一生漫才をしていて欲しい

 文章で漫才を表現することは大変難しいけれど、この幽霊たちの漫才はその、ベタさ、滑り具合、どれを取っても最高で、マジでお笑い探求編が始まることを祈りながら最新話を読み、残念なことにお笑い探求編は始まらなかったけれど、それでも素敵な物語だとそう思った。

 成仏もせず、未練も晴らさず、ただ目の前の幸福を追求して、一生漫才のことだけ考えて、高次君の死後には晴れてトリオになればいいのではないか、そんなことを思うけれど、そうもいかないのが現実の人生、だから俺にできることは、彼らがどういう道を歩むのか、見守ることだけだ。

追記:まさかのお笑い探求編が!?(違う)

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