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第九話 異動への応援コメント
ちょ、魔王がデレたw
あーいや、失礼しましたm(_ _)m
ここまでヒクヒクひきつる表情筋を抑えながら読んで参りましたが、もーあかんw
今日は奥さんが出かけていて良かった。そうでなければ間違いなく不審者を見る目で私を訝しんでいただろうと(>_<)
それはともかく副総裁さま、あなた間違いなく彼女の前では五歳児の王太子殿下よりも……。
作者からの返信
kobuupapaさま
私の作品をお読み下さって応援コメントも沢山ありがとうございます。とても嬉しいです!
魔王はもうデレデレですよ。表情筋も鍛えられた?ようでなによりでございます。奥さまに見られていなくて良かったですね。
副総裁さまは中々手の焼けるお方ですが、御(ぎょ)し方を心得ているビアンカや王妃さまなら手懐けるのも楽勝です。
後書きへの応援コメント
遅くなりましてすみません。自主企画にご参加頂きありがとうございました。読了しました。
クロードとビアンカ、恋の障害を乗り越えての大恋愛……と思っていましたが、二人の深い愛を微笑ましく感じていました。殺気だったりすることもなく、甘くも焦れったい二人をひたすらに堪能させて頂きました。
素敵なお話をありがとうございました。益々のご活躍を祈念しております。
作者からの返信
有澤さま、応援コメント嬉しいです。
この作品は私の第一作であり、ネット上で小説を書こうかな、と考え始めたきっかけとなった思い出深い記念作なのです。楽しんでいただけたようで何よりです。
この作品を元に次々とシリーズ作を生み出しております。というかこのシリーズしか今のところ執筆していないのですが。
作品を最後まで読んで下さりレビューの★までありがとうございました。
第六話 邂逅への応援コメント
ジェレミーがあっさりやられてびっくりです。
王国物語4から入った身としては、いつもあんなに偉そうにしてたから物凄く強いのかと思ってました。
作者からの返信
まんじさま
「この世界の何処かに」も読み始めて下さってありがとうございます!
そうですね、この物語ではジェレミーはほんの脇役なので目立っていませんね。でも本当はジェレミーも優勝したリュックも物凄く強いのです。この年は準決勝で当たった二人、実は結構な接戦だったのです。
しかし、ここでは主人公がビアンカで、彼女にとってはジェレミーとリュックがどのくらい強いか、いかに女性にモテるかなんてことはどうでもいいのですね。ですから描写にも行を割きませんでした!
番外編3 座談会への応援コメント
座談会と言うよりは、インタビュー? それよりも、クロードさんのデレデレを公開する場だったような気がしました。
始めの「ビアンカが楽しいなら俺も楽しい」が、この話数の全てを言い表していたように感じます。
クロードさんは、デレデレが転じて「雷ばかり落としていても部下たちはついて来ないと分かってきた」といったように、結婚までとは別の視点を得たようです。仕事する上で更なる活躍ができることでしょう。
視点を変える、つまりは、1つことを多角的にとらえる力は重要なんです。
この座談会は、そんなことも表しているようにも思いました。
ビアンカさんも、自らの記録を残すようです。
思い返せば、このストーリーはビアンカさんの気持ちが大きく乗っかっていたように思います。
もしかすると、ビアンカさんの記す記録が、このストーリーの原型になったかも知れません。そんな暗示も見えた座談会でした。
作者からの返信
対談は二人の場合、座談会はもっと大人数の場合ですよね。三人の時は別の言葉があったのですが、どうもなじみがなくて結局座談会にしました。各話の題名を漢字二、三文字で揃えたかったということもあります。
そうなのです、クロードもビアンカに出会ってから仕事一筋の自分から少し抜け出しました。部下たちのこともより気を配るようにもなりましたし、視野も広がって亜逢さまのおっしゃる通り一つのことを多角的にとらえるようにもなったのですね。
ビアンカの残す記録は後世にどんな影響を及ぼすのでしょうか。彼女は公開や出版などは考えていないようですけれども。とても興味深い書物になると思います。
最後の最後まで読んで下さってありがとうございました。亜逢さまのコメントにより、改めて見直すところも多かったです。
番外編2 倒錯への応援コメント
クロードさんの反応がうまかったです。
うまく表現されていました。
えむとか、えすとか、意味が分からなくても、他の人たち、王様やレベッカさんを観察して、その意味を察しています。
それらの言葉を知らないところから、クロードさんの仕事一筋というか、魔術一筋だった人生がうかがえますし、このような観察眼も副総裁に抜擢された理由に入っていたのだろう、と推測できました。
その地位は黒魔術を含めた、家系だけを重視したのではないのだ、と改めて感じた次第です。
そして、観察して得られた意味からビアンカには教えられない、と判断するところも、男性としてグッドでした。
現在においても、姉夫婦と弟が同席した会話で、ここまで低俗に発展する例は珍しいのではないでしょうか?
姉弟仲がいい証拠ですね。微笑ましいです。
さらに、国王という立場の人も同席しています。骨肉の争いとは無縁と感じました。
王様と義理の弟の関係としては、少々緊張感に欠けるとは思いますが、このようなおおらかな関係であれば、無駄なところにエネルギーをかけることなく、政治を行なえているのでしょう、と思えてしまいます。
クロードさんをネタにした、ミラ王妃様のエピソードとして、この番外編が書かれたのかも知れませんが、付随して王家のことが色々と分かる番外編でした。
よかったですよ。
最後に、「脆弱化したクロードを是非見てみたい」との部分で、吹き出してしまいました。
「脆弱化」という言葉のチョイスが、よかったです。光ってました。
ジェレミーさんが、クロードさんの変化を大げさにとらえているところが面白かったです。
うまいですねぇ。
作者からの返信
この話は本編ではあまり活躍の場が無かった王妃の弟ジェレミーの人となりを少し紹介する目的もありました。同じく本編ではちょろっとしか出てこなかった国王陛下と王妃、ジェレミーやクロードとの距離感もより良く分かって頂けたかもしれません。
あとは、そうですね、クロードは今まで仕事一筋で何の楽しみもなく鬼上司として生きてきたのですよね。彼がビアンカに会ってからいかに「脆弱化」してしまったということを、周りがからかうところも書きたかったのです。
クロードは従兄弟の関係にあるミラ王妃やジェレミーと仲が良いですから、彼らのぶっ飛んだ言動にはまあ慣れているのです。レベッカの反応もまあいつもの通りだと彼は思っていることでしょう。彼は部下や同僚、他人に無関心なようで実は良く観察している人なのです。そうでなければ人の上に立っても下がついてきませんよね。
いつもコメントありがとうございます。
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番外編1 母娘への応援コメント
ここにも男女の理想形を見た思いです。
「この子のために奔走する君を見ていれば分かったよ」なんて、ポールは妻であるスザンヌをよく見ている証拠です。
妻をよく見て理解を示す、夫としての愛が溢れています。
スザンヌも大きな声で養女にしたいと頼むのではなく、母乳をもらいに走り回って気持ちを伝える(本人はそこまで考えていなかったと思いますが)なんて、奥ゆかしくあって行動力のある妻でした。
仲の良い夫婦といえど、なかなか、こうはいかないでしょう。特に夫の方が……。
また、ビアンカを抱いた姿に、「私がそれまで見たスザンヌの中で一番美しかった」との最上級の言葉、愛と希望と、子供が授からないというそれまでの苦悩が、全て重なって美しい姿として、ポールには羽ばたいて見えたことでしょう。
こんな嬉しい言葉に、スザンヌ・ビアンカ以外の人、読者も含め、その人たちの心も温まったことと思います。
娘の結婚という大きな節目を祝う贈り物に、とてもふさわしい言葉だったと思いました。
そして、また、絵が登場します。(写真がない時代なのでしょう)
本編に登場した絵とは、また別の感動がありました。
自らが描いたということ、家族と、一番美しいと感じた妻(ビアンカもいますが)をモデルにしているということ、時間に乗って流れゆく家族の形が、その瞬間としてきれいに切り取られたようで、その時その時の深い愛情を感じました。
女性なら、こんな男性と出会いたいと思うことでしょう。
まさに、理想形でした。
さらに、それらの絵をポールが大切に抱えて持ってくる。手持ちと言う配慮に合間妹子様の細やかな表現が、憎いくらいに活きていました。
クロードの『お嬢さんを下さい』と深く頭を下げた行動も嬉しいのですが、本編に主(しゅ)がありますので、ここでは省略いたします。
作者からの返信
ビアンカの両親の思いは本編で伝えきれなかったような気がしていたのでこうして番外編にしました。ビアンカ、本当にいい家族に恵まれました。
私もこうして恋愛ものを書いていますから、主題は夫婦間、恋人の愛情なのです。しかし、親子や兄弟間の情愛、家族愛をちょこっと挟むのが好きなのですね。特にこのボション一家はとても素敵な家族です。心が温まりますね。
ポールは送り出す娘に最高の贈り物をしました。この二枚の絵はどんな高価な物品にも代えられませんね。この二枚の絵にまつわる家族とボション夫婦の思い出は永遠に皆の心に残ることでしょう。
クロードの身分とか地位ではなく、彼自身の人柄をボションの両親がビアンカの夫として申し分ない、もったいないくらいの人だと認めたところも私は好きなのですね。
この番外編の話は私もお気に入りなのです。暖かいコメント、ありがとうございました。
主要でない登場人物と動物への応援コメント
合間妹子様の愛が、並々ならぬものと感じる読み物? です。
マジちょい役って登場人物に、ここまでの紹介文を用意していらっしゃる。
パワー的に、私などには、とてもできません。
出てくる全ての生き物に個性を与え、目を配り、忘れない、そんな細やかな扱いに敬服します。
それぞれのキャラ、動物に思い入れがあっても、ここまでやってしまおうとは、思いつきませんし、例え思いついても、なかなか実行できないものです。
作品への愛を、いっそう感じました。
残るは植物でしょうか? 黒い雷に焼かれた樹木たち、とか? (笑)
作者からの返信
ええ、そうなのです。アナタどちら様?って言うようなチョイ役にまで愛着があってですね、書かずにはいられませんでした!
