏を返せば、エリノアがそれだけトーマスのことを大切に思っていたからこその話ですが、香澄たちから受けた恩を仇で返すような言動・行動に出てしまいます。

     香澄たちへこれだけ深く疑念を抱いてしまっているため、エリノアの誤解を解くためには大きな突破口が必要かと思います。

     今後とも応援よろしくお願い致します。

  • サンフィールド家の面影への応援コメント

    まるで、サンフィールド一家が幸せだった頃の象徴のように描かれた素晴らしい肖像画を見て、エリノアは無意識のうちにパリでのサンフィールド一家との約束が叶えられ三人の肖像画に出迎えられたような錯覚に包まれたかもしれませんね。

    三人が亡くなったというショックが大きかったエリノアにとって、運よく屋敷の中に入ることができたことも、三人の肖像画が心に訴えかけてきたことも、意味深く印象的に意識に働きかけたように思いました。

    作者からの返信

     中澤 京華さま

     こんばんは、月影 夏樹です。ご丁寧な応援コメント、ありがとうございます。

     肖像画という中で表現出来る微笑ましい姿だからこそ、エリノアはパリでサンフィールド家と過ごした日々のことを思い出したのだと思います。それはエリノアだけでなくサンフィールド家たちにとっても、忘れることが出来ない大切な思い出となったに違いありません。

     同時に肖像画に被写体となっているサンフィールド一家も穏やかな表情をしていることから、彼らがとても幸せな家族であったことも示唆しています。そんな肖像画だからこそ、エリノアも彼らのことも自分のことのように感じているのでしょう。

     今後とも応援よろしくお願い致します。

  • 香澄の日記(二)への応援コメント

    謝罪するというより、誤解を解くことが大事だと思うのですが、その前にエリーの怒りを鎮めるためにどうすればいいかわからず、途方に暮れているだけでなく、不安と恐怖ばかりがよぎってしまうのですから、香澄はとても苦しく辛い心境だと思いました。

    作者からの返信

     中澤 京華さま

     こんばんは、月影 夏樹です。応援コメントありがとうございます。

     トムとエリーが親しい関係にあることは香澄にとって想定外でしたので、まずは彼女の怒りを鎮めることを優先したのでしょう。しかしその解決方法を模索するものの答えが出ないため、香澄の心の傷もより一層深くなってしまいます。

     今後とも応援よろしくお願い致します。

  • 香澄の日記(一)への応援コメント

    香澄はメグとの再会が嬉しい一方で、エリノアとはトーマスのことでぎくしゃくしてしまい、辛く寂しい心境であることが素直に綴られた日記ですね。

    作者からの返信

     中澤 京華さま

     こんばんは、月影 夏樹です。応援コメントありがとうございます。

     本来なら香澄とエリノアは親交を深める間柄にいるのですが、二人の間で仲違いが起きてしまったことによって、彼女たちとの距離が遠くなってしまいます。その一方で親友メグとの再会は、香澄にとって何よりの喜びでもあります。

     今の香澄はそんな複雑な関係の板挟み状態になっているため、どこか素直に喜ぶことが出来ない、という気持ちが正直なところだと思います。

     今後とも応援よろしくお願い致します。

  • 天国へ捧げる歌への応援コメント

    『命の天秤』の九章主演女優 マーガレット・ローズや『心の天秤』の詩『仮面(ペルソナ)』の翻訳を読み直してみると、作者さまが一つ一つのエピソードを大切にしながら、この壮大な物語を書いていることに感動します。

    トーマスが残した詩はトーマスがまだ生きていた頃の日々を晴れの舞台に向けて練習に励むマーガレットに思い起させてくれるんですね。

    作者からの返信

     中澤 京華さま

     こんばんは、月影 夏樹です。ご丁寧な応援コメント、ありがとうございます。

     作中では香澄のようにトーマスに対する想いをあまり語らないマーガレットですが、彼女だから見える世界というものがあります。それが生前のトーマスが残してくれた、『仮面(ペルソナ)』という詩になります。
     そして『仮面(ペルソナ)』にメロディを加えたことで曲として完成し、それをマーガレットはベナロヤホールのクリスマス公演で披露しています。なのである意味この作品は、マーガレットとトーマスの共作とも呼べる楽曲です。

     普段はムードメーカーかつ社交的で明るい性格のマーガレットですが、心の内ではトーマスの面影を今でも追いかけているのでしょう。

     今後とも応援よろしくお願い致します。

  • 親しいだけに自分が思っている気持ちを上手く伝えることができないでいたジェニファーはその時、辛かったと思いますが、それだけ香澄のことを思っていたんですよね。

    作者からの返信

     中澤 京華さま

     こんばんは、月影 夏樹です。応援コメントありがとうございます。

     香澄の心情を知りながらも彼女の力になることが出来ないもどかしさを、ジェニファーは感じたのだと思います。それは香澄がかつてトーマスに対し抱いていた気持ちそのものなので、この状況を解決するにはジェニファーが一歩前に出る必要があります。ですがジェニファーもまた気を使いすぎる所があるため、現状においてはただ静かに香澄を見守ることしか出来ないのだと思います。

     今後とも応援よろしくお願い致します。

  • シアトルで流行りのお店への応援コメント

    他の悩み事で頭がいっぱいだと、気分転換で誘われても気乗りがしないことってありますよね。

    それに、香澄は心が傷ついている状態なので、ジェニファーとの散歩やお喋りもいつものようには楽しめていないかもしれないですね……。

    作者からの返信

     中澤 京華さま

     こんばんは、月影 夏樹です。応援コメントありがとうございます。

     普段ならジェニファーとの会話に話が弾む香澄ですが、この時ばかりはそんな気持ちにはなれなかったと思います。そして香澄の真面目で責任感が強い性格も関係しており、ジェニファーと一緒にいながらもどこか上の空……という心境だったのでしょう。

