あとがきのようなお知らせへの応援コメント
完結お疲れさまでーす。
続編できたら、読みに来ますねえ("⌒∇⌒")
作者からの返信
コメントありがとうございます。
おかげさまで完結できました! お読みいただきありがとうございました!
あとがきのようなお知らせへの応援コメント
第三幕完結、お疲れ様でした!
奈緒ちゃん大活躍で本当によかった……双子はもうダメかと思いました…………
家族愛も男女の恋愛も一歩進んだ感じがある本幕、柊お兄ちゃんがいい味出していました。
真信くんもちゃんと立派なお兄ちゃんできたらいいですね←
作者からの返信
コメントありがとうございます。
みんな無事に生き残れました。
関係性もきっと、次幕はもっと前へ進むことでしょう。
真信君もお兄ちゃんとして奮闘してくれるはずです。対して妹がどう動くか……今から不安でたまりません(笑
これが大人のやりかたへの応援コメント
双子ちゃん可愛い…
と思ったら深月さんをカモ扱い!
…でもやっぱ可愛い。笑笑
作者からの返信
コメントありがとうございます。
悪だくみのレベルは深月よりも可愛い双子のほうが上だったようです(^^)
矛盾するのは人の感情ばかりへの応援コメント
柊さん、可愛いとこあるなあ。
真信たちの、普段バージョンと大学生バージョンのビフォーアフターを見てみたいと思いました。笑笑
作者からの返信
コメントありがとうございます。
柊さんは身長高いし体も大きいので、料理をするとおままごとさせられてる大人に見えるそうです。
編集済
【番外】木蓮奈緒の観察日記への応援コメント
新年初読み、きっとお得です!(?)
本年もよろしくお願いします。
シンシン君、もう知らぬことなしなレベルですよね。
そりゃキモいって言われますよ⋯⋯
今後の展開に関係しそうな伏線もあって果たしてどうなるか
作者からの返信
コメントありがとうございます。
今年もよろしくお願いします。
真信君、たぶん訊かれたら深月の前日の行動ぜんぶ暗唱できるんだと思います。もう擁護できない感じです。
次話から最終局面に入り始めます。努めていきますので、ラストまでお付き合いいただければ嬉しいです。
前提は紙片と枯れゆくへの応援コメント
なんか、ややこしくなってきたーー。
奈緒ちゃんっていったい何者?
作者からの返信
コメントありがとうございます。
本当ややこしいですよね……。彼女が何者なのか……その答えはきっとすぐ。
序幕が終わり、未知が開くへの応援コメント
ここまで、一気読みしました( ≧∀≦)ノ
面白かったです。
ようするに、真信は親父の手のひらで踊らされていたということですねえ(笑)
あと、源蔵さんは結局いい人だった。
これから、どーなったいくのか。
また、続き読ませていただきます。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
そうですね、踊りまくりでした。
源蔵さんが良い人…………そう言われたのは始めてです(^^)
ご評価ありがとうございます。続きも楽しんでもらえたら嬉しいです。
土塊よりもへの応援コメント
こんにちわ。一気にここまで読ませていただきました。
お婆ちゃんの孫を思う気持ちはなんとなくわかります。
でも、深月、なんか怖いです。
お婆ちゃんを黙らせたーって感じでした。
九州の方言、昔ながらの日本の光景。
そんなものが思い浮かべられるのもいいですね。
また、読みに来ます。
今日のところはここまで
作者からの返信
コメントありがとうございます。
お婆ちゃんにあまり騒がれてしまうと消さなくてはならなくなるので、脅して黙らせております。そのためにはお婆ちゃんに怯えてほしかったので、彼女なりに怖くなるよう頑張ったようです。
一話は導入なので地元密着話でした。お楽しみいただけたなら何よりです。
命の行く末への応援コメント
ついに読み終わってしまった…。
連載お疲れさまでした^^
どのような結末になるか心待ちにしていた反面、いざそれを迎えてしまうと、やっぱり寂しい気持ちになります。
私はハッピーエンドを好むので、奈緒ちゃんが助かってよかったなと思いました。見解は人によるでしょうが、奈緒ちゃんを苦しめていた幻覚や幻聴が消えたのも。
まだまだ書き足りないですが、一話のコメント欄に長々と書くのもお邪魔なので、ひとまずこの辺で…。
素敵な物語をありがとうございました!
おまけやショートストーリーも楽しみです^^
作者からの返信
コメントありがとうございます。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
私もできることならハッビーエンドが好きです。最善に向かってみんなが頑張っているのに絶望しか残らなかったら辛いですから。
今後の展開も少しずつではありますが構想中です。お暇なときにでもお付き合い頂けたら幸いです。
あとがきへの応援コメント
第二幕全体に対する感想は、こちらに書けばよろしいのでしょうか?
