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さすが、国家魔術師、鳥に変幻できるんですね。
普段はお馬さんががんばっても、片道に半日も要してしまう道のりを、自らの力で日帰りで往復するなんて、疲れてしまうのも当然のことでしょう。
戦時でもなければ、こんなに長い距離を変幻の術を使って移動しないのではないでしょうか?
これも、ビアンカさんのためなんですね。
こういう行動力も女性には嬉しいと思います。
そう考えると、鳥を伝書鳩のように使えるビアンカさんの力は、この世界にとっては意外と脅威のように感じました。特に戦時など。
そして、以前にも登場があったかも知れませんが、改めて新しく登場した人物の紹介がありました。
ビアンカさんを毛嫌いする人はいないようです。
ジェレミーさんは、ビアンカさんにあまり興味がない様子です。リュックさんの時と違って、クロードさんが心配しないで済みそうですね。
アメリさんの眼鏡作戦が効いてたのでしょうか? でも、フロレンスさんによれば、女性にはみんな同じ扱いとのことなので、違うかも知れません。
えーと、1つ疑問な点がありました。
「付添人」です。この世界、この国における結婚式では、どのような役割なのでしょうか?
もしかしたら、次回以降に出てくるかも知れませんが、想像がつかない役割なので、軽い不安定感を覚えてしまいました。
作者からの返信
ビアンカは鳥と意思疎通が出来るので、大型の鳥に遠方の家族に手紙を送る時には頼んでいます。ボションの家族はもちろんその鳥とは話が出来ないのですが、返事を書くとそれを持ってビアンカのところに戻ってくるので重宝しているようです。
クロードは変幻魔法もお手の物です。鳥に化けて遠くの場所に移動します。乗合馬車の約二倍の速度と考えていただければ分かり易いかと思います。
王妃さまの弟、ジェレミーはあの騎士道大会の準決勝でリュックと戦い、負けていました。エティエン王太子が応援していた叔父さまですね。近衛騎士でリュックと人気を二分している彼ですが、八方美人なリュックに対して女性全般にあまり興味がないようです。
この作品「この世界の何処かに」では結婚式の付添人については説明をしていません。と言うのもこれから最終話まで読み進めていただけるとお分かりでしょうが、別に説明は必要ないからなのですね。要するに式で新婚夫婦の付添をする男女のことなのです。
大抵の場合、夫婦の親しい未婚の友人が務めます。婚約者同士とか、既に付き合っている二人が選ばれることが多いです。新しく夫婦となる二人の証人みたいな存在ですね。新婦が移動する際にベールやドレスの裾を持ったり、花束を渡したり、式の後の晩餐会(いわゆる披露宴)では新郎新婦とダンスをしたり、大した役割はなくただ形式的な役です。
トントン拍子に話がまとまりますね。マリッジブルーも関係なさそうです。
作者からの返信
この二人は出会うまでが長かったですから……ジレジレダラダラせず、クロードさま即ゴールインを目指します。