     今後とも応援よろしくお願い致します。


  • 編集済

    五章 補足説明一覧への応援コメント

    エリノアはオール・オア・ナッシング思考に陥ってしまったようですが、それだけショックが大きくエリノア自身も傷ついてしまったからなのですよね。

    ショックから引き起こされる症状の怖さを改めて思いました。

    作者からの返信

     中澤 京華さま

     こんばんは、月影 夏樹です。応援コメントありがとうございます。

     白と黒しかないという考えに陥ることがオール・オア・ナッシングですが、その傾向としてストレスや孤独などが大きく関係しています。エリノアにとってトーマスを失ったストレスに加えて、香澄たちと距離を置くことで友達がいなくなり孤独になってしまう、そんな双方の悪循環が大きな要因となっています。

     今後とも応援よろしくお願い致します。

  • エリノアはトーマスが自殺してしまったことについて大きな勘違いや誤解をして、憎悪や敵意や孤独や不安を募らせ、とても苦しいと思いますが、そのために被害妄想的な歪んだ復讐心で思考が覆われてしまったようですね……。

    作者からの返信

     中澤 京華さま

     こんばんは、月影 夏樹です。応援コメントありがとうございます。

     以前のコメント欄でも一部触れましたが、エリノアが被害妄想を抱いた原因として、香澄たち以外の友達がアメリカにいないこと大きく関係しています。その結果自分の考えがすべてという妄想を抱くようになり、疑心暗鬼になってしまったのでしょう。

     今後とも応援よろしくお願い致します。

  • ここでの会話はすべて英語なんですよね。親切できれいなパリジェンヌのエリノアがガイドのパリ観光はサンフィールド一家も楽しかったことと思います。

    作者からの返信

     中澤 京華さま

     こんばんは、月影 夏樹です。応援コメントありがとうございます。

     物語の都合上日本語表記しておりますが、エリノアたちは英語で会話しています。サンフィールド一家にとってはじめてのパリ観光でしたが、ガイド役をエリノアが引き受けてくれたことで、楽しい旅行になったことでしょう。
     またこのパリ観光での場面に限らず、物語の舞台は基本的にアメリカとなっています。なので彼女たちが使用している言葉も日本語ではなく、英語で会話しているというイメージが近いと思います。

     今後とも応援よろしくお願い致します。

  • トーマスとの想い出の日々、そして、トーマスが自殺した悲しみの日のことは香澄、メグ、ジェニファー、ハリソン夫妻のそれぞれの心に違った陰影を残しているんですね……。

    そして一番深い悲しみを抱えてきた香澄の心の傷はエリノアとの仲たがいで症状が悪化し、とても辛く苦しい状態になってしまったのですね……。

    作者からの返信

     中澤 京華さま

     こんばんは、月影 夏樹です。応援コメントありがとうございます。

     香澄たちはみなトーマスと過ごした日々の面影に浸っていますが、その内容はそれぞれ異なっています。例えば教育実習生・サポート役という立場でトーマスの心のケアに携わった香澄たちは、基本的に弟や友達として接していました。一方のハリソン夫妻は、実の息子のようにトーマスを可愛がっていました。
     物語の都合上、香澄の心情が注目されることが多いのですが、こうして比較してみるとお互いに異なった微妙に異なった心の傷を負っています。

     そんな香澄へ追い打ちをかけるかのようにエリノアとの仲違いが起きてしまったので、彼女の心はより不安定な状態になっています。

     今後とも応援よろしくお願い致します。


  • 編集済

    四章 補足説明一覧への応援コメント

    二人ほどフランスに留学した知人がいますが、フランスは旅行先としても好まれますよね。両親や妹もフランスを旅行してます。
    旅行に出かける時は下調べをした方が楽しめますよね。
    それにしてもフランス語は勉強してみましたが、発音も文法もとても難しいです!
    そして、フランス映画も素敵な名作がたくさんありますよね。

    作者からの返信

     中澤 京華さま

     こんばんは、月影 夏樹です。応援コメントありがとうございます。

     作中で登場するフランスのパリは、「芸術の都」と称されるほど美しい場所です。そしてエッフェル塔やコンコルド広場をはじめ、数多くの名所が観光客を魅了しているのだと私は思います。

     学生時代に少しだけフランス語を習っていたことがあるのですが、英語に比べて発音・文法などが難しいですよね。またフランス映画には、「アメリ」「レオン」などもヒット作も数多くあります。

     今後とも応援よろしくお願い致します。

  • 夢と希望を信じてへの応援コメント

    エリノアがなぜ、香澄たちがトーマスを自殺に追いやったと考え、そのことで憎悪の念まで生じてしまうのか、その心理が私にはよくわからず、悲しいです。確かに香澄たちのトーマスの心のケアは失敗しましたが、トーマスが銃で自殺を図ったことが直接的な死因でトーマスが銃を所持するに至らなかったら……、と考えると状況が変わってきます。

    とても悲しくて許せないような怒り……という感情までは想像できるのですが、そこから憎しみや憎悪の念にまで発展してしまうのは孤独感から派生する感情でしょうか……、そう考えるとエリノアにも心のケアが必要ということなのでしょうね。