まずは読み手としての感想です。
第一幕は第一幕で完結していながらも、真信・深月・源蔵の物語として「その先がある」という印象でした。特に源蔵関連で、真信の家の方にも話が踏み込んでいきそう、と勝手に想像して。
そんな心構えで第二幕を読み始めたので、平賀家のキャラが一気にレギュラー入り(?)したのは想定通りだったとしても、途中から奈緒中心の物語になっていったのは「ん? 話がシフトした?」と感じてしまいました。本編の続編だと思って読み始めたら、実は外伝作品だった、みたいな。
例えば、この作品が全十五幕の超長編小説だとして、その第二幕がこれだったら「数幕か十幕くらい、こういう話を挟んだ後で、いずれ本筋に戻るのだろう」と思えたでしょうが、この作品は全二幕。だから余計に、第一幕の補完・続編を勝手に期待してしまったのかもしれません。まじりモコ様は「第二幕は、第一幕『カミツキ姫の御仕事』の補完であり、木蓮奈緒の復讐の物語」と書いておられますが、私個人の印象としては、それが5:5ではなく1:9か2:8くらいでした。
……と、こんな書き方をしてしまうと「失望した」というニュアンスに受け取られれるかもしれませんが、第二幕は第二幕で楽しみましたので、そこはお間違えなく。
続いて、一人の書き手として。
とても勉強になりました。特に、第一幕とは違う意味で。
それは第二幕の方が、第一幕以上に「主人公たちが人殺しである」という点が重く響いてきて、復讐がテーマになっていたから。
この点、あえて「読み手として」ではなく「書き手として」の方に入れたのは、自分自身が殺し屋・復讐をテーマとした長編シリーズを書いている影響です。私のは、読者ウケの良くない自己満足な作品なのですが、それでも懲りずに三つの長編を投稿して、さらに頭の中に構想がいくつもある(笑)。そんな『読者ウケの良くない』作品をまじりモコ様の作品と比べるのは恐れ多いのですが、少しでもテーマが似ている部分があると、色々と考えてしまうのですよね。
裏の世界とか復讐とかに関わる小説を書こうとすると、当然、作中の登場人物たちの「悪事や復讐に対するスタンスの違い」みたいなものも重要になってくる。それぞれ主義主張の違うキャラクターを色々と書くためには、作者自身が「色々と異なる、主義主張」を頭の中に想像できていないといけない。殺し屋とか復讐とか、現実では絶対に(ほとんど?)やらないことなので、実体験の活かせない『想像』ばかりになってくる。
自分が作品を書いていて、そんなことを考えていたので、この作品(特に第二幕)で描かれたキャラクターたちの「考え方の違い」は、興味深く読ませていただきました。
そんな意味で『とても勉強になりました』というわけです。
作者からの返信
コメント&ご評価ありがとうございます。
そうですね。当初第二幕では奈緒の結末まで進めるつもりはありませんでした。もっと間にやるべきことがありますし、真信達の物語を重ねてからでもいいはずだと。
しかし、執筆開始からまもなく、ずっと応援してくれていた方が鬼籍に入られ……。読者も私も、いつ死んでしまうか分からないことに気が付きました。奈緒の物語を読者に届けられない可能性もある、と。だから今やりたいことを、今できる最善のクオリティでやりきろうと、第二幕は復讐の物語になりました。外伝的に見えてしまうのは、そうやって展開を繰り上げ、奈緒を中心に持ってきたためだと思われます。
キャラクターにはそれぞれ過ごしてきた人生があり、考え方があります。彼らは作者と別人なのですから、全員の意見が同じになるはずがありません。同じ意見でもそこにたどり着くアプローチが違います。復讐への考え方も、多様であるべきです。主人公にはそういった意見たちに触れ、自分なりの答えを出させてあげたかった。
上手くその違いを描けたかは分かりませんが、何やらお役に立てたなら幸いです。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
追憶への応援コメント
二人の木蓮奈緒の交錯。
ここまで彼女の素性が語られるたびに「なんか違うんじゃないかな?」という匂いをプンプンさせていましたが(例えば前話で、復讐に関する私見を真信に対して述べる場面の直後に、それをひっくり返すような記述でエピソードを終わらせるとか)、ようやく「これが真実です!」というのが描かれましたね。
今まで敢えて(ですよね?)モヤモヤと表現してきたからこそ、解答編が、よりスッキリした読後感になっているのでしょう。作者様の計算された表現配置が、とても見事だと感じました。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
