@melga97

中学生の時、私の心を抉った奴と再開して、一緒に住むことになった。

これは僕が中学生の頃の話。 しばらくたった今でもなお、ずっと後悔している思い出の１つ。 始まっているようで始まってすらいなかった恋愛の話。 この恋愛は、僕が台無しにしてしまった…

拉致された元軍人の中村涼子は、犯人の提示する人物リストの中から「生存者を選んでください」と要求されたが――。 【閲覧注意】倫理的に問題のある描写があります。

アパートに住む謎の男、田中。彼の部屋を訪れた大家の宗一は、そこで恐ろしい体験をする。

「第一回遼遠小説大賞」によせて書きました。

　自分に自信を無くした実菜穂は、幼きときに一緒に遊んだ友達、水の神「みなも」と再会したことから運命が変わる。実菜穂はみなもから心の扉を開けていくことを教わり、自己肯定を高めていく…

とあるスクランブル交差点のど真ん中に、突然現れたマスクマッチョ。 彼は普段は、行き交う歩行者や車を静かに見守り続けていたが―― ある瞬間、変貌する。 それは、交差点を『走って』…

ヒステリックな女教師に反感を持つ生徒達。 夏休みが迫ったある日、とある事件をきっかけに子供達は女教師に復讐をしようと計画する。 正義を掲げた子供達の暴走はもう止まらない。

カーペット語は他と比べると少しだけ難しい。リスニングにコツがある。

夏休みを利用して東京から東北にある祖父母の家を訪れた小学生の僕は、その近所に住む同い年の女の子と出会う。次の年にも会う約束をしたものの、結局何年も会う事が出来ないまま年月は経ち、…

【KAC202211②参加…何故？_(:3」∠)_　でも頑張りました！】 本文とキャッチフレーズ少し変更しました！ごめんなさい！ 深優は、フワフワとした暖かい不思議な場所にい…

　昔々あるところに、一つの王国がありました。王様と、王妃様と、王妃様から生まれた三人の王子様達は、立派な王宮で仲良く暮らしておられました。国を治めるという、大変なお仕事を、立派に…

密かに反王政の思想を広める作家のもとに、匿名のパトロンが現れるが── KAC2022参加作です。 第2回目お題：推し活

電車の中で起こった事件。包丁で刺されたオレは運よく死なずにすんだ。しかし、その瞬間から始まる非日常の数時間。その経験と事件からの教訓をお伝えする。 ★ 本作品は「小説家になろう…

江戸時代。大店の跡取り娘の綾乃お嬢様は、花見に猫の小夜を連れて行きたいと言い出すが── KAC2022参加作品です。 第9回目お題：猫の手を借りた結果

埋め立て処分場でがらくた漁りをしている男、オットー。ある日、彼はがらくたの中に、美しいアンドロイドの生首が埋もれているのを発見する。彼がその生首を家に持ち帰ると、それをきっかけに…

入社したのはブラック企業だった。地獄の研修の初日を絶望して終えた私に、脱走計画を持ち掛ける同期が現れる。 KAC2022参加作品です。 第7回目お題：出会いと別れ

歴史好きの下級役人は、ひょんなことから歴史書を編纂する仕事を任される。 それは国の歴史を時に大きく、時に細かく、語り直すことだった。

自殺に失敗して病院に担ぎ込まれた男と、闘病中の少年の話。

夕暮れの町、その一角の公園で、少年はふと我に帰る。 目の前には、少女と犬。

公道を歩く時、いつもふと考える。 何故、人と人がすれ違う時、道路上に若干はみだした街路樹等の突出物と重なりがちなのか。 確率の問題なのか、自分の歩き方が悪いのか、それとも――？ …

2022年、三月。今年もKACの季節がやってきた。 本気で挑もうとすると、間違い無く日常生活に支障をきたすであろうこの過酷企画。それでも男は、参加することを選んだ。 高難易度の…

読み切り [生成AIに関する法整備の中で創作物への扱いが非常に揺れ動きが激しく文化庁の発表ではデータセットにしなければ(もしくはデータセット化予定である事の明記をしなければ)…

秋のまっただ中のことだった。その知らせは突然にやってきた。 秋といえば紅葉。赤、真っ赤、真っ赤っ赤。だけど私の秋は、タコみたいに色をかえた。白、真っ白、真っ白け、黒、真っ黒、真…

「夫にナイショ」シリーズ漫画原作コンテスト応募作品 子どものテストの順位を比べ合うママ友会に参加した私は、自分の子どもにも良い成績を取って欲しいと思う。一方で、子どもの成績を気に…

