疲れた時はここへ帰っておいで

主人公・実菜穂は、引っ越しをきっかけに環境になじめず、心がすり切れる寸前だった。

進学、就職、結婚。誰しもが実菜穂と同じような経験をし、疲弊や不安を感じたことがあると思います。
そんな時どうすればいいか困ったなら、この小説にその答えがあるかもしれません。

幼い頃、よくいっしょに遊んだ少女・みなもと再会し、実菜穂は少しずつ前を向けるようになっていきます。
みなもの優しさ、的確な助言、飾らず寄り添う姿。それに応えようと一生懸命になる実菜穂。ふたりを見ているうちに、読者はやがて、励まされているのは実菜穂だけではないことに気づくでしょう。

順風満帆に見えた実菜穂とみなも。
しかしみなもは、ひっそりとある決意をしていた――。

ふたりの行く末をどうぞ、確かめてみてください。

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