でもこの話は短めなのでわりと楽しく紹介文書けたのですね。シリーズ作が進むにつれて、話も長くなり、主要登場人物だけでも多すぎて、チョイ役の数もすごく段々大変になってきたのです。第四作目では流石に挫折しそうになりました。
時々異世界ものの作者の方で自作の世界での常識や用語説明ページを作っていらっしゃる方も見かけますね。私は作中に出てくる小道具や物語の進展のカギを握るアイテムの類の紹介文を書こうかと考えたこともありました。なんにせよ、自分の創造した世界に浸りきるのは楽しいことです。
後書きへの応援コメント
この作品には、キャラ、作品自体に対して、合間妹子様からの愛を感じておりました。
作品を愛する心が、愛する2人のキャラにつながったように思いました。ただ、ちょっと過保護だったかも知れませんね。
それでも、作品を完結できるのは、合間妹子様の力量があってこそです。
お疲れ様でした。
次回作はアメリさんが主役とのこと、読者目線を演じてくれた彼女が、どのような主役を張るのか? 興味がわくところです。
ミラ王妃様の暴れっぷりも楽しみですね。
もう公開になっているようなので、番外編を平らげたら、移行しようと思います。
えーと、本文中に「悪役が出てこないので、それは書いていて作者としては心が軽かった」との、ご感想がありました。
私事ではありますが、私の作品も、あまり悪役らしい悪役は登場しません。
ですが、一度、これぞ悪役と言うキャラを登場させたことがありました。命を軽視するような悪役です。
それが書いていて、とても楽しかったんです。心が重くなることはありませんでした。
と、言うのは、悪役にも悪役なりの人生を持たせたんです。こういう人生を歩んできたから、こんな悪役になってしまったのだ、と言うことを作中で明らかにしました。
すると、悪役にも愛着が湧き、悪役っぷりを存分に発揮してくれました。
それでも、しかしというか、やっぱりというか、悪事は主人公たちにより阻まれてしまいます。
それが功を奏したかどうかは分かりませんが、その作品は公募の一時選考を突破しました。二次で落ちましたが……。
ですので、悪役を用いる場合はその人生も考えてあげて、こうして悪役になったんだという理由を作品中に明記するならば、書いている側の心を重くすることを、少しは抑制できると思いますよ。
経験からの意見でしたが、後書きということもあって、参考になれば思い書かせていただきました。
作者からの返信
亜逢さま、後書きにまでコメントをありがとうございます。亜逢さまのコメントにはその都度色々と考えさせられることも多いです。
まあ私が過保護だったかどうか、クロードは覚醒以来二十年、ビアンカはクロードの存在を感じてから十年の歳月を経ての出会いです。二十年は長いです。クロードは王家に次ぐ身分の公爵ですから、そりゃあ何としてでもどんな手を使ってでもすぐにビアンカを手に入れようとするでしょう。それでも一応は真っ当な方法で正式に結婚まで持って行きました。「身分差」のタグとは結ばれるまで障害が大きくて時間がかかるということの代名詞なのですよねぇ。
アメリが主役の次作は少々作品の雰囲気が変わります。あらすじでも少し触れています。王妃さまはパワーアップしますし、他にも色々と濃いキャラも登場します。どうぞお楽しみに。
悪役にも色々種類がありますよね。これから私のシリーズ作にも沢山出てきます。書いていて楽しい奴、物語に適度にメリハリを与えてくれる奴、やっつけられて読者に爽快感を与える奴、どう書いても救いようのない奴、少々後味の悪い気にさせられる奴もいますね。
亜逢さまの悪役論、良く分かります。どんな悪人でも生まれた時から悪だったわけではないのですから、そこに至るまでの過程があって当然です。それを掘り下げて書くくらいの悪役は結構重要な役で、物語にはなくてはならない存在でしょうね。
悪役も居て成り立つ物語もあります。亜逢さまの作品の味わい深い?悪役も一次突破に大いに貢献してくれたと言えて、悪役だけど準主役級なんて名誉ある座を射止める登場人物もいますね。ところで亜逢さまは公募の一次通過したことがあるのですね、尊敬します!
ご意見ありがとうございました。
最終話 片割れへの応援コメント
ああ、なんと、2人の最期まであるとは思いませんでした。
結婚生活へ踏み出すところで終わるのだろうと思っていました。
少々驚きました。
公募作品では、うまくいけば続きを書かなければなりません。キャラを替えての続編はハードルが高くなりますので、あまりやらないのが普通なのです。
(実は私はこの失敗をおかしています)
でも、このストーリーはそうではなかった。
その辺りが、公募作にはない自由なところと感じました。
2人とも幸せな最期であり、ほぼ同時に亡くなるということに運命を感じます。
これこそ、サブタイトルにもある通り、片割れ、人生の片割れだったのでしょう。
なにか、男女の理想形を見た思いでした。
そして、ストーリーは別の世代へと引き継がれるという、未来を見据えた幕引きになっています。
読者の興味を引くところですね。
最後に、ファルタンさんの仕事が役に立ったというところが、うまいアレンジなっていると思います。
取り組んだ仕事が報われるって、嬉しいことですよね、誰にとっても。そう、読者にとっても、作者にとっても。
そんな、密かに込められた願いを感じました。
ありがとうございました。
作者からの返信
亜逢さま、コメントありがとうございます。最終話ではクロードが最期に一生を振り返りビアンカに感謝するというところを書きたかったのですね。それから子孫にまた大魔術を覚醒する子供が生まれるというところまで入れたかったのです。
私は小説を書き始めて日が浅いですし、特にコンテストに応募しようなんて夢にも思わず、自由気ままに書いています。字数不足とか応募資格を満たさないとか、種々の理由により今のところは私の小説は趣味の範囲を出ていません。好きなように書き、続編に続け、シリーズ化して自己満足している状態なのです。
この作品が完結した時にはまだビアンカとクロードの子孫の話は私の頭の中では構成も出来ていませんでした。ただ今少し形になってきています。そのうち「百年後の王国物語」として連載を始めようかと考えています。正にフォルタンさんの記録のお陰です。彼の業績は後々の世代に大きく貢献しています。彼自身は自分の働きがどのくらいの影響を与えたかは生前に知ることはなかったでしょうが、草葉の陰からそっと後世の王国の繁栄を見守っていることでしょう。
最終話までお読みいただきありがとうございました。
第二十一話 婚姻への応援コメント
育ての両親、ボション男爵夫妻へのはからいが、嬉しいです。
今のビアンカさんを育て上げたのが、このポールさんとスザンヌさんの2人なのですから。
2人にも前回で表現されたような、これまで至る想いが、こみ上げたことでしょう。
幸せを見送れる機会があって、本当に良かったです。
ミラ王妃様は、ここでもやってくれました。
確かに、王族は家来の結婚式には出ないと思います。
ミラ王妃様が、そんな決まりなど蹴り飛ばして、見たいものは見たい! 見ないと一生後悔する! などと、駄々をこねた姿が目に浮かびました。
さらに、実父のアルノーさんには内密だった。
教えたら、反対されるだろうし、せっかく花嫁の父親が再びできると喜んでいるのだから、水を差したくないとも思ったことでしょう。
ミラ王妃様には、こんなような想像まで、させていただきました。
合間妹子様が、ミラ王妃様の性格を見抜いてのエピソードだったと思います。
変幻魔術が得意ということも、活きましたね。
そして、最後の鳥目線がよかったです。
結婚式を、王都の街を、幸せな人々を、その全てを、俯瞰(ふかん)したようなラストビジョンでした。
また、それが動物達の企画というのも、意外性があって面白かったです。
とてもきれいな幕引きでした。
作者からの返信
ビアンカがルクレール侯爵家に養女に入ったのは公爵様に嫁ぐためなのですから、その点ルクレール侯爵夫妻は分かっていらっしゃいます。何と言っても王妃様の御両親ですものね。特に新しい養父のアルノー・ルクレール侯爵は花嫁の父親役の重要さを分かっていらっしゃいます。ポールとスザンヌ夫婦の気持ちを汲んだ粋な計らいとなりました。
王妃様は変幻魔術だけ使えるのが幸いしてか、国王陛下から変装して式に出席する許可をもらえました。臣下と言っても仲良くしている従兄にあたるクロードの結婚式ですものね。ただ、陛下の許可が下りていたことを知らされていなかったアルノー氏は、冷や汗ものでしたが。事前に知らされていても心が休まることはなかったかもしれませんね。
ビアンカの白魔術師としての能力はこの物語中では政治的な利用はされません。ですから彼女の魔法はこんなことにも使えるんだ、ということを作者としては少しでも伝えたくてこの白鳩さんたちの登場となったのでした。
第二十話 運命の丘への応援コメント
くーっ! 幸せいっぱいで、こっちまでトロケそうです!