そうですね。第一幕は読者にカードを伏せた状態で進めたので、第二幕は主人公より先に読者へ情報を提示する方式をとりました。ですがそれだけだと小説としては面白くないので、どの情報が誰のものなのかを曖昧に書いていました。モヤモヤなのはそこだと思います。
ですので、こうして真相を出した時は、驚きよりもスッキリした感じが強かったかと。構成の九割はちゃんと考えて書いているので、そこを読み取ってお楽しみいただけるのは嬉しいです。
必然の二人はすれ違うへの応援コメント
謎の男からミネラルウォーターをもらった件(A)→ 奈緒の話(B)→ ミネラルウォーターの入手経路を忘れている(C)、ここまでを一話で描いているのが「上手い!」と感じました。
何がどう上手いのか、自分の感想なのに具体的には最初わからなかったので、少し分析してみると……。変化を強調する意味で(A)と(C)は同じエピソードで描く方がいい。しかも直結ではなく、それなりの長さのある(B)を挟んだことで変化の唐突感が適度な唐突感になっている(唐突すぎる感じがなく読んでいて受け入れやすくなっている)。そういうことなのかな、と思いました。その辺り、綿密に計算した構成なのか、無意識のうちにセンスで書いているのか、わかりませんが。
あと、危犬というシリーズ。狗神の物語の中で「犬」モチーフというだけで思わせぶりな感じですが、さらにそれが問題のミネラルウォーターのペットボトルについていたとなると、怪しい臭いがプンプンしますね(全て結びつけるのは出来すぎだからこそ一部はミスリード的な偶然かもしれない、と思いながらも)。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
水の話は一話でやるべきというのは考えていました。話数を分けてしまうと「おっ、作者が矛盾した設定出したぞ」と勘違いを読者に誘発してしまうためです。変化を自然に見せるには、仰るような流れでやるべきでしたので。
危犬につきましては、まぁ意味も必然性も設定としてはありますが、本編で直接説明し語るほど重要な要素ではありません。お気づき頂けた方のみ、「だからか」と考察して楽しんでもらえるような裏話の部分となっております。
なので気にかけてもらえるのは嬉しいです。
隠匿された軋みへの応援コメント
私の読解力の問題で、単純に読み落としているだけかもしれませんが。
第一幕では「伏線と、それを遅くなりすぎないところで回収する、巧妙さ」というのがたくさんあったと思うのですが、第二幕に入ってからは、そうした面白さは薄くなってきた印象でした(大げさな言い方をするならば、登場人物も増えたことで、キャラ萌えラノベ的な方向に傾いてきたのかな、と勝手に感じていました)。
でも今回は、
>静音は木蓮、という名前に聞き覚えがあった気がしていたのだが
>同じ苗字の誰かが仕事の対象だったことがあるだけだろう。静音は最後まで書類に目を通し、そう結論づけた。
久しぶりに、思わせぶりな記述が出てきたように感じられて、個人的には嬉しいです。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
そうですね。第二幕は第一幕と作風を変えてみようと書いていたので、前回の空気を好んでいただけた方にとっては微妙な部分もあると思います。雰囲気だけでいうなら、ミステリ風味→サスペンス風味くらいの意識です。(本編はミステリでもサスペンスでもありませんが)
第二幕は第一幕の補完も目的ですので、キャラを見せる日常話も多いです。
あと第一幕と違って文字数気にせず好き放題やったので、冗長な部分も多かろうと思います。
ただ、作品の中身は全力でやっているので、最後までお付き合いいただけると嬉しいです。
無自覚への応援コメント
>「前は、あの二人を差し置いて僕を支持する人間がいることを不思議に思ってたよ。けど……。深月と出会って、世話しながら過ごして、なんとなくだけどわかった気がする」
若者の成長譚として、上手くできている部分だと思いました。
物語開始時点で既に強さを有していた真信ですから、こうやって内面の成長を描くしかないわけですが、その成長の様子が、ここまでの記述でとても納得行く話になっている、と感じました。
また、今回のエピソードを読んでいて。
以前に「誘拐事件編」最終話で感想を書いた時に、返信で作者様が『信用や信頼は、カミツキ姫のお仕事全編に渡るテーマの一つ』とおっしゃっていたことを思い出しました。
今回の後半部、熱い展開です。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
