部屋選びミスった。幽霊いるじゃん

序盤はお化けのコントが見れたり、斬新なお化けの事情が見れたりと、面白いお話。

中盤の文化祭では、アマの見え隠れする過去の話にドキドキしたまま終盤へ。

過去編とも言うのでしょうか。
中学生の頃の物語が、テツ目線で展開する。

コントとか、お化け屋敷だとか、ベートーヴェンだとか、色々な要素の思い出話がでてくる反面、お互いが知らないお互いの心境や事情が明らかになっていく。

みんな幸せになってほしい。
そう思えるお話です。

特徴的なのはオカルトなのに時たまフフフとなる事だ。
ホラー？　コメディ？　ジャンルはないな

　自分はこの作品と題材が被る作品を書いてて、この作品の序盤しか読んでいないけれど、場面設定以外方向性も何となく似ててその上で自分の作品より遥か先を行ってる。

　それを一言で表すと、まいった。になります。トイレの中でうなだれながらこの文章を書いています。とはいえ、自分の作品は自分の作品で続きを書こうと思います。一応キャラの数とか違う部分もあるので(苦笑)。それと、作者様、フォローありがとうございました。

コントに思わず吹き出してしまいました。

大学に合格し、晴れて親元を離れて一人暮らしをすることになった主人公。
さぁ、これから勝って気ままな一人暮らし生活を堪能するぞと思った矢先、彼は自分の部屋で漫才のネタあわせをするふたり組みの幽霊に出会うのだった……。

……うん、なんというかまぁ、立川でバカンス中のイエス・キリストとブッダが「パンチとヒゲ」ってコンビ名で漫才をする世の中です、幽霊が漫才をしてもおかしくはないのかもしれません。
が、ズルいでしょ、これ。こんなん笑うに決まってますわ。

それでいて全編そんなノリかと思いきや、意外とシリアスだったり、ハートフルだったりして読者を飽きさせない作品だと思います。

　切ないのに、悲しいのに、またコントなんだ（笑）。
　温かい気持ちで笑えて、暖かい気持ちのまま切なさを感じる、そんな作品です。
　大変読みやすく丁寧な文章、皆様におすすめです！

テンポも良く、笑える所も多く非常に読むのが楽しみな作品です。

私も可愛い幽霊と同居したいよっ(^ー^)
我が家にもぜひお待ちしております。

　心情描写が丁寧、且つ読みやすいレイアウトで好感が持てる。序盤、幽霊がコントをする件もくすりとさせられ、こんなライトノベルなかったなぁ、と新鮮に思ったり。

　彼らの共同生活の今後が気になりますっ。

　文章で漫才を表現することは大変難しいけれど、この幽霊たちの漫才はその、ベタさ、滑り具合、どれを取っても最高で、マジでお笑い探求編が始まることを祈りながら最新話を読み、残念なことにお笑い探求編は始まらなかったけれど、それでも素敵な物語だとそう思った。

　成仏もせず、未練も晴らさず、ただ目の前の幸福を追求して、一生漫才のことだけ考えて、高次君の死後には晴れてトリオになればいいのではないか、そんなことを思うけれど、そうもいかないのが現実の人生、だから俺にできることは、彼らがどういう道を歩むのか、見守ることだけだ。

追記:まさかのお笑い探求編が！？(違う)