ビアンカさんは、相手の両親からも優しく迎え入れてもらえそうで、温泉の足湯につかるくらいに、心地いいのではないでしょうか?
また、多くの事象が重なって、今があるという大事なことを伝えていると思いました。
両親がビアンカさんを置き去りにせず、外国へ連れて行ったら、教会に捨てられなかったら、牧師さんが早く気付かなかったら、そんなことにならなかったから、今ここにいるんですね。
感慨深いものを感じました。
ミラ王妃様からは、女性らしかならぬ生々しい言葉が出てきました。
男友達のようです。
結婚してからも、似たような表現が、ミラ王妃様の口から飛び出てくると思うと、クロードさんとしては苦虫を潰す思いでしょうが、第三者的には「それそれ! 次は何?」と期待してしまいそうです。俗っぽくって、すいません。
地味ですが、レベッカさんがよかったです。そういう役どころを忘れていらっしゃらない、合間妹子様の作り手としての感覚がよかったです。
作者からの返信
ある方が感想でおっしゃったことですが、ビアンカの一番の幸運はボション家に拾われたことですね。それでも二人が出会うまでにクロードの覚醒から二十年もかかったわけです。
出会うまでの経緯がそうですから、作者の私としては二人とも今の甘々の幸せを十分に味わって欲しいのです。
ミラ王妃は常にこんな感じです。周りがギョッとしてぶっ飛ぶような発言をします。ビアンカの姿絵をクロードに見せた時もレベッカさんの心臓が止まりそうなことをおっしゃっていました。
ミラ王妃さまは今後も活躍する予定です。基本的には彼女人の恋路の応援をする方向の活躍ですが、時々読者の方の下世話な期待に応えるような発言もあるかもしれませんねー。
レベッカさんはシリーズ作中でも一、二を争う苦労人(仕える主人に振り回されているという意味で)です。読者の気持ちをよく代弁していることもあります。私のお気に入りキャラの一人です。
第十九話 惚気への応援コメント
どうも、ビアンカさんとアントワーヌさんの出会いのシーンだったようです。
結婚の決まった女性に別の男性が現れるとは、女性誌ばりの展開と感じました。
アントワーヌさんは、どんな風にビアンカさんに関わっていくのでしょうか?
興味が湧くところです。
また、図書館といえども魔法を使えないと、本を手に取れないなんて、想像がつきませんでした。
整理・整頓・清掃・本の搬入搬出なども、魔法師の方が行なっていることでしょう。
史書すら拒む図書館があるとは、なかなかのアイデアでした。
クロードさんののろけ話、直接本人の口から聞いてみたいものですね。
作者からの返信
この話はなんというか、おまけみたいな感じなのですね。アントワーヌとの出会いというよりは、クロードが学院で学生相手にまでノロケている、なんという変わりようだ、しかも既にビアンカの尻に敷かれているのでは、ということを印象付けたかったのです。
アントワーヌ君は「この世界の何処かに」では実は特別友情出演です。あまり女性誌のような展開にもならないですねぇ。今のところ彼は勉学一筋で無害な人物です。
貴族学院図書館の魔術書コーナーは実は某魔法学校の物語の図書館をふと思い出して少々参考にさせてもらったのです。少し幻想的な感じになるかな、とこんな具合にまとめてみました。司書の方も魔術書の塔の管理はしていない、というか出来ないようです。
のろけ話の聞き役、アントワーヌ君が喜んで代わってくれると思いますよ!
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第十八話 養女への応援コメント
さすが、国家魔術師、鳥に変幻できるんですね。
普段はお馬さんががんばっても、片道に半日も要してしまう道のりを、自らの力で日帰りで往復するなんて、疲れてしまうのも当然のことでしょう。
戦時でもなければ、こんなに長い距離を変幻の術を使って移動しないのではないでしょうか?
これも、ビアンカさんのためなんですね。
こういう行動力も女性には嬉しいと思います。
そう考えると、鳥を伝書鳩のように使えるビアンカさんの力は、この世界にとっては意外と脅威のように感じました。特に戦時など。
そして、以前にも登場があったかも知れませんが、改めて新しく登場した人物の紹介がありました。
ビアンカさんを毛嫌いする人はいないようです。
ジェレミーさんは、ビアンカさんにあまり興味がない様子です。リュックさんの時と違って、クロードさんが心配しないで済みそうですね。
アメリさんの眼鏡作戦が効いてたのでしょうか? でも、フロレンスさんによれば、女性にはみんな同じ扱いとのことなので、違うかも知れません。
えーと、1つ疑問な点がありました。
「付添人」です。この世界、この国における結婚式では、どのような役割なのでしょうか?
