概要
命には優劣があるだろうか
乗員は6名。脱出ポッドの定員は2名。
生きる者と死ぬ者を、どうやって分ける?
※この作品はLINEノベルにも掲載されています。
生きる者と死ぬ者を、どうやって分ける?
※この作品はLINEノベルにも掲載されています。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!極限状態で問われる、命の価値と意味。
本作の状況は至ってシンプル。
舞台となるのは難破した宇宙船。搭乗するのは艦長と5人の乗客と一体のヒューマノイド。用意されている脱出ポッドは2人分のみ。残された酸素の残量はおよそ半日分。この中で誰が生き残るべきか?
最初は平等にくじで決めようとする艦長ですが、このくじに自分を入れていいのかということで悩むし、さらにこの事実を乗客に明かしたところ、その内の一人が、「では、もし私が当選したら、艦長、あなたに権利をお譲りします」と言い出して……。
シンプルな設定の短編だけに作者がキャッチにしている「命には優劣があるだろうか」というテーマが引き立つ内容になっていますが、本作が優れているのはそれだけ…続きを読む