真信がこうして気づけたのは深月と過ごしたからこそ、というのを読者に感じて欲しくて苦心した記憶があります。
だいぶラストに近づいてきたので、真信くん頑張ってます。ここで頑張らないとお料理男子で終わってしまいますから。主人公らしい働きが出来ていればいいのですが。
泥はあふれて決意となるへの応援コメント
主人公の内面描写は上手いですね。心の変遷が、とても物語にマッチしているように感じました。
……などと思っていたら、きちんとストーリーに『動き』をつけて、急展開。確かに、読者によっては「心理描写は地味」と感じる人もいるだろうし、それだけで終わらないのは重要ですね。この作品、随所に「読者の方を向いている」と感じられる部分があり、例えば今回のような「ヒキの上手さ」も(これは時々「惚れ惚れするなあ」と思うほどなのですが)、その一例なのかもしれません。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
はい。心が動いたなら、決意が固まったなら、むしろそれをぶっ壊す次の衝撃を用意しないとご都合展開に終わってしまうかな、と。作風的にも。
ヒキは毎回読者の興味を誘えるように、余韻を考えて苦心しています。盛り上がりだと一話の中が「序破急」になるのが理想なのですが、難しいです。褒めていただけて安堵しています。
静まり返った部屋への応援コメント
前回にも今回にも「応援」を押しましたが、前回の話よりも、今回の話の方がはるかに好きです。
以下は完全に私個人の特殊な意見になってしまうと思うので、本当は胸に秘めておこうかとも思いましたし、書くとしても最終話で書くつもりだったのですが、ちょうど「前回の話よりも、今回の話の方がはるかに好き」の補足説明になるので、思い切って、ここで書くことにしました。
ここまで読んできて、私は平賀側の設定・背景よりも樺冴側の設定・背景の方が好きです。読んでいてワクワクするし、純粋に楽しいです。
もちろん、両者が混じり合っているのが、この作品の最大のセールスポイントだと思うのですが、それでもなお、その『両者』に、面白さの差を感じてしまうのです。平賀側の話を読んでいると、たまに「漫画っぽい、安っぽい殺し屋設定が、重厚な雰囲気の作品の中で浮いてしまって、ハナにつく」とさえ感じることがあるのですが……。いや『漫画っぽい』で言うならば、今回書かれているような樺冴側の狗神の設定の方が、はるかに漫画っぽいファンタジー設定のはずですよね。それでも、そこには違和感・浮いた感じは、個人的には思わない。むしろ作品の世界観にストンとはまっているように感じてしまう。
これは、作品全体が「樺冴側の雰囲気」に合うように(少し偏って)書かれているからなのか、あるいは、作品全体はきちんと均等に出来ているのに、私個人が正しく作品を読み取れておらず、読者として偏ってしまっているのか。
おそらく後者なのだとは思うのですが、この意見を見た作者様が「こんなことを言ってきて人は初めてだ」ではなく、もしも少しでも「そういえば」と思い当たる部分があるのであれば、この作品の改善点になりうるのではないか、と思ったので敢えて書かせていただきました。
(少し紛らわしいですが、下のかたの感想とも、また少し違います。主人公のキャラクター性の違和感ではなく、あくまでも、平賀家の設定・背景を詳述している部分の話です。主人公そのものは、「それなりの背景がある主人公の言動」として、私は最初から「上手く描かれている」と感じています)
一読者が『改善点』などと言い出すのは大きなお節介なのでしょうが……。そもそも私は『【途中敗退者たちの集い】今は一次選考が精一杯【ただし読者選考のあるコンテストを除く】』企画から読みにきており、企画内容の中には『「それより先に進むためには足りなかったもの」が見えてくると思うので』とも書いています。
その意味で、実は、ここまで読んできて、ずっと大きな疑問として感じることがありました。
「この作品、なぜ二次選考を通過していないのだろう?」
まだ企画参加作品を全部読んだわけではない(それどころか未読の方がはるかに多い)のですが、自分自身も(コンテスト自体は全く別物ですが)「一次選考通過・二次選考落選」作品を持っているだけに、頭の中で「一次選考通過・二次選考落選レベルというのは、この程度なのだろう」と想像しているラインがありました。
ところが、この作品。少なくともここまで読んできた感じでは、文章も構成も物語展開も、純粋に「読んでいて楽しい」という部分でも、その「私が思っていた二次選考落選レベル」よりも、明らかに何段階も上なのですよ!