もしかしたら、次回以降に出てくるかも知れませんが、想像がつかない役割なので、軽い不安定感を覚えてしまいました。
作者からの返信
ビアンカは鳥と意思疎通が出来るので、大型の鳥に遠方の家族に手紙を送る時には頼んでいます。ボションの家族はもちろんその鳥とは話が出来ないのですが、返事を書くとそれを持ってビアンカのところに戻ってくるので重宝しているようです。
クロードは変幻魔法もお手の物です。鳥に化けて遠くの場所に移動します。乗合馬車の約二倍の速度と考えていただければ分かり易いかと思います。
王妃さまの弟、ジェレミーはあの騎士道大会の準決勝でリュックと戦い、負けていました。エティエン王太子が応援していた叔父さまですね。近衛騎士でリュックと人気を二分している彼ですが、八方美人なリュックに対して女性全般にあまり興味がないようです。
この作品「この世界の何処かに」では結婚式の付添人については説明をしていません。と言うのもこれから最終話まで読み進めていただけるとお分かりでしょうが、別に説明は必要ないからなのですね。要するに式で新婚夫婦の付添をする男女のことなのです。
大抵の場合、夫婦の親しい未婚の友人が務めます。婚約者同士とか、既に付き合っている二人が選ばれることが多いです。新しく夫婦となる二人の証人みたいな存在ですね。新婦が移動する際にベールやドレスの裾を持ったり、花束を渡したり、式の後の晩餐会(いわゆる披露宴)では新郎新婦とダンスをしたり、大した役割はなくただ形式的な役です。
第十七話 求婚への応援コメント
なんとも、クロードさんらしい求婚劇でした。
ロマンチックな雰囲気なんて不要、書類と言う堰が切れたら、なだれ込むくらいに一目散っていったようです。
ビアンカさんの「侍女でも妾でもなんでもいい」には、一途な思いを改めて知りました。「妾」という言葉は、20歳前の女性にはきついかも知れないと思いましたので……。
その婚姻のための書類が整うのに時間を要した、という理由付けがうまかったです。
ミラ王妃様にとっては、2人の結婚は当初より想定していたことだったので、とっとと進めたかったと思います。
しかしストーリーとしては、あれよあれよと進めると、エピソードを入れ込む場所(時間的余裕)がありません。
その時間的余裕を与えるために、書類の用意するのに時間を要したと理由を付けたと受け止めました。
それを裏付けるための身分差であり、男爵家の養女でもあったのです。
うまく辻褄(つじつま)が合っていますね。大変うまい理由付けと思いました。参考になりました。
また、ビアンカさんが捨て子だったと、思い出しまいた。面目ないことに、忘れていました。
出自の謎というのは、ストーリーを作る上で、想像の幅を広げてくれる設定です。これからのストーリーに咬んでいくことでしょう。
最後にファルタンさんの「後世への置き土産」との思いの裏側には、別の気持ちもあったように想像できました。(合間妹子様の意図かも知れませんが)
特別な魔力に対する個人的興味も大いにあったと思いますが、研究者としてもプライドもあったと思うんです。
「(ビアンカさんのような)特別な魔力を目の前にしながら、何も残せないとは不甲斐ない」などと、後世の研究者達に揶揄されたくない、という気持ちもプライドから起こっていたと想像しました。
特別な魔力について、以前の記録があまりないところから、私はそう思いました。ファルタンさんも過去の研究者達に同じことを感じていたと思ったのです。過去には色んな事情があったかも知れませんが、私ならそんな思いが少なからず湧くことでしょう。
だから、彼も過去の研究者と同じように思われたくない、との思いがあると想像した次第です。
作者からの返信
亜逢さま、いつもコメントありがとうございます。
クロードはとりあえず周りから固めていったのですね。本当は身分なんて気にしていないのは彼自身です。でも、自分がそうしてごり押しでビアンカに嫁いで来てもらっても彼女が世間から何と言われるか想像に難くないという思いから、きちんと形式を踏むことにしたのでしょう。
ビアンカの実の両親は恐らく平民で、捨てられていたためボション男爵家に養女もらわれました。とりあえず下位ですが貴族だったので、王都に来て王宮に勤めることが難なく出来たのですね。ビアンカがボション男爵夫妻に拾われていなくて、もし平民として育っていたら二人が出会うのにはもっともっと時間がかかったことでしょう。
ビアンカは自分の出自をわきまえていますから『侍女でも妾でも』いいのです。生まれながらの貴族の令嬢はそんな発言はまずしないと思います。クロードはもちろんビアンカのことを生涯ただ一人の女性と思っていますし、王妃さまも二人が正式な夫婦として結婚することしか想定していません。
フォルタン総裁は魔術の研究に一生を捧げていると言っても過言ではありません。ビアンカがレオナール王国建国以来記録に残っている三人目の白魔術師だということでかなり盛り上がっておられます。特に今回は『片割れ』を妊娠中の生みの母が旅をしており、ビアンカを発見するのに何年も要したということもあって、しっかりとした記録を残すのが彼の重大な役割だと思い込んでいるようです。ここだけの話、実際フォルタン総裁の記録は貴重な資料として王宮魔術院に大事に保管されることになります。大いに後世の役に立つことでしょう。
今までの記録があまりないのは白魔術師が大変珍しい存在であることと、病弱で成人するまで生きられないことも多いことと、今でこそ平和な王国も戦乱の世も長かったため記録もあったかもしれないが残っていないことなどが挙げられます。
編集済
第十六話 口付けへの応援コメント
予告をいただいた通りでした。
ロマンチックなサブタイトルなことがありました。
花火は、やはり絵になりますね。物語に使えるアイテムです。
このサブタイトルなことで、ビアンカさんが気を失ってしまうなんてことが起これば、クロードさんに制動をかけられたのでしょうが、それは無さそうですね。
こうなると、クロードさんの気持ちにも弾みがつくことでしょう。
クロードさんは、ミラ王妃様のお楽しみを踏み台にして、着実にビアンカさんとの事を進めていますね。でも、それもミラ王妃様の思惑のうちかも知れませんが……。
合間妹子様はリュックさんを使って、クロードさんとビアンカさんが移動するきっかけを与えています。うまくストーリーの流れを作っていると思いました。
このような流れの作り方は参考になります。
今回、表現方法でハッとしたのが、「リュックは一礼して」からの2行です。
実は、この時のリュックさんの表情の描写があれば、より効果的じゃないのかな? というか、その顔を見たかったと思いました。
ですが、すぐに「国王は笑いをかみ殺している」とあって、間接的に表情を想像できました。
始めに空の皿を出して、ちょっとがっかりさせて、そのすぐ後に、別の皿に欲しかった食べ物を盛って出した、みたいな感じでした。
目立たないと思いますが、この手法も面白かったです。
「自白剤」と言うのは、それなりに冗談っぽく聞こえました。
でも、クロードさんから「睡眠薬」という言葉出たのには、ギョッとしました。
この人結構黒いんだ、と感じてしまいました。しかも、それを最愛の人に言ってしまうなんて……。
女性読者には、少なからず衝撃があったと思います。
クロードさんも合間妹子様も、思い切ったことを言った/言わせたものだと、驚きを感じました。
ビアンカさんが理解しておらず、また触れてはいけないと感じたのか、聞かなかったので、クロードさんの深部は、彼女に伝わっていないと思いますが、考えされられるエピソードでした。
もしかしたらこの発言は、クロードさんなりに本来の自分も見て欲しいという覚悟だったのかもと、自分なりの想像する次第です、ハイ。
次回のサブタイトルからも、クロードさんの心が高まっている証かも知れませんね。
うーん、華やかに見えて、深い第16話でした。
作者からの返信
クロードはビアンカと初めて会った時こそ興奮?緊張?気味で魔力が制限出来なかったようです。その後ビアンカが毎日魔術塔に勤務するようになって慣れてきたので手を繋いでも、腕を組んでも、デコチューをしても気を失うことなく、大丈夫になりました。唇にキスももちろん出来ましたね! 良かったです。
お城の塔の上で二人きりで花火を見ながら、ファーストキスなんて素敵なシチュエーションです。王妃さま、リュック・サヴァン中佐ありがとう、ですね。
リュックはこの作品の次作にアメリの相手役の男主人公なのでここで少しどういう人なのかを少しだけ印象付けてみた、という思惑もあります。舞踏会で注目されている美しいビアンカを気軽にダンスに誘うような方です。もちろん彼はクロードがどんなに怖い人なのかも知っていて、それを承知でビアンカに声を掛けるという少々命知らずな一面もあります。あそこでリュックの表情も描写を入れる、ということには思い至りませんでした。
国王陛下が笑っていたのは、そうですね、リュックの無謀さ大胆さが可笑しかったからでしょう。あのクロードがビアンカを手放して他の男性と踊らせるはずがありませんからね。
問題のクロードの発言、睡眠薬は彼はアメリがリュックに対して使って既成事実を作ってしまえと言う意味で言ったのですね。未婚の男女が二人きりで一定の時間を過ごすだけで即結婚しないといけない、という社会ですので。男性が女性に睡眠薬を使うのはシャレになりません。それでもクロードさん、少々ダークな冗談が過ぎましたね。ビアンカがその意味を追究せず、流したのが幸いでした。
クロードは純粋無垢なビアンカに合わせて彼女をそれはそれは大事にしています。今回のファーストキスだって、出会ってから一か月以上も経っています。それでも彼も三十前のいい大人なので、まあその辺りの事情はご想像に任せます。
次回の題名からもお分かりのように、また二人の関係は進展します。お楽しみに!
第十五話 舞踏会への応援コメント
前話のコメントについて対応いただき、ありがとうございました。
分かりやすくなりました。追記文も、よりクロードさんを表しているように感じました。申し分ないです。
さて、この話数のコメントです。
お膳立て、場の雰囲気の重要性を感じました。
大勢いる華やかな場所、ビアンカさんを引き立てるドレス、2人の気持ちが高まっていくのは、自然なことでしょう。
デコチューなどと、2人の距離が一気に縮まったのは、そんなお膳立てのお陰のような気がしてなりません。
これまでの仕事、生活のルーチンだけでしたら、こんな急な進展はなかったことでしょう。
ミラ王妃様、様様といったところです。
男女関係の進展は、エピソードを入れて段階的に、という手法がストーリーを面白くできそうなのだと、改めて教えていただきました。
ありがとうございました。
作者からの返信
亜逢さま
前話のご指摘については私の方がお礼を申し上げる方です。何と言っても私自身の不手際でしたからね。連載中の作品ならともかく、完結して時間が経ったものはもう見直すことなどあまりないですから、本当に良かったです。
この回は乙女の憧れ、王宮の舞踏会です! 折角の異世界王宮ものですから! クロードがこんな場に出てきたことに皆さん驚かれていますね。
本来の姿で着飾ったビアンカにメロメロのクロードです。彼はビアンカが侍女の姿で眼鏡をかけていようがメロメロなのには変わりませんが、それでもやはり場の雰囲気というものが気持ちを盛り上げるのでしょう、デコチューまで進展いたしました。しかも大広間中の人間の前です。
お膳立てをした王妃さまもご満悦のようです。でもあまり興奮しすぎるとまたお腹の赤ちゃんがゆっくり休めませんよ!
