読む前から覚悟はしていた。――ああ、苦しい。

カクヨム登録者二十五歳以上の六割を殺す物語ではないでしょうか。創作にもがく人々の話はあまりに自らを投射するので避ける傾向だったのですが、〝彼女〟が出てくるのならば読まねばならない。結果、殺され、でもまたキーボードを打ち付けているのですから不思議なものです。

さて、下記は「カクヨム金のたまご」 髙橋剛氏の言葉の引用です。(勝手にして怒られるかなあ、多分、大丈夫だと思いたい)
『リアリティには文字通りの現実味のほか、物語的な現実感も含まれます。現実味を出すには事象をご自身の観点から捉えて文章で過不足なく説明する必要がありますし、現実感を出すには設定が著者の都合ならぬ必然性をもって練られている必要があります。』
ああ、通ずるものがあるな、と思いました。
道は繋がっている、けれど一通りではない。私は私の物語を紡ぎましょう。

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