    作者からの返信

     中澤 京華さま

     こんばんは、月影 夏樹です。ご丁寧な応援コメント、ありがとうございます。

     ご指摘いただきました件についてですが、おおむねは中澤さまの推察で間違っておりません。そのことを前提に補足説明させていただきますと、当時のエリノアについてはトーマスが亡くなったことについて、ある意味香澄たちへ責任転嫁していた状況でもあります。
     フランスからアメリカへ留学しているエリノアにとって、心を許せる唯一の友達が香澄たちとなります。その香澄たちがトーマスの心のケアを失敗してしまったことにより、彼は他界してしまいます。

     通常ならそこで痛みを分かち合うはずなのですが、トーマスの訃報を知った当時のエリノアは混乱してしまいます。そこで冷静な対応が出来なくなってしまい、トーマスが亡くなってしまったことを香澄たちへ責任転嫁してしまいます。
     同時に強い孤独感を抱いてしまったため、香澄たちの責任ということにしないと今度は自分自身(エリノア)の心が、自責の念に押しつぶされてしまうという結果になりかねません。

     仮に香澄たち以外にも大学周辺に友達がいれば、エリノアもこのような対応を取ることはなかった、と私は考えています。その原因となるのは、エリノア自身の心に眠る孤独が関係しています。

     長文となりましたが、以上となります。今後ともどうぞよろしくお願い致します。

  • サンフィールド家との再会への応援コメント

    エリノアはアメリカの大学に行く夢を叶え、そして、サンフィールド一家とアメリカで再会するのを心から願っていたのに、すでに亡くなっていて、ほんとうに悲しかったと思います。

    作者からの返信

     中澤 京華さま

     こんばんは、月影 夏樹です。応援コメントありがとうございます。

     アメリカ留学・サンフィールド一家と再会することが、エリノアにとって唯一の希望でもありました。そんな彼女の希望が打ち砕かれたかのような状況なので、言葉では言い表せないほど心が痛む気持ちだったと思います。

     今後とも応援よろしくお願い致します。

  • 動揺を見せる香澄の心への応援コメント

    いつでも勉強熱心な香澄なので、辛い心境でもそのことで深刻になるよりは大学に行って勉強することで気を紛らわしたり、何か調べたいことがあったのかもしれませんね。

    作者からの返信

     中澤 京華さま

     こんばんは、月影 夏樹です。応援コメントありがとうございます。

     常に努力することを心がけている香澄にとって、勉強や調べ物などについては習慣となっています。そんな彼女だからこそ、心に不安を覚えながらも大学へ行くことで、気持ちを切り替えようとしたのだと思います。

     今後とも応援よろしくお願い致します。

  • 暗い雰囲気が漂う夏休みへの応援コメント

    エリノアは香澄たちだからこそ怒りをぶつけ、そして、そのために特に香澄の心の傷がさらに抉られてしまい、ハリソン夫妻もしばらく心配ですね……。

    作者からの返信

     中澤 京華さま

     こんばんは、月影 夏樹です。応援コメントありがとうございます。

     自分の言葉によって香澄の心の傷が悪化することを知りつつも、その気持ちをエリノアは抑えることが出来なかったのだと思います。さらに心の傷が悪化した香澄を見守るハリソン夫妻はもちろんですが、そうなることを知りながらも彼女を傷つけてしまったエリノア自身についても、強い自責の念に駆られてしまう心境です。

     今後とも応援よろしくお願い致します。

  • 消えぬ少年の面影への応援コメント

    エリノアと仲良くなろうとしていた矢先にこんなまさかの展開で香澄たちとエリノアの間に深く悲しい亀裂が生じてしまって、それどころではなくなってしまって、さすがのマーガレットも悲観的な思いに包まれたと思います。

    作者からの返信

     中澤 京華さま

     こんばんは、月影 夏樹です。応援コメントありがとうございます。

     新しい友達が出来るかと誰もが思っていただけに、まさかこんな結果になるとは香澄たちは考えもしなかったと思います。そして普段は明るいマーガレットについても、この場においてはさすがに陽気にふるまうことは出来なかったのでしょう。

     今後とも応援よろしくお願い致します。

  • 音もなく崩れていく心への応援コメント

    エリノアのどうしようもない悲しみが怒りや憎しみに変わり、香澄たちにぶつけられ、香澄たちの心の傷がより一層深くなってしまっただけでなく、せっかく親しくなれたはずの友情も粉々に砕け散ってしまって、本当に悲痛な状況ですね……。

    作者からの返信

     中澤 京華さま

     こんにちは、月影 夏樹です。応援コメントありがとうございます。

     やり場のない感情が襲いかかってきたことによって、エリノア自身もその怒りを香澄たちへぶつける以外に方法がなかったのだと思います。そしてトーマスのことを話した香澄たち自身も、信頼関係や友情が壊れる可能性を考慮した上で真相を伝えたのでしょう。

     今後とも応援よろしくお願い致します。

  • 非情な真実の言葉への応援コメント

    エリノア自身は両親を亡くしていても、乗り越えられているので、余計に香澄たちの心のケアの甲斐もなくトーマスが自殺してしまったことがショックで信じられなかったでしょうね……。

    作者からの返信

     中澤 京華さま

     こんにちは、月影 夏樹です。応援コメントありがとうございます。

     エリノアの両親は「病死」が原因となり、この世を去ってしまいました。一方のトーマスが他界した理由が「自殺」なので、その意味合いはまったく異なります。
     そして数年間も側にいながらトーマスを救うことが出来なかった香澄たちに対し、エリノアは一種の憤りを感じているのだと思います。

     今後とも応援よろしくお願い致します。

  • 戦慄が吹き荒れる嵐への応援コメント

    香澄はたとえ辛くてもエリノアに真相を隠したままより、すぐに話した方がいいと判断したのですね。結局、真相がわかった時のことを考えると親友としては隠せないと思ったのでしょうね……。

