みなものみたま 1 ~神の御霊の帰る場所~

作者 水野 文

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★★★ Excellent!!!

この作品は、神話的な話と学生時代の道徳の内容を彷彿とさせるエピソードが、上手いこと分かりやすく調和された作品です!
子供は勿論、大人になっても己を見直す良い機会になるでしょう!
主人公のミナホちゃんが、みなも様の導きや教えによってドンドン自分の世界を広げて成長していく姿は、素直に応援したくなるものであり、孫を見守るような気分になっていきます!
みなも様はお姉さんの様な、お母さんの様な導き手として時に厳しく!!しかし温かく!ミナホちゃんを優しく諭したり応援しており、その二人の姿は、とても微笑ましいものです!
友達が出来、勉強の成績も上がって全て上手く行っている様に思っていた矢先、みなも様が……!!おっと、ここから先はネタバレになり過ぎるので、実際に読んで頂きたい!!

★★★ Excellent!!!

自分に自信を無くした実菜穂は、幼きときに一緒に遊んだ友達、水の神「みなも」と再会したことから運命が変わる。

人と神との交流を描いた和風ファンタジー。それによって成長していく主人公。

切なさと癒しの物語。

この先ふたりがどうなっていくのか、その続きがとても気になる作品です。

二部も読みに行かせていただきます!

★★ Very Good!!

純粋すぎるあまりに周囲と馴染めず、消え入りそうな雰囲気の少女。
彼女に生を取り戻した、言ってみれば幼馴染の産土神の少女。
この二人が出会い、導き、導かれ、そして互いを認め合う物語です。

神様との交流ではあるのですが、『願事』『ご利益』という現世利益とは無縁の、人と神との交流が中心に据えられ、このために全体を通して清涼な雰囲気を感じられました。

人間の少女は、当初自身が周囲に溶け込めないことに悩み、迷うのを、神様がその言葉で諭し、導いていく様は、昔からの神様と人間の在り様を示すかの様。
作者様が作中に散りばめられた日本神話の雰囲気が、この作品の神話的な空気を上手に醸しだされ、それが先に書いた清涼な雰囲気を更に深めていると感じます。

欲と利益を追求するお話しに少し飽いて来たら、少しリズムを変えて、ゆったりと本作のような清涼な空気を楽しんでみてはいかがでしょうか。
良作だと思いました。

★★★ Excellent!!!

主人公・実菜穂は、引っ越しをきっかけに環境になじめず、心がすり切れる寸前だった。

進学、就職、結婚。誰しもが実菜穂と同じような経験をし、疲弊や不安を感じたことがあると思います。
そんな時どうすればいいか困ったなら、この小説にその答えがあるかもしれません。

幼い頃、よくいっしょに遊んだ少女・みなもと再会し、実菜穂は少しずつ前を向けるようになっていきます。
みなもの優しさ、的確な助言、飾らず寄り添う姿。それに応えようと一生懸命になる実菜穂。ふたりを見ているうちに、読者はやがて、励まされているのは実菜穂だけではないことに気づくでしょう。

順風満帆に見えた実菜穂とみなも。
しかしみなもは、ひっそりとある決意をしていた――。

ふたりの行く末をどうぞ、確かめてみてください。

★★★ Excellent!!!

主人公の実菜穂と、子供の頃に一緒に遊んだ水の神「みなも」との、心温まるどこか青く切なく、どこか甘い物語。
水の神「みなも」との出会い(再会)によって、少しずつ自分を変え成長していく実菜穂。
和風なファンタジー物語の中であって、まるで和文学のように描かれる描写。

神と人との心温まる物語。

このお話は、そのほんの始まり…。