クロードもビアンカもお互い心の中ではもうこの人しかいない、と決まっています。名実ともに二人が結ばれるまではもう少しかかります。亜逢さまがおっしゃるようにこれから段階的に進展していくかもしれませんね。次回の題名は口付けです、今度はおでこではありませんよー。
編集済
第十四話 姿絵への応援コメント
ビアンカさんでなくても、涙が出そうな場面でした。
「二枚同じものを描かせたの。……領地のご両親に送って差し上げなさい」なんて、なんといい王妃様なのでしょう!
こちらも、立派にサプライズでした。
ミラ王妃様のファンが増えたのではないでしょうか?
そして、クロードさんの誘い方も、なかなかの策士ぶりです。ちゃんとクロードさんの弱点が何かを、分かっている王妃様でした。
クロードさんでなくても、「いったい、他の誰にその絵を渡すのか!」と、言いたくなりますね。
一人俗にいるレベッカさんが読者代表のようで、いい役割を演じてくれました。上手な役の使い方と思いました。
【すいません、追記です】
「ある日突然クロードが……」からの2行を、すぐに、うまく読めませんでした。
それまですらすらと読めたのですが、そこで突っかかってしまったのです。
何度も読んでみて、2つのことに気づきました。
① 前半、読点まで「ビアンカに」クロードが教えてくれたと、すぐに分かりませんでした。
② ①を行なった上で、読点でなく、文を切って句点で分けた方が、すんなりと読めるような気がしました。
これは、気付いた点です。
特に修正等を求めるものではありません。
ぶしつけな意見を、ご容赦ください。
【追記終わり】
作者からの返信
ミラ王妃ファンの読者の方はありがたいことに何名かいらっしゃるのですが、こういう彼女の優しさに惹かれてというよりも、王妃らしくない豪快な言動が気に入ってというのが理由のようなのですね……
クロードには舞踏会でビアンカをエスコートなさい、と言えばほいほいと張り切って出席することでしょう。が、王妃さまはクロードに内緒でびっくりさせたいからこんな策を練ったのですね。
レベッカさんのような役割の脇役が私の物語には時々出てきます。王妃さまのような暴走する登場人物を止める時もあれば、心の中で密かにツッコむだけの時もあります。こういうシーンは楽しく書けますね。
追記の件について、最初私も気になっていた文章でした。なんとなく分かりにくいなあと自分で思いながらも、手を加えたりせずそのまま掲載していました。お恥ずかしい限りです。ご指摘ありがとうございます。問題の文は二つの文に分け、後に何文か追加もしました。
第十三話 招待への応援コメント
この回は合間妹子様の、作品への気遣いを思い知らされた(言い方がよくないですね)、えーと、痛感させられた回でした。
「侯爵家から私が連れてきた侍女だから」と、今後のビアンカを見る侍女達の目に、ミラさんが気を配ったり、「王妃と向かい合って座っていることに……居心地の悪さを感じ」と、身分の差を印象付ける記述があったり、「(クロードの)お側に仕えさせていただいて、ありがとうございます」と、ビアンカが感謝を忘れていなかったり、などの気遣いです。
ややもすると、見逃しがちな点をきちんと押さえていらっしゃる。合間妹子様の細やかな配慮を感じました。
舞踏会でサプライズを起こすなど、ちょっとしたことでも、エピソード(事件)になると、私に気付かせていただきました。
ストーリーを考えていると、大きな事件に思考が向かいがちなのですが、このような演出をすれば、立派なエピソードになるのだと教えていただきました。ありがとうございます。
そして、今後の舞踏会で起こるエピソードを考えたりします。
何とか侯爵が、ビアンカの足を引っ張るエピソードがあったりするのでは? などと。(悪役の意地悪って、ありそうなので)
会話の中で、妊娠・お腹の子供の話題が、何の障害もなく扱われています。大人の女性ばかりがいる場面の会話なので、そうなっているのでしょう。もし、その場に男性がいたら、同じように話題にできなかったことでしょう。
私の作品は、女性ばかりがいる場面の会話を、あまり想定しておりませんので、大変参考になりました。
もしかしたら、すでにどこかで書いたかも知れませんが、以前の登場人物紹介にあった王妃ミラさんのイメージからは、怖い感じかな? と想像しておりました。でも、好感を持てるいいお姉さんなので安心しました。
いじめ役かな? と、勝手に思っておりましたので……。
作者からの返信
そうですね、ビアンカは男爵令嬢とはいっても養女で捨て子だったこともあり、多分生まれは平民なのですね。それを一介の新人侍女である彼女はわきまえています。いきなり魔術塔に勤務になり、色々特別に王妃さまに目を掛けてもらっていては周りの同僚達の目が非常に気になるのでしょう。
王妃さまも勝手気ままにお節介を焼いているだけの人ではなく、そんなビアンカの心配もきちんと分かっていらっしゃいます。登場人物紹介では一言で彼女の性格は言い表せませんでした! 色々勝手なことをやっているようで、実は下々の者にも気を配る方です。ただ、少々彼女は一人で突っ走ることが多々あり、輿入れ前からずっと仕えている侍女のレベッカさんはいつも苦労しています。
ビアンカは子供の頃から自分の能力を周りに隠してきました。でもクロードに会い、魔術塔に勤めるようになってからは信頼できる人には話すことにしています。ビアンカが妊娠中の王妃さまのお子様のことを言い当てる、というエピソードは是非はさみたかったので、こういう形になりました。男性がその場に居たら、と言うよりも王妃さまの懐妊はまだ発表されていないので、親しい人だけがいる場でのあの会話になったわけですね。
第十二話 𠮟責への応援コメント
奇しくも、ビアンカさんの力を見せてもらいました。
緑化を阻む黒雷を防ぐ、その力!
多くの魔術師達をも呼び寄せています。
それだけとっても、役所内では大きな事件だったと察します。
そして、フォルタンさんは、根っからの研究者のようです。
「再びじっくりと観察したい……、もう一度雷を落としてみてはくれませぬかな?」
そうなんです。観察しないことには考察できません。その考察を素に仮説を立てて、さらに実験・観察するのが研究者です。
さらに得た結果を考察し、新たに仮説を立てて……、と、何度か繰り返して、納得のいく結論を持ったところで論文を発表します。(現状は予算の関係上、納得の行くところまでできませんが……)
合間妹子様は、そんな研究者の想いを、よく知っていらっしゃいます。感心しました。
また、何とか侯爵は平和な時には必要なキャラですね。ちょっとした事件を起こしてくれる存在です。
事件がないと、物語を面白くできないですからね。
若手魔術師2人の会話もよかったです。本当のキーマンが誰なのか、きちんと把握している。これぞ出世術、でしょうか?