    作者からの返信

     中澤 京華さま

     こんばんは、月影 夏樹です。応援コメントありがとうございます。

     結果的に香澄たちとエリノアとの間に亀裂が入ってしまうきっかけとなりますが、これでも最低限の傷で済んだかと思います。仮にここで本当のことを伝えずにいると、香澄たちの心に新たな自責の念が生まれる結果となります。
     なのでこの場で伝えることは香澄たちにとって苦渋の決断ではありますが、先のことを考えるとこれがベストな選択ではないかと思います。

     今後とも応援よろしくお願い致します。

  • 切り離せない関係への応援コメント

    まさかの展開で、悲劇の日のことだけでなく、その日に至るまでの思い出の日々を一気に思い出して、切なくなったり、苦しくなったりして、何も知らないエリノア以外は動揺したことと思います……。

    作者からの返信

     中澤 京華さま

     こんばんは、月影 夏樹です。応援コメントありがとうございます。

     新しく出来た親友のエリノアがまさか自分たちが数年間共に過ごしたトーマスと知り合いだとは、香澄たちは思いもよらなかったと思います。これまで和やかな雰囲気だっただけに、その意外性が物語に新たな演出を加えることが出来たと思っています。

     今後とも応援よろしくお願い致します。


  • 編集済

    日本ならではの習慣への応援コメント

    香澄はきっと子どもの頃から日本ならではのお墓参りの習慣を大切に育ったのでしょうね。それで、自然と気持ちが落ち着くのではないかと思いました。その一方で、心の傷のため、お墓の前で手を合わせると、トーマスへの心からの思いが湧き上がってきて、香澄は重苦しい気持ちになってしまうこともあるようですが……。それでもお墓参りをすることで、心の中も整理して、前進しようとしているように思いました。

    そして、香澄とマーガレットはそんなちょっとした疑問点も話せて本当に良い関係ですね。

    作者からの返信

     中澤 京華さま

     こんばんは、月影 夏樹です。ご丁寧な応援コメント、ありがとうございます。

     本作の舞台はアメリカにあるシアトルですが、主人公の香澄は日本人です。そんな彼女が過ごした文化を表現してみたいと思い、お墓参りをテーマにしたエピソードとなっております。
     アメリカでの生活に馴染んでいる香澄ですが、それでも日本の習慣や文化が忘れれない……そんな彼女の心情を察していただければ幸いです。
     そんな香澄を否定せず、尊重するマーガレットの優しさも垣間見える、少し心の温まるお話でもあります。

     今後とも応援よろしくお願い致します。

  • 心地良い時間と団欒への応援コメント

    マーガレットは香澄が日本に戻っていた辛い時期を支えてくれた存在で、双方、互いにとって古くからの大親友ですから、二人で過ごせるだけで、心地よく幸せな気分になれるのでしょうね。

    作者からの返信

     中澤 京華さま

     こんばんは、月影 夏樹です。応援コメントありがとうございます。

     マーガレットと香澄は多くの苦楽を共にした関係でもありますので、ある意味二人の絆は家族以上に強いと思います。そんな二人の関係を例えると、(1) 太陽と月 (2) コインの表と裏 に近いものがあります。
     どちらか一方が欠けても成立しない深い絆でつながっているため、彼女たちの結束を崩すことは容易ではないと思っています。

     今後とも応援よろしくお願い致します。

  • フランス出身のエリノアへの応援コメント

    マーガレットは新たな友人、エリノアに対しても積極的に関心を示しているようですね。

    そう、だけど、ワシントン大学心理学サークルでエリノアが襲われた事件のことはまだ知らないんですよね。

    作者からの返信

     中澤 京華さま

     こんばんは、月影 夏樹です。応援コメントありがとうございます。

     マーガレットが元々社交的で明るい性格ということも関係していますが、エリノアが香澄の親友であるということが大きい要因かと思います。直接言葉にこそしないものの、マーガレットもまたどこか内気な香澄を心配していた一人です。
     そんな香澄に新しい親友が出来たと知ったのですから、マーガレットとしてもエリノアと交流を深めようと思ったのでしょう。

     またエリノアが被害者となった事件解決時にマーガレットはその場にいなかったので、彼女が被害者であることはおそらく知らないと思います。

     今後とも応援よろしくお願い致します。


  • 編集済

    マーガレットが加わると場が明るく賑やかになりますね。マーガレットは演劇の世界でも生き生きと挑戦を続けているのですね。

    香澄、マーガレット、ジェニーの3人が揃うとトーマスの心のケアのために3人がハリソン夫妻と同居していた頃のことが懐かしく思い出されますね。

    作者からの返信

     中澤 京華さま

     こんばんは、月影 夏樹です。応援コメントありがとうございます。

     第1作品目『命の天秤』からおなじみの3人ですが、やはりマーガレットがいるか否かで雰囲気は大きく変わりますよね。物静かで知的な性格の香澄とジェニーに対して、明るく社交的な性格のマーガレットです。
     そんな性格のマーガレットだからこそ、狭き門でもある女優の世界でもやっていくことが出来る秘訣なのでしょう。

     そしてお互いに心から信頼しているということもあり、マーガレットが輪に入るだけで雰囲気も明るくなる、そんな不思議な魅力を持っている女性でもあります。

     今後とも応援よろしくお願い致します。

  • こちらの説明を拝見して、香澄は臨床心理士を目指していたことを改めてしみじみと思い返しました。
    『時の万華鏡』では前作で香澄たちと親しくなったエリノアが物語に大きく影響していくんですね。

