彼女は二度逃げた。けれどそれは投げ遣りなものではなくて、勇気の必要な自分の人生の仕切り直しだった。優しさと勇気のある彼女が出会ったのは…。
なぜ、いまだに書籍化・コミカライズ化していないのかわからないほど面白いです。
主人公の気持ちに共感すれば、読者のささくれだった、あるいはカサブタが覆ったような想いをめくるような、剥がすような痛さを感じる。そして、それを優しく癒やし撫でるような進め方書き方で、涙腺が熱くなってしまう。そんなお話
これを読まないのはもったいない。
心理描写が鮮明で、主人公や登場人物の心情が手に取るようにわかるところが凄く良い。どうか暖かな人達に囲まれて主人公が幸せになれますように。と思いこれからも読ませて頂きます。
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(292文字)
途中までですが、とにかく前世今世とも搾取子扱いのお姉ちゃんのリアルが胸に刺さってエグいです。幸せになれーって応援したくなります。
窮屈な社会、窮屈な家族。解き放たれた主人公には、本当に報われてほしい。周りの、ひっそりと主人公よりの人達にもほっこりします。