最後に、クロードさんのビアンカさんへの態度、女性読者が求める典型的男性像の一つと思います。何とか侯爵なんて目に入らず、一途に相手を心配してくれる。こんな男性像も書きたいものです。
作者からの返信
ビアンカの魔力はクロードに匹敵するものです。でもクロードと生反対の属性なので彼の黒雷を受け止めて消してしまえるのですね。
フォルタン総裁さまは魔力はそんなに強くないものの、知識量は誰よりも多く、人望もあるので総裁の座についているお方です。とても珍しい白魔術師ビアンカの魔力を自身の目で見られることをとても幸運なことだと思っておられます。ですから少々研究者的な好奇心が旺盛過ぎてクロードに勘弁してくれ、と言われてしまいましたね。
クロードを怒らせてしまったベダール侯爵は気の毒ですが、彼の押しの強さのお陰で物語が動き、メリハリがきいています。作者にとってはありがたい存在なのですね。
新米魔術師ノルマン君は憎めないキャラです。彼は今後も登場して活躍します。お楽しみに。
クロードはもう女性はビアンカしか目に入らず、彼女のことになるとデレデレの骨抜きです。でも他の人間に対しては愛しのビアンカの話題にならない限り以前とそう変わらない態度なのです。このギャップに大いに萌えます。
第十一話 魔術塔への応援コメント
ゆるりとした雰囲気、幸せの時間を感じます。
「緩急」の「緩」ですね。
クロードの人格が変わってきたとのコメントですが、クロードが生まれた頃、子供の頃の「心持(こころもち)」とか、「気質(きしつ)」に、近づいているように思えてなりません。
ビアンカはクロードの心の一部分を支えているように感じます。
となると、ビアンカはクロードの弱点とも言えますね。
敵対する人たちがクロードを倒したい時、まずビアンカを狙うということも考えられます。
きっと、クロードは全力でビアンカを助けることでしょう。そこにドラマが生まれそうです。
そんな期待が燻(くすぶ)ってきました。
作者からの返信
クロードはやっと運命の相手ビアンカを見つけました。今まで降るようにあった縁談も片っ端から断り続けていたのは心の奥底で彼女のことを求めていたからなのか……
覚醒してからというもの大魔術師としてとしか生きてこなかった彼が、ビアンカに出会った途端人間らしくなります。
もうしばらくしたらクロードはビアンカが魔術塔の外を一人で出歩くことを禁止するのですね。ビアンカはそれを少し窮屈に思うようですが、懸命な判断です。
第十話 白魔術への応援コメント
すーっと、清い空気が鼻・喉を通って、体の中へ入ってきた思いでした。
これまでの出来事を、改めて思い出しました。
新しいことは少ないですが、視界がクリアになった気がしました。
このように、物語の節目節目に、これまでのおさらいのような内容を、さりげなく入れられるのは、うらやましい限りです。
読んでいる側の納得が深まります。
さりげなくって言うのが、難しいですよね。
作者からの返信
亜逢さま、コメントありがとうございます。
この回ではフォルタン総裁さまが珍しい白魔術について色々説明して下さるので今までの謎もほぼ解けたかと思います。さりげなかったですか、あまりくどくどと説明文っぽくならないようには気を付けたのですが、そう言っていただけると嬉しいです。
王宮魔術院の面々はクロードが覚醒した時に落ちた黒雷の辺りをしらみつぶしに調べたのでしょう。ビアンカを身籠っていた母親がもう王都を去ってしまっていたからなのですね。
そのせいでビアンカは遥か遠く南部の地で生まれ育ちました。でもこうしてクロード覚醒後二十年経ってやっと二人は巡り合えたのです。
編集済
第九話 異動への応援コメント
なんか、この回で分かった気がしました。
クロードの心には、それを動かす歯車が、1つ抜けていたのではないのかと。
その歯車がビアンカだったのではないのかと。
だから、ビアンカを知った途端に、クロードの心はスムースに回り始めたのではないのかと。
ビアンカはクロードにとっては、「心の一部」と言っていいくらいの存在ではないのでしょうか?
ビアンカが残業と言うか、複数の業務を持っていたとは、思いませんでした。王宮に努められれば、高給取り、へまをしなければ、一生安泰と思っていました。
案外と、安月給だったようです。無駄に税金を使っていないとの証でしょうか?
ただ、あまり安月給だと情報漏えいに、つながりかねないですよね。王宮内の情報を売る輩(やから)が出るとも限りません。その辺りがちょっと心配です。
「森の緑化」には、吹き出しました。きちんとフォローされていますね。
部下達の反応が面白かったです。
ノルマンの言葉を全く信用していない。というか、信用できる状況を想像できないのでしょう。そのくらいに、クロードは怖がられていたんですね。
また、「鼻歌」のフォローもありました。創作の緻密さを感じました。
【追加事項】
サブタイトルに、ちょっとした違和感を感じていました。「移動」でよかったですか? 「異動」ではなないでしょうか?
先程、私が書いた言葉(復職)の使い方が間違っていたのを発見して、書き直そうとした時に、書き忘れていたのに気付きました。
間違えでなければ、読み捨ててください。【使い事項、終わり】
最後に、触れたいのに触れられない、クロードの状況がうまい! と、思いました。
突っ走り気味な男性キャラに、枷(かせ)をつける。
私にとっては、物語を作る上で、いつも、悩み苦しむ部分です。
そこを、うまくやってのけている、と思いました。
作者からの返信
クロードにとっての「心の一部」ですか。上手い表現だと思います。全くその通りです。ビアンカは運命の相手ですから。クロードは覚醒してから特に人生を楽しむこともなく、大魔術師として仕事一筋だったのですね。それがビアンカに会ってから変わります。
ビアンカとアメリは副業を入れていました。というのも二人共貴族出身ではありますが、手に職を付けるために侍臣養成学院に進み仕事に就きました。王宮侍女は安定した職の上、安月給でもないのです。が、ビアンカは養父母になるべくたくさんの仕送りをしたいのです。アメリも貴族ですが、彼女も事情があって出来るだけお金を貯めたいようです。
ビアンカは動植物と意思疎通が出来るので、森の緑化や植樹にはとても興味があると思います。
ノルマン君は書くのが楽しかったです。彼はいかにクロードが怖い上司かということを伝えるためのキャラです。クロードも別に部下に八つ当たりして怖いわけではないのですけれどね。
ビアンカが異動してきて嬉しいクロードですが、今度は健全な男性として別の悩みが発生しているようです。
この話の題名、おっしゃる通りです。今まで気付かなかったとはお恥ずかしい限りです。ご指摘ありがとうございます。早速訂正します。
第八話 告白への応援コメント
王妃だから仕切れる。王妃だから仕切らずにはいられない。いえいえ、王妃でなくても、仕切りたい! と、言ったところでしょうか?
立場と性格の合致を見た思いでした。
王妃さんのキャラがいい感じで動いていますね。
隠すこともなく、ビアンカ、クロード、二人の想いが共有されました。素直に一歩前進です。
喜ばしいですね。
ビアンカさんは、気絶を自らの失態ととらえ、床にひれ伏しました。このシーン、きちんと作られていると感じました。
学校の友人ではないので、このくらいやってもらえると、物語の世界観を実感します。良い演出でした。
また、アメリさんの存在が嬉しいですね。客観的なビアンカさんの様子を教えてくれる存在となってます。
作者からの返信
王妃さまは仕切るのもお節介を焼くのも大好きな方です。それも今まで全然女性の影が無かった仲の良い従兄のクロードがいきなり一目惚れ、しかも強烈に運命を感じているとあれば、王妃さまは私が一肌脱がなくっちゃ、という気になるでしょう。
ビアンカもいきなり気を失ってしまったものの、クロードへの想いが伝わったようで何よりでした。二人の関係は一気に進展する予感がしますね。これにはアメリもびっくりです。
第七話 対面への応援コメント
手が少し触れた瞬間に倒れてしまった!
電気の+極と-極が直接触(じかせっしょく)して、バチンッ! と、ショートしてしまったかのようです。
何が起きたのでしょうか?
それは次回以降と言うことですが、
やっぱり、クロードさんは行動を起こしてくれました。しかも、昨夜から押しかけるほどに重要視していました。
これを聞いたら、ビアンカさんは、どんなに嬉しいことでしょう。
でも、クロードさんはビアンカさんを見るまで、気付くことができませんでした。ビアンカさんは遠くで戦っているだけで気付いたのですが、……。
その知覚センサーの違いにも、何かありそうですね。
クロードさんは案外と強引な性格なのかな? 思わせるエピソードもありました。
「お前、石像になりたいのか?」とか、王妃さんでなくても嫌な顔をすることでしょう。
まあ、そのくらい、ビアンカさんの存在は、大変なことだったのでしょう、クロードさんにとっては。
だって、カタブツ男子の一目惚れ? なんですから。
これから、すんなりと、話が進むのでしょうか? それとも、幾つも障害が現れるのでしょうか?
期待です。
最後に、「羨ましいと思ってしまう国王だった」は、よかったです。キャラの人間味を感じました。
作者からの返信
気になりますね、昨日からのクロードの動きが。今まで縁談を断り続けてきた彼、ビアンカに何を感じたのでしょうか?ビアンカも長年想い続けてきてやっと気付いてもらえました。
国王陛下は実は王妃さまに頭が上がらないので、お色気ムンムンお姉さんに迫られるクロードのことが羨ましくとも、王妃さまの前では何も言えないのです。
第六話 邂逅への応援コメント
魔法防御壁を一瞬でも消してしまうほどの衝撃!
ビアンカさんの姿はクロードさんに、いったいどれだけのインパクトを与えたのでしょうか?
クロードさんはどんな一言を発したのでしょうか?
このあと、クロードさんは何か行動を起こすのでしょうか? それとも、小さな事故として、特に何もしないのでしょうか?
気になりますね。
そして、王家の人達のキャラが少し見えました。
温厚そうな国王なのかな?
王妃はビアンカの挙動に気付いていたようです。案外、目配りができる人なのかも?
王太子は子供らしいですね。でも、我がまま三昧ではなさそうです。
国王に忖度して、王家に関わりが深い人を優勝させようというムードは、この国にはないようです。
誠実な国家運営がうかがえますね。
作者からの返信
このお話でクロードが初めてビアンカの存在に気付くのです。私の好きな場面の一つです。ビアンカはずっと子供の頃から彼の存在を感じていて、その為に実家からはるばる王都まで出てきて王宮に勤め出しました。というのに今まで何の接点もなく遠くからそっと魔力を感じるだけに甘んじておりました。さあこれから二人はどう接近していくのでしょうか?
