佐古間

伯爵家の長女として生まれたアリアンヌは妹マーガレットが生まれたことで育児放棄され、伯父の公爵家の屋敷で暮らしていた。一緒に育った公爵令息リオネルと婚約の約束をしたが、父親にむりや…

クロノヒョウさんのお題企画に合わせて書いた作品です。 締め切りに間に合わず参加できませんでしたが、せっかくなので公開します。 一話読み切りのシリーズ物になっています。 『…

例えるならプチッ。 伸ばした糸を切るように。 張り詰めた紙に穴を開けるように。 ぷつんと大きな音が一つ、己の中で鳴った気がした。 　 幼い頃から未来の皇后となることを約束されたパ…

伯爵令嬢のミラベルは、婚約者のニースが庭園で他の女性を愛を囁く場面に遭遇してしまう。 悲恋に酔っているふたりを見て、このままでは自分が悪役にされてしまうと危惧する。 ミラベルは友…

【コミカライズ連載中】 アメリアには、婚約者がいた。 彼は、侯爵家の次男で、貴重な「土魔法」の遣い手だった。 婚約者とは良好な関係を築けていたと思っていたのに、一歳年上の彼が王立…

【書籍化・コミカライズ決定】侯爵家令嬢アデラの幼い頃からの婚約者であるレナードは、いつしか義妹ばかり優先するようになっていた。まだ家族になったばかりなのだから、時間が必要なのだろ…

次期公爵である優秀な兄と、母によく似た美しい妹。その間に挟まれた「公爵家の長女」たる私は「王太子の婚約者」でもあった。今日、婚約解消を申し出られるまでは。 いずれ王妃になるのだ…

第1回カクヨム短歌・俳句コンテスト　二十首連作部門への参加作品です。 青年と児童書の少女の連作です。

誰も望んでないコント風なヤツ第二弾！ 「これ面白いのか病」の発作が起こる前に投稿する！　それしか乗り切る道はない！

KAC2023の②。お題は『ぬいぐるみ』 ホラー書こうと思ったけど被りそうだからやめました。

中学生の少女、棚橋詩織（たなはししおり）は不登校児童。 ある日近くの本屋に通い、何となく本を取ろうとすると、隣の男性と手が当たってしまう。 「何や我、この本が欲しいんか」 翌日か…

新人漫画家の蓮見れなは担当についたばかりの編集、遠坂日向に一目惚れをした。 積極的な『れな』と暗い影を落としがちな『日向』。 幼馴染の急接近やまさかの事案発生！？　など紆余曲折は…

　執筆時間、約一時間。 　少しでも笑ってもらえたら幸いです。 　ところで「コメディ」のジャンルってまだないんですか？　こんなハナシ「その他」にしかブッ込めないじゃあないか！

私のことをインコってよび、いっつも怒ってばかりいる子がいる。 飯島キミヒトくん。 彼はちょっぴり、いじわるだああ！

　板野かもさんの企画「新匿名短編コンテスト・再会編」に参加した作品です。 　恐れ多くもそのコンテストで１位という栄えある順位を頂戴いたしました。 　コンテストに出したのは250…

「あなたの小説の方角はどちら？」にちなんで投稿した作品です。 自認する方角は東南東。

私は土地に固く繋がれていた。 旅の空を求めながら。

フィンデルさんの「あなたの方角はどちら？」企画に参加するために書き下ろしました。 《2022/5/27 14:30ごろ 少し加筆修正しました》

　心の声が騒がしいタイプの一軍女子(仮)の東海さんは、北上くんに告白をした。返ってきた答えに納得が行かず、北上くんと話しているが……なにか噛み合わない。 フィンディルさん自主…

人間の文化を少し勉強したキツネが世評の高い作品たちをいっちょ前に解説していきます。

アンカラの旧市街で発見された羊皮紙には、16世紀に書かれた風刺劇が記されていた。それは近代文明への批判に他ならず、神が旅立つまさにその瞬間を描くものだった。 第二回 架空の読書…

夢の中。真夜中の線路を歩いていたあなたは、天まで届くエレベーターを発見する。興味本位で乗ってみるも、それは無限に続く墜落事件の始まりで……。 夢の中で見る夢は、真実を置き去りにし…

わたくしが西オンリー一切苦舎利子、というのは本当かもしれない。

学校帰り、高校一年生の少女――月乃は、自分にとっての聖域である公園に行き、色とりどりの紫陽花に囲まれるように建つ東屋で、同い年の男の子と再会する。 フィンディルさんの自主企画「…

お世話になった方々に、ひとこと、わたしは大丈夫です。 おかげさまで、元気に暮らしていけてます。 ありがとうございますと言いたい。

池に囲まれた東屋で、西原くんは北岡さんに将棋指南をする。 でも北岡さんの様子がちょっとおかしい。

ゲームに漫画。そして、カクヨムを始めとする小説たち。北条久美は、これらをこよなく愛するオタク女子高生。 彼女のクラスには、その容姿とハイスペックさから、王子様の如き人気を誇る男子…