    作者からの返信

     中澤 京華さま

     こんばんは、月影 夏樹です。応援コメントありがとうございます。

     前作『夢のゆりかご』シリーズでは少しお話の流れがずれてしまいましたが、本作『時の万華鏡』では香澄の原点とも呼ぶべき臨床心理士の夢が登場します。そして前作で仲良くなったエリノアとの関係が、本作で大きな意味合いを持ちます。

     今後とも応援よろしくお願い致します。

  • (完) 香澄の日記(一〇)への応援コメント

    完結、お疲れ様でした。
    今回も力作になりましたね。

    ちょっと登場人物が極端な行動にでやすいのが少し気になるところではありましたが、しかし常にフォーカスは人の心に丁寧に当たり続けていて、その一筋縄ではいかない有様に、読むたびに色々と考えさせられました。

    このストーリーで、登場人物である彼女たちがまた逞しくなるといいなと思います。

    作者からの返信

     髭鯨さま

     こんばんは、月影 夏樹です。丁寧な応援コメントと☆評価、ならびに拙作ながら最後までご愛読いただきありがとうございます。

     香澄を中心とした約数年間におよぶ物語でしたが、おかげさまで作品を無事完成させることが出来ました。登場人物たちの内面に迫った作風を意識しましたので、心理描写についてはまさに本作の特徴に当てはまる要素かと思います。

     しかしその一方で香澄とフローラの心理戦の様子につきましては、髭鯨さまの仰る通り、彼女たちらしからぬ行動に出てしまった場面も多々ございます。サスペンスを意識した展開ではございましたが、その点は今後の課題にしたいと思います。

     今後とも応援よろしくお願い致します。

    編集済
  • (完) 香澄の日記(一〇)への応援コメント

    完結おめでとうございます。そして、お疲れ様でした!
    香澄やエリーが前を向いて歩き出せるようになったのは良かったですが、フローラ……。精神的な病をケアする人たちは、自分自身も心を病むことが多いと聞きます。今はゆっくり気持ちを休めて、少しずつ元気を取り戻してくれたらいいのですが。
    やはりこういう場合は、女性の方が深く長く引きずってしまうものなのでしょうかね(ノ_<)
    ケビンがフローラを支えてくれることを願います。

    色々と考えさせられましたし、心理学についても新しいことを学ぶことができました。ありがとうございました!(^^

    作者からの返信

     はとりさま

     こんばんは、月影 夏樹です。ご丁寧な応援コメント、ならびに拙作ながら最後までご愛読いただき、ありがとうございます!

     はとりさまの仰る通り、香澄やエリーを側で支えたフローラの心身が参ってしまった結果でもあります。作中の都合上香澄とエリーの心情を中心に扱ってきましたが、ある意味フローラは彼女たち以上に強いストレスを感じていたのでしょう。身近な人の心のケアを行うということは、本当に難しいことだと思います。

     心理学というと何かと固いイメージがある学問ですが、これをきっかけに少しでも身近に感じていただければ幸いです。繰り返しになりますが、最初から最後まで作品をご覧いただきありがとうございます!

  • これでやっと、香澄もエリーもゆっくり療養できる……と思った矢先に、もう一波乱なのでしょうか。
    彼女たちって病院関係者の方たちですよね。
    一体どういうことなのか、心配です……。

    作者からの返信

     はとりさま

     こんにちは、月影 夏樹です。応援コメントありがとうございます。ならびにお返事が遅くなってしまい、申し訳ありませんでした。

     香澄とエリーの問題もようやく解決、と思われていた矢先での起きた出来事となります。そしてついに心の安定期を迎えた香澄ですが、フローラが残した資料の中身には、さらなる事件を呼びそうな雰囲気が予想されます。
     その内容も次回も更新(今度こそ最終回予定)で明らかになりますので、最後の最後までハラハラドキドキしていただければ幸いです。

     今後とも応援よろしくお願い致します。

  • なるほど……。
    銃については薄々そうかなと感じてましたが、香澄に撃たせることが必要だったのですね。各自の全力が最良の結果をもたらしてくれて、良かったです(^^
    まだまだ、香澄やエリーはケアが必要なのでしょうけど。これからはきっと、上手く行きますね!

    作者からの返信

     はとりさま

     こんにちは、月影 夏樹です。応援コメントありがとうございます。

     フローラたちによる説得はもちろん必要不可欠ですが、一番のポイントは香澄自身が納得することです。なので香澄に銃を撃たせるという非情な選択が、この場では重要なポイントとなっています。

     そして香澄が立ち直ってくれたことによって、エリーをはじめとする人間関係も、以前のように少しずつ戻していく流れになります。香澄とエリーの心がやっと一つになったので、今の彼女たちならどんな困難でも乗り越えられると思います♪

     今後とも応援よろしくお願い致します。

  • 迷いを捨てた香澄への応援コメント

    マーガレットは、夢より何より香澄を選んだのですね。親友の本気の説得には、意固地になってた香澄も心を動かされたようで……。
    それぞれが優しくて一生懸命だからこそ、ギリギリまで自分を追い詰めてしまうのでしょうけど、あと、もう一歩!

