概要
彼はそのために知恵と策略と実行力で様々な作戦を行っていくが、彼の野望は一向に叶わない。何故ならヴァンが行う悪事は全てが全て善行として見られてしまうからだ。
名木を切り倒したら、腐食が進んでいたことから切り倒した偽悪的な行動と受け止められた。
女子更衣室を盗撮しようとしたら盗撮魔を偶然発見、自首させた。
このように様々な悪事を覆されてきた彼だが、そんな逆境にもくじけることなく、今日もまた新たな悪事を計画し実行に移していく……!
そんな彼をどつきながらも決して見捨て
おすすめレビュー
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- ★★★ Excellent!!!底抜けに明るくて、元気が貰える物語
魔王を目指し、様々な悪行を試行錯誤するヴァンだが……やる事為す事、自分を善人に押し上げる方向に物事が進んでしまい!?
私は小説を読む時、少なからず「解読」の目で見てしまいがちです。
しかし、この物語を読んでいる時はそんなことなんて忘れてしまいました。それほどに私を引き込んでくれる、底抜けの明るさに圧倒されました。
優しさに満ち溢れていて、読んでいるだけで温かい気持ちになってしまう。
それでいて、凄そうな兵器が登場したり、バトル展開が始まるとドキドキせずにはいられない……。
個人的にとても好きな物語です。書ききった作者さんへの賛美と、この物語に出会えた偶然に感謝を! - ★★★ Excellent!!!目指せ、魔王!『超運』が尽きるその日まで!!
魔王になりたい厨ニ病満開の生徒会長・ヴァンによる、笑える(本人は主に泣いてる)学園ファンタジーコメディです。
ところがこのヴァン、とんでもない運に恵まれていて悪事を働けど働けど本人の意に反して『善行』になってしまうという、ある意味不運な男。
タイトルにもあるように、主人公となるのはヴァン曰く副官、実際は副生徒会長・グレイですが、宇宙の果てまで突き抜けたハイレベルのボケ達だらけの今作品において、唯一常識あるツッコミ役として奮闘します。
彼の絶え間なきツッコミへの頑張りは、時に涙を誘うほど。
どうしてそこいったーー! というぶっ飛んだ登場人物達を相手に奮闘する姿に、もういい休め……っ休め……続きを読む - ★★★ Excellent!!!これは良い魔王(但し厨二病)
魔王と聞けば悪役を想像するのが常ですが、此方の魔王は成すこと全てが善行になってしまうという、ある意味で空回り系の魔王という愛されキャラ。
ですが、この物語における主軸は魔王の友人だと思います。魔王に振り回され、そして馬鹿な催しに突っ込みを入れるものの、腐れ縁かもしれませんが何だかんだで見捨てず付いてきてくれる。その姿に健気と見出す方は少なくないでしょうw
更に少々(?)天然の激しいヒロインも加わり、物語は(善い方向へと)暴走する!!
悪の魔王を目指したいけど尽く失敗に終わってしまう、ドタバタギャグ学園ストーリー。異世界学園が好きな人には、是非読んでもらいたい一作でございます。 - ★★★ Excellent!!!本当のカッコよさってヤツは、これさ!
一見すると、ヴァンが主人公のようで、色々とやってくれるのだが、これは、友人グレイの物語である。
ヴァンは、人族と魔族の混在するヴァルハラント学校の生徒会長に就任したばかり。
その胸の中は、魔王になりたいもやもやで一杯だった。
何故にもやもやかと、やることなすこと、魔王になる反対の善行をしてしまうからであった。
少女ミリアが登場するが、可愛らしいこと、天然なこと。
それに、グレイとヴァンの掛け合いの面白いこと。
ノリノリでぶっ飛ばしています。
でも、それだけではないのですがね。
ちゃんと分かっています。
そして、簡単魔法でカッコいいバトルシーンもぐっと引き締まった演出になって…続きを読む - ★★★ Excellent!!!『魔王』と呼べ! そんな善人を見る眼で俺を見るなっ
ヴァルハラント学校生徒会長のヴァンは、悪行の限りをつくし、『魔王』と畏怖される存在を目指しているはずなのに、その『超運』のために、悪行はすべて善行となる悲しい男。
この物語は、そのヴァンを中心に、ヴァンから勝手に副官に任命されたグレイと、グレイをこよなく慕うミリアが核となって進んでいきます。
折角、策を弄し、奸智を巡らせて『悪事』を遂行しても、最終的には『善行』となり、「ありがとう!生徒会長」と皆から感謝され、落ち込むヴァン。
そんな彼を、ついついニヤニヤ笑いながら「だよね。お疲れ、ヴァン」と言いながら読んでしまうこの面白さ!
ストーリー展開の手際の良さもさることながら、どうしてもお伝…続きを読む