みなさん、こんばんは。
わら けんたろう です。
みなさま、いかがお過ごしでしょうか?
本日の名古屋は、梅雨晴れの良いお天気でありました。
さて、先日、カクヨムコン8の最終選考結果が発表。
拙作「黒ばら王女と子だぬき王子」は、残念な結果となりました。
で、以下、ざっくりと、脳内反省会。
🌹🌹🌹
わらA:うーん、今回もダメでしたね~。
わらB:まぁ、こんなもんじゃね?
わらC:くそう、悔しいいいいぃ! ぐおおおおおぉん(ぎゃん泣)
……。
………。
――わらCのギャン泣きがおさまるまで、しばらくお待ちください。
わらA:しかし、受賞作品を眺めていると、なんか読者選考を通過したとはいえ、受賞にはカスリもしなかったカンジがしますね。
わらC:は? そんなことはねぇ! あと、もうちょっとだったに決まってんだろっ!
わらB:そうか? 多分、アレはきっと審査員にあっさりポイされたと思うぞ。
わらC:バッ……、テメ、いったい何を根拠にそんなことを!
わらA:……私としても考えたくありませんが、可能性はあります。
わらC:んだとっ! お前ら、ふざけんな。ラストのキメ台詞「おともだちゅ」良かったろ? インパクトあっただろ? 渾身の作品だった。その証拠に★の数だって180超えだぞ!? さらに発表前に何度も神社へ行って「大賞取れますよーに」って、願掛けしただろ? もう、ワケわかんねーよ。
わらA:まぁ、まぁ、落ち着いてください。冷静に敗因分析することも大切ですよ。
わらB:Aの言うとおりだ。だが、敗因分析とやらをしたところで、受賞にほんの一ミリほど近づくだけだろうケドな。まぁ、オレに言わせりゃ、力負けってヤツだよ。才能無ぇんだって。あきらめろ。
わらC:アホか。そんな敗因分析があるかっ!
わらA:Cの言う通りですよ。一ミリも受賞に近づいてないじゃないですか。あきらめたら、そこで試合終了です。さて、わたしはカクヨムコン8短編賞の講評のなかに、ちょっと気になる記述を見つけました。
「短編作品はそれ自体を書籍化して商業流通にのせることは難しいのが現状です。ですが、それゆえカクヨムWeb小説短編賞は、市場の論理にとらわれず、作品の面白さ、新しさ、Web小説ならではの表現を評価できる場でもあります。」
わらB:それが?
わらA:「カクヨムWeb小説短編賞は、市場の論理にとらわれず、作品の面白さ、新しさ、Web小説ならではの表現を評価できる場」の部分に注目してください。
わらB:なるほど。「黒ばら王女」は、つまんねーし、古いし、Web小説ならではの表現もない駄作ってことだな。
わらC:だから、そんなことは無いって言ってんだろ。
わらA:そうですよ。★の評価の数やレビューを見れば、そこまでは断言できないでしょう。カクヨムの読者さまは優しいけれど、評価は何気にシビアですから。でも、「新しさ」という点ではどうでしょう?
わらC:……。
わらB:目新しさは、ねーよな。設定もフツウ? なんつーか、王道すぎるんだよ。
わらA:ええ。前回の大賞受賞作品でも思いましたケド、着想というか設定というか、「奇抜」でしたよね。
わらC:……確かに。
わらA:じつは、この作品が完成したとき、その点が少し気になってはいました。市場の論理? からいえば、「黒ばら王女」は、アリな物語だったかもしれません。しかし、カクヨムコン短編賞では「求められていない」のかもしれません。
わらB:だな。ラストシーンを「黒ばら王女が、じつは骸骨騎士でした」にしても、キビシイと思うぜ。
わらA:あるいは「こだぬき王子は黒ばら王女の呪いにかかり、黒猫になってしまいました」くらいの意外性はあっても良かったでしょうね。
わらC:メチャクチャじゃねーか!
わらA:そう考えると、「シュールで、笑えて、カワイイ」ラブコメを目指すべきだったのです。
わらC:イヤ、イヤ、どんなラブコメだよ!? ……ん? ちょっと読みたいかも?
わらB:そもそも、ムリしてラブコメなんかに挑戦したのが運のツキだ。黒猫の話でも書ときゃ良かったんだ。
わらC:そこは、チャレンジしたことを評価しようぜ。
わらA:そうですね。チャレンジあるのみです。そんなワケで、これに懲りずカクヨムコン9に向けて、書いて書いて書きまくっていきましょう。