    無音、ということは。
    あぁぁ、どうなってしまうんでしょう……。

    作者からの返信

     はとりさま

     こんばんは、月影 夏樹です。丁寧な応援コメントありがとうございます。

     普段は何かと空気の読めない(?)発言が多いマーガレットですが、そんな彼女にとっての香澄は何より大切な存在でもあります。マーガレットと香澄は中学時代からの付き合いがある幼馴染でもあるため、一種の家族のような関係でもあります。
     そんなマーガレットの説得に心動かす……かと思われていた状況なだけに、香澄が取った予想外の選択に彼女たちは、ただ唖然としてしまったのでしょう。

     香澄の心境のように状況も次々と一転ニ転していきますが、はたしてマーガレットたちを待つのは悲劇なのか、それとも幸せなのか……次回の更新をご期待ください!

     今後とも応援よろしくお願い致します。

  • 窮地を救う希望の光への応援コメント

    えぇ、謎の人物って一体……?
    状況が緊迫しているだけに、なかなか思い通りにはいかないですが、希望の光が見えてきたのなら……みんな頑張って(ノ_<
    銃それ自体にも曰くがあるのかなぁとも思いながら、続きを待ちます。ハラハラ。

    作者からの返信

     はとりさま

     こんばんは、月影 夏樹です。応援コメントありがとうございます。

     香澄とフローラの心理戦も佳境を迎えてきましたが、そこへ突如現れた謎の人物の存在が見え隠れします。この謎の人物の登場によって、物語は予想外の展開を迎えようとしています。
     そして二人の心理戦で度々登場する「銃」の存在についても、ある重要なアイテムとなっています。物語の続きについては、もうしばらくお待ちください♪

     今後とも応援よろしくお願い致します。

  • 恐怖と憎悪の中でへの応援コメント

    今さらながら、誰かの心を救うというのは自分自身の心を救うことでもあるのかもしれない、と思いました。
    トーマスの心を救えなかった悲しみと後悔がここまで皆を追い詰めて、今は香澄の心を闇へ落とそうとしている。ならば、万が一にも香澄に手が届かなかった場合は、どれだけ深い傷が皆の心に刻まれるのだろう、と。
    ラストの拳銃、すごく意味が深い気がします。トーマスの最期を連想させるそれが、香澄へどんな効果を与えるのか。緊迫極まってきましたね……!

    作者からの返信

     はとりさま

     こんばんは、月影 夏樹です。丁寧な応援コメント、ありがとうございます。

     現に香澄たちはトーマスが自ら命を絶ってしまう瞬間を目撃(正確に表現しますと、エリノアは違います)してしまったので、説得するフローラたちの立場としてはおっしゃるとおり、その結末だけは避けるべき状況です。

     そんな緊迫する中で、フローラが香澄へ向ける銃口には一体どんな意味があるのか? そしてその選択肢がどのような未来を描くのか? 今後の展開にご期待ください!

     今後とも応援よろしくお願い致します。


  • 編集済

    香澄のプロファイリングへの応援コメント

    光と影のような異なる性格を持つ香澄ちゃんって、何だか「ジキルとハイド」「サイコ」などの映画の雰囲気に少し似ていますね。そこにプロファイリングを駆使した心理学や心理戦があるため、まさに「心理学サスペンスドラマ」ですね。

    作者からの返信

     鈴白 楓さま

     こんばんは、月影 夏樹です。応援コメントありがとうございます。

     第2幕から多重人格についてのエピソードが出てくるため、確かにそれらの映画に雰囲気が少し似ているかもしれません。ですが2つの映画ほどホラー色や残酷描写なども入れる予定はないため、怖いお話が苦手な方でも楽しめる内容だと思います。

     今後とも応援よろしくお願い致します。

  • さすが、フローラですね。そして、いよいよ対面となるのですね……!
    今までのすれ違いで傷つけ合ってしまったとはいえ、悪意のあった人はいないのですから。説得が上手くいきますように!

    作者からの返信

     はとりさま

     こんばんは、月影 夏樹です。応援コメントありがとうございます。

     本来なら大人の男性のケビンが活躍する……という流れになるのですが、やはり心理戦ということでここはフローラの出番ですよね。フローラですら恐怖を覚えるほどの考察ではありますが、今度こそエリノアたちと協力して香澄の心を救ってほしいと私も願っています!

     今後とも応援よろしくお願い致します。

  • 香澄はどんな内容のメッセージを送ったんでしょう……。というか、今の香澄はどの香澄なのか、心配になります。
    少なくとも、みんなが到着するのを待つつもりはあるのですね……。

    作者からの返信

     はとりさま

     こんばんは、月影 夏樹です。応援コメントありがとうございます。

     現状において最悪の結果を招くという内容ではないため、少なくとも今すぐ香澄が考えているプランを実行に移すといった流れではありません。また香澄はエリーたちを待つ心構えでいるため、その真意はいまだ謎に包まれています。

     香澄が送ったメッセージの内容や彼女の人格などについては、近日公開する予定の終章【エリノア編】でさらに明らかになる予定です。そこでプロファイリング的な意味合いも込めた展開にする予定なので、今後の展開にご期待ください!

     今後とも応援よろしくお願い致します。

  • 香澄のプロファイリングへの応援コメント

    お互いがお互いを大切な友と思っているのに、その行動を予側して裏をかこうと作戦を練ってしまう……。心理学の知識があるゆえに、何やら駆け引きめいた状況になってしまっていますね。
    捜す側でも同じように、プロファイリングを駆使して予測できれば……!

