イギリス -United Kingdom-

構造が複雑な国 イギリス

ヨーロッパと言えばイギリスだろう!ってことで、まずはイギリスから。


もうね、イギリスと聞いただけでいろいろ連想できちゃう。

ビックベンだとか、シャーロック・ホームズの舞台だとか、料理が不味……おっと、何でもない。



さて、イギリスの正式名称は言えるだろうか?


「グレートブリテン及び北(部)アイルランド連合王国」。

英語表記だと「the United Kingdom of Great Britain and Northern Ireland」。長いね。その名の通り、複数の国の連合王国であるのが特徴。


ロンドンがあるイングランド、グラスゴーやエディンバラがあるスコットランド、カーディフがあるウェールズ、そしてベルファストがある北アイルランドの4つ。


アイルランド島の北部だけが連合王国の一部であって、南側はアイルランド共和国。つまり別物。何で統一しなかったかって、宗教問題が絡んでくるんですよ。


もう一つの特徴は、イギリス連邦(Commonwealth of Nations)というものが存在すること。

例えばカナダは、一応「カナダ国王」という名称はあるが、イギリス国王が兼ねている。つまり現在のイギリス国王エリザベス2世である。

イギリス連邦にはナイジェリアやマレーシア、オーストラリアなんかも入っている。

加盟国一覧はWiki参照。


注意してもらいたいのは、イギリス連邦≠英連邦王国。

英連邦王国は、国王をイギリス国王としているところ。前述のカナダなど。

イギリス連邦は、植民地時代から独立した国家のことである。インドはイギリス連邦に所属しているが、共和制国家。


何だか複雑な国だなぁ。



ちなみに『イギリス』という言葉はポルトガル語なので、イギリス人に『イギリス』が通じない……っていうのは有名だよね。

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