だからこそ余計に「何かしら問題点があるはずだ」と気になるのでした。
上述の「平賀・樺冴の二つの物語の混在が、セールスポイントであるはずなのに、微妙に均等になっていない。差がついてしまっている」というのが、もしも私の勝手な読み取り方でないならば、一つの答えになり得るのかな、と思ったのでした。
ちなみに、ちょうど最近「カクヨムコン歴代応募作品講評会」の中で、この作品が取り上げられていましたね。私も読みましたし、最初に読んだ時は「へえ、そういう見方もあるのか。やはりプロの感想って、私のような素人とは全く違うのだなあ」と思ったのですが。
今あらためて見てみると、最後のこの部分。
>現代日本にこだわらず、時代を大正や明治に設定して時代性やロマン観を足したり、日本に似た異世界にしたりして世界観の独自性や新規性を意識してみてください。
確かに、少し時代を昔にしたり、微妙に異世界にしたりしたら、私が個人的に感じていた「平賀側の話の漫画っぽさ・安っぽさ」は薄まると思います。少し昔の話なら、こういう殺し屋っぽい話もスーッと物語に溶け込んで、納得できる気がするので。とはいえ『異世界』にまでしてしまうと、それはそれで、この作品の持ち味(現代ファンタジーの伝奇ロマンだからこそ)を殺してしまうような気もするのですが。
以上、長々と勝手な意見、失礼いたしました。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
まず長々と、とおっしゃいますが、私は作品と向き合ってくださる方のご意見はどれだけ長くても嬉しいですし、酷評でもそれはそれで嬉しいです。趣味で何十万字と小説を書くような人間なので、長いとも感じません。お心遣いありがとうございます。
頂いたご意見ごもっともであります。私も正直に話しますと、書いている時は深月側の物語のほうが楽しく書けました。
それは、もともと「カミツキ姫の御仕事」は樺冴家の事情の設定から始まった物語だからでもあります。樺冴の話を引き出す役割として真信を配置しました。最初の設定だと真信は一般人だったんです。一般人では樺冴家の闇に耐えられないので、彼の家の設定が生まれた次第です。後付なので浮いてしまうのも必然かもしれません。
また、深月が呪術要素を強く反映するので、真信は徹底的に科学側を受け持たせています。しかし世界観は樺冴家の雰囲気(呪術)寄り。相容れない要素の提示としてなら成功かもしれませんが、全体の統一感を鑑みれば、小説の設定からして失敗と言えるでしょう。
今作に続く「カミツキ姫の因果律」ではそこを逆手に取ってストーリーを作りましたが、「御仕事」単体で見ればやはり、ご指摘の通り違和感を与えてしまう造りになってしまっていて、反省しております。
平賀側の話が安っぽく漫画的なのは、樺冴の話が混み合っているので、こっちはシンプルにしようかと考え過ぎた結果の失敗例と思われます。読者が軽く受け入れやすいよう典型的、類似的な価値観でまとめたために、そう感じられたのかもしれません。
ご意見頂き、自作の欠点を改めて意識し言語化することができました。本当にありがとうございます。
以下は参考までにお伝えします。
今作が一次を通過したコンテストは「第5回角川文庫キャラクター小説大賞」です。
あそこは例年、二次通過作が4作程度で、そこから2、3作が受賞しているようです。推測に過ぎませんが、あそこは二次の時点でレーベルカラーにそぐわない、受賞の水準にない作は落とすのかもしれません。(一次通過作と落選作を読み比べたことがありますが、内容自体のレベルはそう変わりませんでした。通過の可否にはキャラクターの個性が重視されると考えられます)
ですのでたぶん、烏川さんの思う通過水準のほうが正しいはずです。
しかし企画から来ていらっしゃってたんですね。長編は読まないと明言しているお方がなぜカミツキ姫に……? と思っていたので謎が解けました(笑)
拙作のためにお時間割いて頂き、心より感謝いたします。
それと、異世界ものにしたら持ち味が死ぬというのは同感です(笑
真信サイドへの応援コメント
以前に(地蔵の町編4話目「供物」で)「確か六十年くらい前、何代か前の当主が」というセリフの含意について感想を書きましたが、ここで改めてハッキリと明言されましたね、「あそこの当主はコロコロ変わる」と。
それとなく匂わせた後で、少し経ってから、きちんと明言する。こういうのは、わかりやすくて良いですね。最初の時点で気づいた人は「ああ、やっぱり」と思えるし、スルーしていた人は新情報として受け取れるし。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
そうです。ご指摘通り随分前から情報を出していました。
お気づき頂けた方には「やっぱり」、とにやにやしてもらえるかなと。でもスルーしてしまっている方もいるだろうから、再度明言しております。こうして気づいてもらえるとありがたいです。
まだ願いは形にならないけれどへの応援コメント