    作者からの返信

     はとりさま

     こんばんは、月影 夏樹です。応援コメントありがとうございます。

     香澄はもちろんのこと、彼女を追いかけるエリノアたちはいずれも頭が良い人たちなので、お互いに行動を探り合っているという感じがしますね。ですが今回ではその頭の良さが裏目に出てしまったため、エリノアたちは香澄を見つけることが出来ず苦悩しています。

     ですが次章以降で香澄とエリノアたちは同じ場所へ向かっているため、今度こそ彼女たちが再開出来ると良いと思っています。今後も彼女たちが行く末の結末について、お楽しみいただければ幸いです。

     今後とも応援よろしくお願い致します。

  • そういえば、前にエリノアもお屋敷を訪ねてましたもんね。最後に足を運んでおきたい……と思うのは自然な流れでしょうか。
    一人でゆっくり時間を過ごすことは、今の香澄にとって良いことなのか悪いことなのか。焦る気持ちはあるでしょうが、事故なく無事にたどり着けますように。

    作者からの返信

     はとりさま

     こんばんは、月影 夏樹です。応援コメントありがとうございます。

     悔いのないように思い出のある場所へ行きたいという気持ちは、心を病んでいても自然なことだと私は思います。しかも香澄にとってポートランドのお屋敷は特別な場所でもあるため、なおのこと一人で行きたかったのかもしれませんね。

     そして結末についての流れですが、私も香澄や親友のエリーたちが傷つくようなラストにはしたくないと考えています。本作のベースとなった作品の結末について、読者さまから賛否両論があるほど重たい内容になってしまいました。
     
     なので今回の作品については、出来るだけそういった事態は避けようと思っています。そして後に香澄とエリーたちが再会する予定の終章では、私なりに心に残るような物語に出来ればと内容を考えています。

     少し長文となりましたが以上です。今後とも応援よろしくお願い致します。

  • 四本の矢を一つに束ねてへの応援コメント

    ようやくエリーちゃんたちの心が一つになりかけたと思いきや、今度は香澄ちゃんが行方不明になるとは、事態は深刻化していますね。しかも日記を見る限りだと香澄ちゃんの意志は固いようなので、今後の展開が不安です。

    作者からの返信

     鈴白 楓さま

     こんにちは、月影 夏樹です。応援コメントありがとうございます。

     まさにエリーたちが一致団結したかと思いきや、ここで香澄が彼女たちの空気を乱してしまいます。ですがその原因を誰よりも知っているからこそ、エリーたちもまた心を深く痛めています。
     今は一分でも早く香澄を見つけることが大切なので、エリーたちには何としても彼女を発見して欲しいと願っています!

     今後とも応援よろしくお願い致します。

  • 香澄の日記(六)への応援コメント

    日記の最後に書き残した香澄ちゃんの格言、とても興味深いですね。「心理学を学んでいるからこそ余計なことまで考えてしまい、それが結果的に自分を苦しみ続けている」といった解釈となりましたが、これでよろしいでしょうか?

    作者からの返信

     鈴白 楓さま

     こんにちは、月影 夏樹です。応援コメントありがとうございます。

     香澄が残した格言のおおまかな意味合いとしては、仰る通りの解釈で間違っておりません。通常なら知る機会があまりない心理学における知識ですが、その学問を知っている香澄だからこそ、夢遊病の恐怖を誰よりも恐れています。
     仮に香澄が心理学を学んでいなければ、今のように自分を強く追い詰めることもなかったと私は思います。香澄自身も日記で述べていますが、こんな形で心理学の知識が役立つとは本当に皮肉な話ですよね。

     今後とも応援よろしくお願い致します。

  • エリノアと香澄の距離への応援コメント

    やっとエリーちゃんが香澄ちゃんたちの心を受け止めてくれた、感動の瞬間ですね!一時は彼女たちの関係もどうなることかと不安でしたが、無事仲直り出来て良かったです。

    作者からの返信

     鈴白 楓さま

     こんばんは、月影 夏樹です。応援コメントありがとうございます。

     二人は今まですれ違いが生じておりましたが、ここでようやくエリーが自分から一歩引いてくれるという決心を固めました。後はこのことを香澄本人に伝えるだけですね!

     今後とも応援よろしくお願い致します。


  • 編集済

    四本の矢を一つに束ねてへの応援コメント

    あぁぁ、最悪の事態が起きる前に、見つかりますように……。
    サブタイトルがとてもいいですね。バラバラだったみんなの心がようやく、一つになろうとしている。つらい展開ですが、四人の頑張りを応援しつつ見守りたいと思います。

    作者からの返信

     はとりさま

     こんばんは、月影 夏樹です。温かい応援コメントありがとうございます。

     せっかくエリーがハリソン夫妻やジェニーと和解出来たのですから、私も最悪の結末を迎える前に何とか香澄ともう一度話をする機会を作って欲しいと思います。以前のエリーなら香澄との関係は平行線をたどるままでしたが、今の彼女ならきっと説得出来るのではないでしょうか?

     またサブタイトルにつきましては、戦国時代の名将 毛利 元就の名言を一部修正して引用させていただきました。まさにはとりさまの仰る通り、一つの心では解決が困難でも四つ集まれば問題を克服出来る……そんな願いを込めております。お褒めのお言葉、ありがとうございます!

