何度でも思いだしたい、大切な言葉があります

朝食をたべてからお仕事にいって、実家で夕飯をとって家にかえる。既婚の女性の、とある一日をつづった物語です。
つい共感してしまうような日常の思いがかさなっていったさきで、不意にあかるく、あたたかな思いに出会えました。
ひとつひとつが役割をもつ文が、しっかりと編まれた文章が、寄りそうようにマキさんの気持ちを体験させてくれます。

「本当はおいしいものなのに、なかなかそれに気づけない。それは今、私が空腹ではないからだ」

何度でも思いだしたい、大切な言葉がつづられていました。

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