私などがレビューを書くのはおこがましいにもほどがあるのですが、このエッセイのおかげで、仮死状態にあった読書欲が刺激され、むかしこしらえた積読の山を捜索するにいたりました。感謝しかないっ!
カクヨムでだいなしキツネさんに出会っていなければ『ドストエフスキーの詩学』も『ロシア・フォルマリズム論集』も永遠に本棚を彩るアクセサリーのままであったに違いありません。正直、全ユーザーにフォローしてもらいたい内容です。
刺激を受けて、あらたに『ナボコフの文学講義』も手に取りました(それに付随して『マンスフィールド荘園』、『荒涼館』、『ボヴァリー婦人』、『スワン家のほうへ(失われた時を求めて)』、『変身』、『ユリシーズ』も一読ないし再読せざるを得ません。『ジキル博士とハイド氏の不思議な事件』は読まないかもですが(笑)ともかくも、楽しい長旅がはじまる――)。
2022年4月26日の「読み方あれこれ」は大きなヒントになりますよ。読書の道標はすなわち生き方の道標。ぜんぜん「だいなし」じゃないんですよ。すごすぎる! しつこいようですが「必読」です。刺激に満ち満ちています。