喫茶「ニューヘブン」

物語は１９７３年　夏　明るい太陽と青い海が広がる鹿児島県　奄美大島で展開される。大学生の真（大阪出身２３歳）と玲子（高知出身東京在住２２歳）の二人は名瀬港前の喫茶店「ニューヘブン」で出会う。二人には過去の傷を持ち、新しい道を模索していた。一人では出来ないことも、二人なら出来ることを知って、周りの人々に支えられながら成長する。
　
当時の世相を反映させながら、石油備蓄基地問題に揺れる枝手久島での出来事、純情ヤクザの涙と更生活動、鳩叔父さん家庭再建、奄美まつりでの男女の触れ合い、用安海岸リゾートでの３世代家族の再生、台風の夜の出来事、紬叔母さんの家族関係改善、男女の複雑な関係と思い、涙の素人のど自慢大会出場による親子関係の改善、元恋人薫の思いと結婚式、相棒玲子の離島などを通して、周りの人を幸せに…続きを読む