今さらですが。「誘拐事件編」のテーマは『信用』とか『信頼』とか、漢字一文字で表すならば「信」だったのかなあ、と感じました。
そういえば、これも今さらですが、主人公の名前は『真信』ですからね。なるほど、です。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
信用や信頼は、カミツキ姫のお仕事全編に渡るテーマの一つとなっております。もちろん誘拐事件編もです。
真信の名前は…実は偶然です。私も読者に指摘されて気が付きました。それも真信くんの運命だったのなら面白いですね。
突入と思惑への応援コメント
プロローグ2話目の「真っ赤な世界へ」において、主人公が担任教師からプリント配達を頼まれた時の『それ以外にも何やら意図があるように感じたが』という記述。
地蔵の町編2話目の「不穏昼食」において、担任教師と言葉を交わした後ヒロインが愛想笑いを消して呟いた「……後は待つだけ、かなー」というセリフの真意。
そのあたりの伏線を解明するエピソードですね、これ。こういうの、好きです。
それとは別に、今回の序盤。おそらく裏社会で育ったが故なのでしょうが、状況分析に長けているという感じの主人公の描写を読むと、ヒロインとは別方向の「主人公の強さ」が垣間見えて、改めて「バディものとして互いに補い合えるような、上手い設定にしてあるな」と感じました。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
分かりにくい細かな伏線にまで気づいていただけるとは。作者冥利につきます。
主役二人は、できることの方向性を真逆に設定しています。重要な部分なので、そうやって気にしていただけるのは嬉しいです。ありがとうございます。
誰そ彼への応援コメント
このエピソードを読み始めたところで、
「これだけ老婆がクローズアップされるならば、この老婆が第1章の悪役(読者のヘイトを集める役)かな? そういえば第1章って、あとどれくらいあるのだろう?」
そう思って、改めて目次を確認しました。そこで気付いたのが『地蔵の町編』という章題。少し前に地蔵の印象云々のコメントを書いてしまいましたが、ちゃんと章題を読んでいたら「今さら」な話だったのですね……。
作者からの返信
地蔵の町編という章題は、ただ地蔵がいっぱいある町の出来事なのか、地蔵メインの話なのか、見ただけでは分かりません。地蔵の描写をスルーした方は今さらとも思わないものです。
「あっ」と思ってくれるのは、内容をつぶさに読んで、最初から地蔵の印象を記憶してくれていた方だからこそです。ありがとうございます。
お地蔵さまへの応援コメント
実は2話目を読んだ時に、書こうか書くまいか悩んで結局書かなかった感想として「冒頭の街の説明で、お地蔵さまの描写が妙に印象的であり、心に残る。これが伏線だったらいいなあ」というものがありました。
本当に伏線だったら、後の読者のために、あまり指摘してはいけないかも。逆に伏線じゃなかったら、的外れな書込みになるかも。そう思って書くのを遠慮していました。
でも、また『お地蔵さま』の話が出てきたので、「ああ、やはり、それなりに意味があったのだな」と感じています。
>以前から感じていたことである。この町には、至る所に地蔵が置かれているのだ。その数はどこか異常にも思えるほど。
「主人公が気になっていたこと」を、最初に描写した際に「読者の心に残すこと」として書けるのは、凄いと思います。これらならば、あまり感情移入しないタイプの読者であっても、否が応でも主人公に共感せざるを得ないので。
そして。
前半パートで、地蔵について詳しくない若者代表のような形で主人公を描写しておき、後半パートで、
>もうちょっと、この祭りの始まりだとか、お地蔵さんの意義だとかば若者に伝えたいと思って。
と、「知らない人も多い現状」という話を持ち出す。
これも上手い、スムーズな構成ですね! 読者目線では(メタ的には)実例を提示されているだけに、説得力があるますから。
作者からの返信
ありがとうございます。
主人公がそういう信仰に詳しくない設定なので、こういった設定の説明やシンプルな描写がしやすくて楽です。詳しい人だと一つ一つに目が行ってしまうので。
やはりキャラ同士に知識の落差があるとこういった演出がやりやすいです。
晩餐への応援コメント
> 明らかに階級が下がっている、と源蔵は愕然とする。何にそれほど驚いているのかと真信は不思議そうに首を傾げた。
細かい点ですが、こういう部分、好きです。
それぞれのキャラクターの考え方の違い、現状に対する認識の違いみたいなものが、端的に表現されている感じがします。
そういう描写、小説としては当然なのでしょうが、カクヨムで色々な作品を読んでいると、WEB小説では結構ないがしろにされているように感じる時もあるので。
続いて出てくる狗神の説明。
真信の「わかってない」と食事シーンを上手く活かして読者に設定を説明しているので、これは構成の妙だと感嘆いたしました。