人類史上最古の眼鏡が、世界中を旅します。 最後に彼を手に入れたのは……？ 銀縁眼鏡文学大賞のためだけに執筆した本作。 文体診断ロゴーンによると、 1 阿刀田高 83 2 三田…

人間の文化を勉強中のキツネが、まったり読書記録をシェアします。

おれはしがないサラリーマンだから、毎日会社に出勤して、帰ってきてから小説を書く。 遅々として進まない原稿にいらだちを覚え、完結しない作品が積みあがっていく。 そんな中、思い立った…

誰のモノかわからない日記がどうして僕の机の中に？

砂漠に囲まれた街は、黄砂舞う景色が当たり前だった……。 この街で一癖ある登場人物たちを、それぞれ三人称で描いていきます。 連話方式です。どの話から読んでも楽しめるようになってい…

　緑のアヒルが目印のカフェチェーン、スターダックスコーヒー。その日の皆戸駅西口店は、ヒマだった。 　バイト仲間の彼女は、ヒマな時に不思議な問題を僕に出すのがルーティーン。 　今…

北の果て、グランバーン 南の密林、バオルゥ 東の諸島　ウィロン 西の砂漠　ハルァト 四つの場所、四つの部族に伝わる、一人の青年がいた。 ～その青年は、剣士になりたかった～ この…

会社の隅にサボテンが飾ってある。 アドレスフリー。いつの間にかいわゆる“島”と呼ばれる固定席制度はなくなった。 出社するもしないも自由、出社してどこに座るかも自由。 それなのに、…

誕生日。一年で一度きりの日。それは、全ての人に等しく訪れる日。 四月八日。誕生日のその日、僕は死んだ。 ----- タイトルの頭に★がついているのは別人物視点となります。 …

3500字程度。いつも質問ばかりしている彼女。それに答える私。 そんな二人の短編です。 別れを想起させる描写を含みます。苦手な方はお手数ですがブラウザバックを推奨します。

日常をぽつりぽつり、綴っていきたいと思います。アラサー会社員。 ぜひあなたのぽつりもコメントください。 題名の隣の（）内は曲名です。

日々の心に浮かぶことから小説の余談まで、思いついたらつらつらと書いていきます。猫の呟きを面白く思って下されば嬉しいです。よろしく(*´∀｀*)ﾉ ※小説家になろうにも掲載してい…

ある日、茶太郎は学校帰りに『アテラ』と呼ばれる異世界に強制的に転生させられてしまう。 そこで待ち受けていたのはアテラでは知らぬ者はいない『シエナ』という魔法使いだった。 彼女は…

頭からっぽでかいたらどうしてこうなった。 KAC2022 ～カクヨム・アニバーサリー・チャンピオンシップ 2022～の⑪『日記』 お疲れ様でした！

第四回性癖小説選手権参加作品です。 性癖： 中華後宮での骨肉の争い 横恋慕 勘違い男へのざまあ 毒殺・暗殺 権力者に翻弄される美女 か弱い女の復讐 年の差 台詞の意味が変わる 歴…

※2022/04/07　アルファポリスでHOT女性ランキング1位になりました。 第３回 一二三書房WEB小説大賞の最終選考作品です。（5,668作品のなかで45作品） 2023/…

〚ここは、蒸気機関が発達し、からくり仕掛けの飛空艇が空を駆ける世界〛 　私、ルシア・オルゴール・ニアは、アヴリオン帝国の神久音市立藍舞学園に通う中等部二年生。双子のココア・オルゴ…

「夏といえば」 そのありふれた問いに、彼女と同じ答えを思い浮かべる人がどれだけいるのだろう。 そんな彼女に、ぼくは恋に落ちた。でも今更どうしようもない思いだった。

　26歳の彼女は日記を書いていた。昔、おばあちゃんに教えてもらった考え方を元に。

　数日ほど、彼女以外の作品も含めて、カクヨムに投稿された色々な小説を読んでいるうちに、カクヨムの生誕を記念した大きな企画が開催されていることに気付き、その中のひとつは、小説なんて…

私、松本美月は、隣の席の中条くんの恋を応援している。 色素薄い系の彼は、中性的な顔立ちで、見目麗しい。そんな彼がが見つめる先にいる山崎くん。 山崎くんはサッカー部のエースでモテモ…

足立陽。高校三年生。 毎朝乗る電車に、意味不明な柄の靴下の女の子が乗ってくる。 ある日思わず「鍋？」と口に出した俺は全力で否定されることになる。 あまり意味不明すぎて、毎日靴下観…