知らず知らずにはまっていく、さながらミュージカルラノベ

テンポよく繰り広げられる話の中に、細やかな描写を織り交ぜていく。そこにいる主人公たちがそれぞれに語りつつも、全体として見事な調和を見せて話をつなげていく。
コメディタッチに描かれる中にも、奥深い意味を発する生徒会長ヴァン。
彼の行動は彼の意図を離れて仲間たちへとつながっていく。
ドバっと話が広がって、それを丁寧に織りなす手法。王道のようで、王道ではない。個性豊かな登場人物たちが、生き生きとしていて楽しませてくれます。

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