概要
思い出すたびに辛くなるその味を甘いものへ――――
宮原君側のお話はこちらです
「君の涙は僕が ~The eyes of a kaleidoscope~」
https://kakuyomu.jp/works/1177354054882703964
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!男はみんなありがとうって受け取って。
ガトーショコラ。甘くてほろっとおいしいお菓子。
心をこめて作ってくれたバレンタイン ♡
でも、あげた相手が最悪ならば、ただ苦いだけ。
手作りを嫌う人がいるって聞く。
こころこもってるセーターとかありえない。って。
手で結んだおにぎりが食べられない人がいる。
きっと想像力が強すぎるんだね。
でもね、相手のきもちを考えたら
口に出していいことと悪いことがあること、知っておきたいよね。
こんなに長いこと 彼女は辛かったよ。傷ついたよ。
だから本当によかった。ほっとした。宮原君がいてくれた。
ね、つきあうとか、すきになるかどうかとか置いといて
男の子はさ、にっこり受け取るくらいしても きっと…続きを読む - ★★ Very Good!!辛い思い出が甘く塗り替えられるとき・・・
お恥ずかしながら…オレ様も、この女性の気持ちが何となくわかる気がする。
学生時代の頃、友達に彼女がいてちょくちょくチョコレートケーキを彼への差し入れに持って来ていたのだ。
当時のオレ様は何気ない風に見て何も言わなかったが、そんな彼がとても羨ましく、甘い思いをする機会もなく彼女もいない自分の身の上がとてもミジメに思えたものだった。
そんな侘しかった過去を思い出したものだから、主人公が最後にようやく笑えたことにほっとしたのだった。
もしかしたら作者は、オレ様のようなみじめな思いをした人、悲しい思い出を持った女性を救済するような気持ちでこの作品を書いたのかも知れない…そんな風に思った。
この人…続きを読む - ★★★ Excellent!!!ビターな君とスウィートな恋
苦い恋のトラウマに悩む主人公。一生懸命作った会心のガトーショコラは、けれどたった一言で見たくない、触れたくない、食べたくない、辛い思い出を濃縮したものへと変化した。壊れた恋心と共にーー
大人になった彼女にガトーショコラが食べたいと言った彼の笑顔に読んでいるこちらがドキドキしました。最後のやりとりは正にスウィート!!
思わず心のなかでガッツポーズを決めて「あまーいっ」と叫んでしまいました。
傷を抱えたビターな君とスウィートな恋。堪能させていただきました。バレンタイン直前。未読の方はぜひ、バレンタインまでにお読みください。甘いガトーショコラとコーヒーを用意して…