自殺未遂を起こした私は、搬送された病院の一室で看護師の方から問診を受ける事になりました。そこで語ったのは、私を語る上では外せない、ある初恋の話です。

地球人にはない感覚器官を持ったスライム型宇宙人と結婚した地球人女性のお話。 KAC2022参加作品です。 第3回目お題：第六感

「私をわかってくれるのはあの人だけだった」 　狂気的な愛を胸の内に秘める孤独な仙人、析易。どこにもなじめなかった純情な胡琴弾きの少女、ミオ。 　ひょんなことから出会った二人。山…

大多数の人間が、給液管を通した経口栄養液で「食事」するようになった未来。 「僕」は、旧様式を維持した生活をする人々を訪ねるが── Webコバルトの「ディストピア飯小説賞」最終選考…

「第四回性癖小説選手権」によせて書きました。三作目です。 性癖：生首 性癖：死体処理 性癖：和服の似合う美人 性癖：古めの女性一人称

廃墟ハンターとして動画投稿を続けるまさしは、とある幽霊が出ると噂の廃墟の一軒家を探検していた。探索を続けるるまさしは、寝室で一冊の日記を拾い読み始めた。その日記に書かれていた内容…

　―――そこは、父無し子たちの場所。 　ローマの兵隊で、イスラエルに徴税に来た彼は、盗賊団に拾われ『真槍』という名前をもらう。 　彼が山賊に受け入れられたのは、彼がイスラエル…

僕はながめているだけだった。常に受け身で、自分に危害が及ばなければ、それでよかった。大抵の人はそうだと思う。でも彼女は違うんだ。自分から踏み込んで、身勝手に正義の味方をやって、で…

僕の名は月ノ下真守。都内の私立天道館高校に通う１７歳だ。 少し前からある事件をきっかけにクラスメイトの星原咲夜と放課後を一緒に過ごすようになった。 ある時、クラスメイトの後輩が人…

とある工場で働いていた頃、休みの日にかかってきた一本の電話。取ってみると相手は上司で、今すぐ仕事に出てきてほしいとのこと。 渋々OKの返事をしたものの、それがまさか、あんな悲劇へ…

ある自死の話です。

　遺言により遺産が相続されず無一文で家をでたキャッシー。すべてを失って見つけたものは？

小説家の教授から「まじめな学生は薄っぺらい」と言われたのを機に、女子大生だった私が「薄っぺらい人間って何だ？」と考えたときの話。

最近、軽貨物配送のアルバイトを始めた僕。配達をしなければならない地区は『現し世』『隠り世』『随』の三つ。僕の前任者は、配達の途中に行方不明になったらしい。

【KAC20227参加します②】 ※一部本文修正しましたm(_ _)m 日本の女子中学生、るる。学校帰りに強制召喚されたるるは、潜在能力があっても異世界に全くついていけない。召…

デビュー作にしていきなり本屋大賞を受賞。読書界のスターダムを駆けのぼり、いま、もっとも注目を集める『同志少女よ、敵を撃て』は、実は公募前、カクヨムに投稿されていた作品でした。そん…

３万円持ってお買い物に出かけたら、猫の鳴き声が。 いつもならスルーするけれど、なぜか今回だけはスルーできず、猫を保護することになった実話です。 2021年夏の話です。

みんな、何故「４」を嫌う！？ 読みが「死」だからといってあんまりじゃないか！ ならば私は「４」を推す！　「４」はこんなに便利な数字だろうが！！ そう思ってちょっと調べてみたら………

※本文修正しました！ごめんなさい！ 【KAC以外の初の短編です！進藤先生、ごめんなさい台詞ありがとうございました！｡･ﾟ･(ﾉ∀`)･ﾟ･｡】 会社では敬愛される上司、家庭で…

人殺しと小学生の深夜のドライブの末

日本人の若者『僕』は、ある夜ネットで見つけた一枚の画像に魅了され、「この世の楽園か」と呟きすぐにカード決済をした。

都道府県魅力度ランキングで常に下位のマイナー県、佐賀県。 しかし日本最北端にでもなれば、少しは魅力もアップするはず。 佐賀で毎年開催されるバルーンフェスタの気球を使い、見事空へ…

【あらすじ】 　オレは市中病院で脳神経外科医として働いている。小説やテレビでは神の手を持った脳外科医の大活躍が喧伝されるが、現実のオレの毎日はかなり違っている。あちこちからクレ…

1998年9月。突然やってきた季節外れの転校生。何気ない普通の日々を、少し変わった二人が紡ぐ。秋の日常を描く短編。

寝苦しさに耐えかねて窓の外をながめるのは、アパート住まいのとある女性。 『また今日も、彼女は来ていた』 女性が目で追うのは、ひとけのない夜の商店街を歩く、ひとりの女。 彼女は…