小説、特にファンタジーやSFを書いていると、「設定を説明しておかないといかない、でも上手くやらないと説明パートだけ浮いてしまう」と苦労することも多いので、余計にそう思ってしまいました。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
キャラクターはそれぞれ性格も前提知識も違うので、同意ばかりしているのはおかしいことだと思っています。そこの食い違いを上手く書けてる小説は大抵面白いです。私も試行錯誤で勉強中です。
説明のタイミングは難しいですね。キャラは知識を知っているのが当たり前の人と、知らないのが当たり前の人とがいるので、キャラ自身が疑問を感じる瞬間を狙っています。
不穏昼食への応援コメント
3話目の『条件』において、
> 真信は己が一般的な善性を備えてはいると自負していたが、人殺しは絶対にいけないなどという甘言が通じない世界があることを、幼い頃から知っていた。
ここで「もしかして」と思ったのですが、それほど待たされずに、この5話目で、
> 深月ほどではないが、真信の実家も特殊な仕事を家業にしていた。
と、答えが明示される。こういうタイミングは良いですね。
ここまで読む間に、他の点に関しても「もしかして、これって、こういう意味?」と考えてしまう部分は結構ありました。だから、おそらく小さなモヤモヤとした『謎』は、いくつも作中に紛れ込ませてあるのだと想像します。『謎』って引っ張り過ぎると、過分に気になってしまうものですが、今回のような解答提示があると「小さい謎であれば、近々きちんと答えをもらえるのだろう」と信頼できるので、ストレスなくスラスラ読める感じです。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
情報開示のタイミングはとても難しいものです。ご意見をもとにすごく悩んで書いていたので、そう言って頂けると嬉しいです。
三者三様の証言・マッドへの応援コメント
密室事件の犯人、マッドになっちゃった 笑笑
マッドは美少女だったんですね〜!
ビフォーアフターが気になります!
作者からの返信
なんでそうなったかは私も分かりません(笑)
マッドは顔だけなら作中最美少女です。顔だけなら。
必然の二人はすれ違うへの応援コメント
危犬シリーズ…危険だと知らせてくれた、ということでしょうか?!
男は敵ではない…?
ドキドキします(>_<)
作者からの返信
コメントありがとうございます!
謎のフード男はいったい何者なのか……。私から一つ言えることは、彼はしばらく出てこない、ということでしょうか(笑)思わせぶりな男ですね。
不穏昼食への応援コメント
初めまして、和泉ユウキと申します。
この度は、「我こそは~」の自主企画に参加して下さりありがとうございました!
遅くなりましたが、読ませて頂きました!
読んだ順番から感想を書いています。
長いので、心してお読み下さい。
緊迫感溢れる惨状のプロローグから一転して、第一話の冒頭が平穏で、このギャップが良いですね。
って、まさかのクラスメイト(と教師)に嵌められた様な感じで、プロローグに繋がるわけですか!
この第一話の最後の台詞が、超好みでわくわくしました(笑)。
凄絶な笑みを見せるヒロイン、素敵です。
しかし、重要な秘密を知ってしまったからこそ、主人公が利用される。
かなり深い世界に足を突っ込んでしまったその境界線が、紙一重過ぎてぞっとします。
というより、クラスメイトや教師は、何をもって家に行かせたのでしょうか。ちょっと気になりました。
あと、主人公に悪い匂いはする、というのと逃げ出した家のこと(お兄さん優しい!)。
主人公が一体どん事情があり、どんな力があるのかが書かれていないというミステリアス。
しかも、「わんこ」が気に入る様な主人公。
後見人も姿を消したということは、普段は特に関わりがない、ということでしょうか?
主人公が巻き込むために、周囲で動いている感じなのでしょうか。
読み進めていくと、思ったよりヒロインがだらけた感じで驚きました(笑)。
いやはや、あれだけ不思議で雰囲気のある登場の仕方だったのに、これだけだらけているとは。
しかも、結構大雑把!良いですね、こういうキャラ好きです。
そして、胸の柔らかさに正直になる主人公。良いですね、こういうキャラ好きです(二回目)。
でも、主人公は悪い癖と言っていますが、色々疑うのは悪くないと思いますよ。この友人、超怪しいです(笑)。
しかし、下僕で良いんだ……。この主人公、柔軟性在り過ぎではないですか(笑)。
そして案の定の担任。
ヒロインのごめんね、とか、待つだけ、という台詞が意味深すぎます。
これからどんな風に関わっていくのか、かなり気になる展開でした。
続きがかなり気になります!
全体的にさくさくっと読めて、続きも次から次へと気になる感じでした。
もう完結されているということなので、最後どうなるのか。
企画が終わってから、改めてお邪魔しようと思います。
この度は企画に参加して頂き、ありがとうございました!
作者からの返信
和泉ユウキさん
はじめまして! 大変な企画に参加させて頂きありがとうございます。
お褒めのお言葉嬉しいです!