王家の方々の人となりももっと明らかになっていきます。特に王妃さまですね。
大会優勝者のリュック・サヴァン氏はビアンカの親友アメリの昔馴染です。このお話では後日再び登場します。
編集済
第五話 副総裁への応援コメント
仕事に向き合うクロードさんの一面を見た回でした。
休日でも仕事をする、補佐官に恵まれない、もしくは期待が大きいあまりに、簡単に受け入れられない。
そして、本人はいつも機嫌が悪い。
いつも機嫌が悪いと分かっていても、縁談を持ってくる人もいる。
親戚として欲しい家柄であるとの証明ですね。
クロードさんが、どのような顔をして、ナントカ侯爵に「ひぃー」と言わせ撃退したのか、また、機嫌の悪いとは、どんな感じの顔なのか、ちょっと気になりました。
リゼットさんは「どこかの令嬢と婚約してしまえば」との思いを、言葉しませんでした。そのことから、聡明な女性に写りました。
容姿の表現はありませんでしたが、メガネ女子をイメージしてしまいました。
このように、ビアンカさんが出ない場面も、うまく挿入してあって、物語と言うより人物のイメージを膨らませている、と思いました。
作者からの返信
クロードがいつも機嫌が良くないのは色々理由があります。機嫌が悪いとまず、無表情でジロリと睨まれます。大抵の人はそこで怖がって退散するでしょうが、時々そんな空気も読まずナントカ侯爵とか、お色気で迫るお姉さんとかが現われるようです。
リゼット女官長は詳しく描写はしていませんが、だいたいビアンカやアメリの母親くらいの年齢の女性をイメージして書いています。クロードや王妃といった身分の高い人々にも歯に衣を着せず強気に出られる方です。オールドミスのお局的な人を最初はイメージしていたのですが、色々細やかな気遣いも出来る人なのできっと家庭のある人だろうなあと作者は考えています。
この第五話は大人になり公爵位を継ぎ、魔術院の副総裁までに上り詰めたクロードがどんな人なのかという紹介するための回でした。
--主要登場人物紹介--への応援コメント
連載物らしい人物紹介を、ありがとうございました。
ここで、一番に目に入ったのが年齢です。
ビアンカとクロードの年齢差が10歳!
すると、クロードが落馬した時に、ビアンカを産んだお母さんが身篭った、もしくは身篭っていた、ということをどうしても想像してしまいます。
そうじゃないかな? と言う推測に、裏づけを得た思いでした。
ビアンカに「王太子付き侍女」とあり、ネタバレになっちゃいましたね。
今から、就職先の事情をあれこれ想像してしまいます。
そして、国王よりも王妃の方が先に載っています。プラスして、王太子の名前は国王にくっついています。
国王や王太子よりも、王妃との関わりあいが大きそうじゃないのかな? と、どうしても思ってしまいますね。
この段階に人物紹介を置いたのは、今後の展開に期待してください。という、メッセージのように感じました。
なかなか、よく考えられている構成と思いました。
また、このように早い段階から、人物紹介を数行でまとめられるのは、登場人物に熱を入れ過ぎず、人物やストーリー展開を俯瞰して分析できる冷静さを、合間妹子様がお持ちであるからだと感じました。見習いたいです。
作者からの返信
亜逢さま
さすが鋭くていらっしゃいます。クロードが覚醒した時、彼は9歳でした。ということは……ですよ。
王妃さまはクロードの従妹にあたるのですね。母親同士が姉妹でクロードは一人っ子ということもあって、彼とは子供の頃から仲良しです。
今のところシリーズ作全て話の途中、5話目くらいに人物紹介を入れています。理由は、主人公達の子供時代から物語が始まる場合はまあ大人になってから紹介すればいいや、それとも主人公の相手役が誰か分かった時点で紹介すればいいや、といったところです。この話の場合は前者ですね。
第四話 親友への応援コメント
サブタイトルにある通り、「親友」でした。
アメリさんはサブキャラなので、今後も目立たないと思いますが、好感を持てる人物に写りました。将来、幸せになってもらいたいものです。
合間妹子様の愛が、アメリさんへも注がれているように感じました。
ビアンカさんが教えていないことまで、アメリさんは感づいている。ジャンさんに憧れていることですね。
きっと、ビアンカさんは感づいているアメリさんに、気づいていないことでしょう。
ジャンさんが関わる重要な場面で、アメリさんがビアンカさんの背中を、ドンと押してあげそうに思いました。そのような役柄を想像してしまいます。
そして、アメリさんには、末永くビアンカさんをサポートしてほしいものです。
陰謀渦巻くストーリーであれば、裏切ったり、人質にされたり、時には命の危険があったり、といった役位置と思いますが、この物語では、そういう展開は無さそうなので、安心して読めます。
作者からの返信
アメリの今後の活躍にもご期待ください。
アメリがビアンカの気持ちを知っていることは、ビアンカは薄々分かっているかもしれませんよ。
この作品のタグからも何となく作風というか、これからの物語の展開も大体亜逢さまの予想どおりではないかと思います。よろしかったら続けてお読みください。
第三話 学院への応援コメント
読みやすかったですし、言いたいこと、印象に残しておきたいことに集中して書かれていると感じました。
アメリさんとの出会いも、もしかしたら考えられていたのかも知れませんが、深く触れずにあの黒マントの人に注力されていると思いました。
そのあたりも読みやすさにつながると思いますし、男女の関わりを中心にすえたストーリーに、集中できる手法だと思います。見習いたいところです。
見ただけで同一人物と特定できる、魔法防御壁の確認、お腹の赤ちゃんの性別(こちらは前出)など、力の一端というか、使い方も改めて披露されました。他のキャラとの違いを強調できています。
それら、力の使い方も興味があるところです。
「ヴァリエールの戦以来」と、初見? が記されました。ああ、あの時からなんだと、ビアンカの一途さを感じた次第です。
その一途さが感極まり、涙を流すなんて、読み手が心を寄せる場面です。
親元にいる時は違う、女性らしい一面が新鮮に思えて、ビアンカの印象がいっそう深まりました。
子供から一歩踏み出した感じが、うまく表現できていたと思いました。
パン屋さんの二階からの見物もいい演出です。雑踏から離れて行列に集中できましたから。
その行列もさりげなく説明されいますが、もしかしたら、後々ビアンカさんと関わっていく人達かも知れないと、ちょっと気に留めました。名前を全部憶えられませんけど……。
作者からの返信
亜逢さま
いつも丁重な感想をありがとうございます。
ビアンカはアメリとこれからも長く付き合うことになります。学生時代に苦楽を共にした友人との縁はまた特別ですよね。
さて、ビアンカはやっと黒いマントのあの方をパレードで見掛けます。子供の時(当時十歳)ヴァリエールの戦でも遠く隣の領地から何かを感じただけで、彼の顔や姿を見たのは今回が初めてなのですね。(夢では見ていましたが)要するに彼の魔力を感じて、その人なのだと分かったわけです。
アメリが説明していたパレードの面々は後々出てきます。今のところはアメリには昔馴染の近衛騎士がいる、ということくらい気に留めていただければ十分です。
第二話 少女期への応援コメント
丁寧に書かれていると思いました。
ビアンカが綿密な調査に力を注いでいたと推測できます。
入学しない学校も出てきました。
もしかすると、王都へ行ってからその学校と揉め事、とまでいかなくても、関わりをもっていくのではないかと、想像してしまいます。
これからの王都での生活に、読み手も胸が膨らみます。
作者からの返信
亜逢さま
ビアンカは黒いマントのお方の夢を見て以来、養父母に金銭的負担をかけないように王都に行く方法を考えていました。それが奨学金をもらって王宮侍臣養成学院に進学だったのですね。
侍臣養成学院は基本的に入試に受かれば誰でも入れる、王宮の職員になるための専門学校ですね。学費も良心的な設定ですし、奨学金制度もあります。初等科を終えた後、12歳から入れます。専門によって違いますが、王宮侍女になるためには3年の課程を終了する必要があります。
貴族学院はその名の通り、貴族しか入れません。学費も貴族の子女対象なのでべらぼうに高いようです。同じく初等科を終えた後、12歳から入れ、6年制です。普通科と専門科があります。魔術師や近衛騎士など、この学院を出ないと就けない職もあります。
さて、王都で侍臣養成学院に入ったビアンカにはどんな試練が待ち受けているのでしょうか?
第一話 幼少期への応援コメント
捨て子と言うことで、もしや、イバラの道が待っているのかな?