     今後とも応援よろしくお願い致します。


  • 編集済

    友情と夢の重りへの応援コメント

    個人的な意見としては、メグちゃんには舞台女優への道よりも香澄ちゃんの命を優先して欲しいですね。前作のような胸を締め付けるような結末は、彼女たちも望んでいないと思いますので……

    作者さまがどのようなストーリーを考えているかは分かりませんが、一読者の意見として参考にしてください。

    作者からの返信

     鈴白 楓さま

     こんばんは、月影 夏樹です。応援コメントありがとうございます。

     私自身もこればかりは何ともいえない……というところが妥当でしょうか?
    メグにとって長年の夢でもあるシアトルでの大舞台・はたまた青春を共に過ごしてきたルームメイト兼親友でもある香澄の命、どちらを天秤にかけても答えは出てきそうにありませんね。
     ですが私も悲しい結末が続くのはどうかな……と考えておりますので、ラストについては慎重に考えたいと思います。

     貴重なご意見ありがとうございます。そして今後とも応援よろしくお願い致します。

  • 論理的思考と人の良心への応援コメント

    このような状況って何かと大人の言うことに従いそうな流れですけど、それが必ずしも正しいとは言えないこともあるような気がします。時にはジェニーちゃんのように、人の良心に従うことが大切なこともあると思います。

    作者からの返信

     鈴白 楓さま

     こんばんは、月影 夏樹です。応援コメントありがとうございます。

     ジェニーは周りに流されやすい性格なので、今回のような場面ではそれが懸念されますよね。ですがいざという時には自分の意見をはっきり伝えるのが、ジェニーの良いところでもあります。はたしてこの決断が、後にどのような影響を与えるのでしょうか?

     今後とも応援よろしくお願い致します。

  • 二人の考察への応援コメント

    これは衝撃的な展開になってしまいましたね。頭では冷静に考えようとしても私がこの場面に遭遇したら、おそらく二人のように混乱すると思います。

    またホラー映画などで「身近な者に襲われる・襲われそうな恐怖」という言葉がありますが、そんな表現がぴったりの場面ですね。

    作者からの返信

     鈴白 楓さま

     こんばんは、月影 夏樹です。応援コメントありがとうございます。

     前回の感想でも軽くお伝えしましたが、この章ではホラーやサスペンスを強く意識しております。ミステリーのような謎解きはありませんが、私なりによい形で作品を演出出来たのではないかと思っています。

     今後とも応援よろしくお願い致します。

  • 夢心地な恐怖への応援コメント

    何だかこの章はホラーやサスペンスといった、迫りくる恐怖の演出が強い気がします。ですが精神病をテーマにしたサスペンスやミステリーは多いため、これも一つの手法なのかもしれませんね。

    作者からの返信

     鈴白 楓さま

     こんばんは、そしてお久しぶりです。月影 夏樹です。応援コメントありがとうございます。

     夢遊病という症状を扱っているため、淡々と紹介するよりもホラー的な雰囲気を出してみるのも良いかなと思いました。基本的に『命の天秤』の流れを引き継いでいる作品ではありますが、本作にしかない作風も取り入れております。

     今後とも応援よろしくお願い致します。

  • エリノアと香澄の距離への応援コメント

    人が悲しみを乗り越えるためには、まず、自分が感じている感情をありのままに受け止めることが必要なのでしょうね。理屈や正論で、心を抑えつけることは、傷を長引かせるだけなのかも……。
    香澄の思いを知ることで、二人の間の溝あるいは壁が取り除かれて、今度こそ本当に互いを慰めあえることを願っています。手遅れになる前に……!

    作者からの返信

     はとりさま

     こんばんは、月影 夏樹です。丁寧な応援コメントありがとうございます。

     相手を許すことはもちろんなのですが、それと同時に自分自身の気持ちもしっかりと理解することが大切だと思います。喜怒哀楽の感情は「心理学」を学ぶだけで解決出来るほど単純ではなく、むしろ香澄やエリーのような優しくて頭の良い人ほど、こういった問題に直面すると泥沼にはまりやすいのかもしれませんね。

     そういった点を考慮すると、今回エリーがケビンとフローラに助けを求めたのはまさに絶妙のタイミングだったと思います。今のエリーなら以前ように一人苦しむのではなく、トムのことで苦悩し続ける香澄の支えになってくれるでしょう♪

     今後とも応援よろしくお願い致します。

  • エリノアと香澄の距離への応援コメント

    香澄さんの日々の努力が、ここでやっと報われるのですね☆
    誤解がとけて良かった……。

    作者からの返信

     銀鏡 怜尚さま

     こんばんは、月影 夏樹です。応援コメントありがとうございます。

     第2章の中盤~後半に差し掛かる場面において、エリーにやっと香澄の想いが届いた瞬間ですね。今回エリーが親友で同年代の香澄やジェニーではなく、彼女たちをよく知る大人のケビンとフローラに相談したからこそ、上手にわだかまりを解くことが出来ました。

     エリーの「追い詰められながらも、自分の弱さを認める勇気」・ケビンとフローラの「相手の気持ちを否定せず、真正面から受け止める広い心」・そして数年前に香澄が書き記した「トムのカルテ(香澄のカウンセリングレポート)」・これらを上手に切り出したからこそ、エリーはもう一度香澄を信じてみようという気持ちになることが出来たのだと思います♪

     今後とも応援よろしくお願い致します。

  • 些細な心の変化への応援コメント

    一見すると作者さまがテーマにされている「心理学」って難しい内容と思われがちですが、こうして作品を拝見していると以外に身近な学問なんですね。今回テーマにしている「拒食症」についても、年頃の女の子なら誰でも発症する可能性がありますよね。それでいながらテンポよくお話が進んでいくので、本当に奥深い作品だと思います。

    作者からの返信

     鈴白 楓さま

     こんにちは、月影 夏樹です。応援コメントありがとうございます。

     拒食症はダイエットと深い関係にあるためか、学生~若い女性の発症率が比較的高い病気でもあります。また男性も痩せようという気持ちが働くケースがあるため、実は性別に関係なく発症することがあります。
     そして心理学は何かと難しい学問だと思われがちですが、実は私たちの生活にとても密接な関係があります。なので拙作ながら本作を読んで、少しでも心理学を身近に感じていただければ幸いです。

     今後とも応援よろしくお願い致します。