グロ系苦手で魔王様好きとのことで拙作はどうだろう……と心配でしたが、良かったです。
気にしてくださっている伏線は全部回収されます。一幕は本一冊分くらいでしっかり完結しますので、お暇な時がありましたらお読みいただけると、きっと楽しんでもらえると思います。
立ち寄っていただき、ありがとうございました。
【部外秘】人物レポートへの応援コメント
マッド、研究室作っちゃったんですね。笑笑
渚が死なないか心配です…。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
マッドはどこでもマイペースですので勝手にいろいろやってしまいます。
渚さんも苦労してますが、今のところは無事ですね。彼女の今後は源蔵さん次第でしょう。
条件への応援コメント
某自主企画から、スコッパーとして参加します。
冒頭、割とショッキングなシーンから始まり、惹きつける力は充分にあったと思いました。
ただ、そこからの展開が若干ゆっくりだったかなという印象です。
そのため、綺麗でホラーな雰囲気が先行してしまったように感じています。
文章ですが、とてもきれいな雰囲気を作り出せる書き手だなと思っています。また、コミカルな部分での掛け合いが楽しかったです。
あと、深月がかわいい!
でも……やっぱり展開が遅いよね。
この展開の遅さにより、(バトル込の?)ホラーに寄せるのか、日常ものにするのか少しふらついた感じを受けました。
しっかりと文章が書ける書き手だと感じています。あとは、話の筋道をできるだけ早く出す方向にすればもっと伸びそうだなと思いました。
それでは執筆お疲れ様でした。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
なるほど、ホラーな空気……。自分では気づいていませんでした。ご指摘助かります!
構成力が足りていないのは自覚しているので、問題はやはりそこですかね。難しい……。最初に彼らの身近で何かやってみたいという欲が抑えきれてませんでした。日常パートから入るべきではなかったのに。
深月への褒め言葉ありがとうございます。明るい場面が苦手なので、そう言って頂けると安心します。
お読みいただきありがとうございました。
あとがきへの応援コメント
第二部完結、お疲れ様でした。そして有難う御座いました。
私にとっては、カクヨムに登録したての頃にこの物語に出合わせていただき、その縁に今も感謝しきりな令和二日です。
奈緒ちゃんが生きてくれて良かった……!
私のイチオシはやはり真信(シンシン)でしょうか。彼がこれからどの様な道を歩き、そしてどう苦悩と葛藤を乗り越えて行くのか……ある意味で彼の成長物語でもある様に、感じている節があります。
静音さんはとても良いキャラで、物語へ素敵な彩りを添えている印象です。もっとポンコツ面を出しても良いのよ?
そして深月ちゃんはいわずもがな。
あ、でも源蔵さんも捨てがたい……!!
さておき、ふと気になって見てしまったのですが、ここまでゆうに33万文字。しかしまだまだ彼らの活躍を期待して止まない一ファンでございます。
またいつかお会い出来る事を祈りつつ。
ありがとうございました。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
33万字……そんなに書いてたんですね(苦笑)。長い旅路にお付き合いいただき、本当にありがとうございます。
真信君推しありがたいです。共感されるタイプの主人公じゃないと思っているので、真信を好きと言ってもらえると親の心持ちで嬉しくなります。
静音さんがポンコツでいられるのは周囲が平和である証なので、今後そうなっていくといいなぁと私も願っております。みんな幸せになってほしい。そして源蔵さんには最後まで悪役でいて欲しいとも思いつつ……。
ここまで続けることができたのも、皆様の応援あってこそです。ありがとうございました!!
編集済
受容者の作法への応援コメント
このエピソード、ヤバイです。滅茶苦茶に好きです。
>「なるほど。盲点でした」
>驚くタイミングも褒めるタイミングも逃してしまった。
>空のバルサンが何ゴミに分類されるのか確認しに行った。
>そこにいたのは、やはり深月だった。
等々、などなど……挙げればキリが無い位なのですが、何と申しますか、琴線に触れる表現、そして陰と陽・緩と急の流れが兎にも角にも凄みを感じます。
いつかこんな表現をしてみたいです……くはあっ!!
作者からの返信
おおっ、ありがとうございます。
いい感じに雰囲気を表現出来たようでなによりです。このまま気をゆるめずにラストまで走りたいものですね。
そしてバルサンは各自治体の指示に従って廃棄であります!
あとがきのようなお知らせへの応援コメント
ひとまず、またお疲れさまでした!
私の性癖に刺さったキャラは千沙でした。
次がまた始まることを願って、待つことにします。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
千沙さんを好きになってもらえるとは思っていなかったので嬉しいです。彼女も無表情でクラッカー鳴らしてると思います。