と、思ったのですが、それは一瞬でした。ホッとしました。
合間妹子様は、力の示し方が上手です。
ただ、植物を蘇らせ、動物と仲良くなるだけでなく、お腹の赤ちゃんにまで及んでいる。
さらに、お母さんの妊娠もビアンカの能力かも、というオマケ付です。能力表現としては、最高クラスに感じました。
そして、肌の色まで変える力、短時間でやってのけるなど、母親ではありませんが、仰天です。変化の術に通じるのでしょうか?
ビアンカの能力に、末恐ろしさを感じさせるエピソードでした。
お母さんが抑制を促したのは、良い判断と思いました。
捨て子というのは、出自不明ということです。
物語の定石と言っていいほどに使われる手法です。どのように活かしていくのか、これからに期待ですね。
作者からの返信
亜逢 愛さま
再び丁寧なコメントありがとうございます。
愛溢れる養父母に育てられることになったビアンカです。作中でははっきりとは書いていませんが、養父母が後々子宝に恵まれたのはビアンカを育てることによって不妊のストレスから少し解放されたことと、ビアンカの不思議な力のお陰であることが大きいでしょう。
ビアンカには色んな能力が備わっていますが、それによって今後の人生楽にサクサク歩めるというわけでもないのですね。大黒魔術を覚醒したクロードにも同じことが言えます。
ビアンカが何故捨てられていたのか、どうしてそんな能力が備わっているのか、物語が進むにつれて少しずつ明らかになっていきます。
序話 覚醒への応援コメント
コメントをいただきましたので、立ち寄らせていただきました。
物語の冒頭として、魔術師の覚醒のお話なのですが、なかなかどうして、謎が散りばめられていると感じました。
覚醒のタイミング、落馬で覚醒したのでしょうか? 覚醒して落馬したのでしょうか? はたまた、別なことが原因で覚醒したのでしょうか?
魔術師を輩出している家系でも、数少ないようです。どうして、このジャンさんが覚醒したのでしょうか?
そして、黒雲、黒い稲妻の正体とは?
分かりやすい文章なので、通り過ぎてしまいがちなのですが、多くの謎を含んでいて面白そうに感じました。
あと、忘れていたわけではありませんが、白魔術師が片割れとして誕生している可能性を言っていることです。ここが一番の味噌ですよね。
何か、因縁めいたものを感じます。
黒雲だから、黒魔術師とつなげたいところですが、もしかしたら、ジャンさんの方が白魔術師というのもあり? と、言うかんぐりもできます。(違うかも知れませんが……)
短い序話ではありましたが、存分に楽しませてもらいました。
ただ、PR文を読むと、女の子が主人公のようです。田舎娘?。
始めに、対になる男の子を持ってくる。こういう趣向も私は好きです。
作者からの返信
亜逢 愛さま
私の作品の方へもお越しいただきありがとうございます。丁寧な応援コメントもありがとうございます。ネタバレにならない程度にお答えいたします。
覚醒のタイミングは落馬でも何でもないのです。ある日突然してしまうのです。このことについては今のところシリーズ中どこにも記述しておりません。というのも覚醒して誕生する大黒魔術師がとても珍しい存在なので当時はまだあまり解明されていないといいますか。魔術師を輩出している家系に二、三代おきに生まれる普通の黒魔術師は生まれながらにして魔力を持っています。そして彼らは幼児期には魔術を使い出すのですね。
何故覚醒したのがジャン=クロードだったかというのは(私は以後クロードと呼びます。作中でもそうなので)魔術師を輩出している家系で彼には大魔術を使える器があったということしか。
黒雲、黒雷はクロードの魔力の現れです。この後、大人になったクロードも時々怒りを爆発させては黒雷を落とします。
クロードの覚醒と同時に誕生したかもしれない白魔術師との関係はこれから明らかにされていきます。
序話だけでも楽しんでいただけたようで作者としては嬉しい限りです。次話からは田舎娘ビアンカのお話になります。よろしかったら続けてお読みください!
第九話 異動への応援コメント
合間妹子様、『カクヨムという名の迷宮……』の大木奈夢です。独りよがりなエッセイを読んで下さりありがとうございました。
王国物語1をここまで拝読させていだきました。
破綻のない面白いストーリーもさることながら、くどくならない程度のコメディがとても良いと思いました。
私もコメディタッチな小説を書いているので特にそう思うのかも知れませんが。
今後の展開も楽しみにしながら読ませていただきたいと思います。
作者からの返信
大木 奈夢さま
私の作品も読んで下さってありがとうございます。その上丁寧にコメントまで。
そう、この作品実はコメディなのです。主人公の二人は大真面目なのですけれどね。周りに面白がる登場人物がおりますから。
大木さまの作品はとりあえずエッセイを最後まで読んで、それから小説の方も覗いてみますね。アラフォー企画でご一緒してますよね。これからもよろしくお願いいたします。
番外編1 母娘への応援コメント
ふたりがあっさり結ばれたことに「ええ⤴」なんて思ったりもしてたのですが、生い立ちや状況的な苦労と合わせれば、当人たちは揺ぎ無く結ばれて良かったなって思えます。
この両親に育ててもらえたことがビアンカにとって最大の幸運だと思います。
作者からの返信
奈月さま ここまで読んで下さってコメントもありがとうございます。
この二人、出会ってからの進展が早いです。それは作者の希望でもあります。それまでに長い年月を経て紆余曲折があったから、早く幸せになってほしかったのです。
ボション家の皆は暖かくて、書いている私もいつも優しい気持ちになれます。素敵な家族に出会えてビアンカは本当に良かったですよね。スザンヌとポールも、養女のビアンカに加え実の子供三人にも次々と恵まれ賑やかで幸せな家庭を築くことが出来ました。
--主要登場人物紹介--への応援コメント
へえ、こういうタイミングで人物紹介する手法もあるんですね。
感心しました。
作者からの返信
再びコメントありがとうございます。今のところ掲載中の三作品全てこの形式です。理由は、主人公達の子供時代から物語が始まる場合はまあ大人になってから紹介すればいいや、それとも主人公の相手役が誰か分かった時点で紹介すればいいや、といったところです。
番外編2 倒錯への応援コメント
はじめまして。この度は企画にご参加いただき、ありがとうございます♪
ずっとビアンカを応援するような気持ちで読ませて頂いたんですが、彼女の一途な頑張りが報われる優しいお話で本当に良かったです!
二人の幸せな結末に感動し、そして運命で堅く結ばれた二人にも訪れてしまった別れを切なくも感じ。。。
その中でもクロードが丘で言った、私を見つけてくれてありがとう。
という言葉が私の中には強く残っていて、100年後に玄孫が言った 見つけた。
というセリフが、今度は生まれ変わったクロードがビアンカを迎えに来た?♪みたいに思えて勝手に一人でキュンキュンしてしまいました♪
作者からの返信
コメントありがとうございます。最後までお読みくださり、感動です。★もありがとうございました。
そうなのです、このお話ビアンカの頑張りによって二人は出会えたのですよね。ということで自主企画に参加させていただいたわけです。お世話になっております。
これを言ってしまうと身も蓋もないですが……クロードさま、アナタ王都でただ二十年間待ってただけじゃーん!
最後二人は別れていませんよ。天国でずっと一緒ですからね。
現在はビアンカとクロードの時代の続きを連載中で、これからもしばらくはこの時代に留まりますが、百年後の玄孫のお話もいずれは書く予定です。
番外編1 母娘への応援コメント
とっても甘くて素敵なお話でした。
クロードを一途に想うビアンカが可愛かったですし、クロードの『あんた誰⁉』って突っ込みたくなるような溺愛は見ていて終始ニヤニヤしっぱなしでした。
二人のラブラブっぷりも良かったですが、本編途中や番外編で書かれていた家族愛もそれに負けないくらい良かったです。
ボション家、そしてクロード。元々の生い立ちは決して良いとは言えなかったビアンカですが、最高の家族に恵まれたのだなと思います。
自分も歳なのかすっかり涙腺が緩んでしまいました。
作者からの返信
最後までお読みいただきありがとうございました。
この作品の主題は運命の恋ですが、私はそれと共に親が子を思う強い愛情もどうしても入れたかったのです。特にビアンカのボション家は愛情に溢れた家族ですよね。彼女とは血も繋がっていないのに。それに一度夏休みにボション家を訪れたアメリも家族の一員のように過ごせて、帰り際に泣いていました。
私はいつも恋愛ものを書いていますけど、時々どうしても主人公よりその親や兄弟の心境になってしまいます。
主要でない登場人物と動物への応援コメント
例え台詞が少なくても、チョイ役の皆さんも居てこその物語です←いい考えですね!
作者からの返信
なんだかどの登場人物にも愛着が湧いてくるのですよね。