みなさん、こんばんわ。
わら けんたろう です。
カクヨムコン10まであと2週間!
作者のみなさま、進捗はいかがですか?
さて、前回の近況ノートにて二本の短編を発表するぞと予告したワタシ。
ここへきて煮詰まっております(笑)
やべーな、どうするかな?
コンテスト初日に間に合わんかも💦
てな状況であります。
そして焦れば焦るほど、人とはアホな行動に走るもの。
「泥沼にはまるくらいなら、ドロ縄を綯え!」
で、本屋をウロウロ。なんか創作に役立ちそうな本はないかなと(笑)
発見したのが、ジョジョの作者荒木飛呂彦センセの漫画術が惜しみなく開陳されたハウツー本。
荒木飛呂彦『荒木飛呂彦の新・漫画術 悪役の作り方』(集英社新書、2024年)デス。
ちょうど十年前に出版された『荒木飛呂彦の漫画術』(集英社新書、2015年)の続編。
カクヨムにも「漫画術」の方を読んだ方は多いのではないでしょうか?
カクヨムの創作論を読んでいると、多くの方が「ジョジョの奇妙な冒険」を例に挙げますよね。それで、あーだ、コーダと評論・感想が展開されます。
ワタシね。読んでいて、ときどき思うんです。
ジョジョな、あんま読んだコトねーんだわ(笑)
なので例として挙げられても、いまひとつピンとこなかった。
しかし、ちょうどいい。これ読めば、きっと意味が解るハズ?
漫画は絵とセリフとコマ割りで「物語」を表現しますが、ストーリーの組み立て方やキャラづくりは、ラノベと共通する部分もありそうデス。
さて本書の構成は、全三章(はじめに、コラム、番外編、あとがき除く)、総頁218頁。
内容面で圧巻なのは、なんといってもキャラづくり。
身上書と題されたキャラノートに60項目にわたる設定を記入しているそう。
で、ちょっぴり要点をまとめると、
①悪役は主人公とセットで考える。
②「主人公がこうなら悪役はこう」と対比を際立たせていく(正義対悪、光と影、陰と陽など)。
③主人公と悪役の共通点はあっていい。
④主人公も悪役も成長させる。
⑤悪役は主人公よりも「強く」する。
……などなど。
そして、ジョジョファンなら誰でも知ってるのでしょうディオ・ブランドーくんの身上書も本書で公開されております。
カクヨム10開催を目前に控え、創作に煮詰まってしまったソコのアナタ!
ワタシとともに、ドロ縄を綯いましょう(笑)