ななくさつゆり

とある日の下校途中雨が降ってきてちかくの神社で雨宿りをした樹森恵(きもりめぐみ)。恵は恋愛系の創作物が大好きで、とある日イケメンに出会って目があって恋に落ちちゃったり？！なんてこ…

普通の女子高生奈々聖蜜宿(ななせみや)が頻繁に夢を見るようになった。そこで見たのは早島叶多(はいとうかなた)だった…

中世鎌倉の築港、和賀江島に近い桐ヶ谷に住む美しい娘の八重には、恋焦がれている人がいる。

最近、軽貨物配送のアルバイトを始めた僕。配達をしなければならない地区は『現し世』『隠り世』『随』の三つ。僕の前任者は、配達の途中に行方不明になったらしい。

時計の歯車を飲み込んだことが頭から離れない少女は幼馴染になんとなく話しかけた事で運命が少しずつ回り始める……。 運命と文脈、そして生きることを巡る高校生たちの青春物語。

実験中、クラスメイトの相田が先生の目を盗んで持ってきたのはリトマス試験紙。 そんなの持ってきてどうするかと思えば……

陽報と呼ばれる小さな集落の周りにのみ生息する、兎によく似た白い毛の小動物がいた。名前は『トウ』。子供の頃に陽報に病気の母と一緒に移り住んできた私は、トウの話にすっかり夢中になり、…

「仕方がない」が口癖の高校生、ユキノ。親から出来損ないと諦められ、学校では面倒ごとを押し付けられる日々を「まあ仕方がないか」でなんとなく送っていた。しかしある日彼女は自らを神と名…

「始元の大魔導師を召喚したから、世界を救え」なんて言われても、俺、電気工事士だぞ。 えっ、報酬は金100キロ!? 滅びの足音が近づき、それを防ごうとする人々の善意は虚しく消費さ…

僕は幼馴染の君とようやく結ばれる。

皆さんの知らない所にある動物の街ミルモハン。 今日はその街で暮らす時計職人の師弟についてお話をしようと思います。 ノンビリ屋のシマリス師匠とせっかちな弟子アナグマは凸凹コンビ。 …

６０００字以内の短編ということで、ちょっと随筆に近い感じで書いてみました。いろんな人がいて社会、というのが、早く実現できるといいなあ。

鄙びた温泉街に続く道路脇の馬鹿でかい駐車場を有した土産物屋。 トイレ休憩に大型観光バスや家族連れの車が停まる。 ガチャガチャや観光会社の看板がずらりと並ぶタバコ臭く、昭和の終わり…

『この作品は、アナログハック・オープンリソースを使用しています』 　アナログハック・オープンリソースは、作家、長谷敏司が小説『BEATLESS』『Hollow Vision』、…

頼堂幸善が拾った黒い犬は言葉を喋った。 それは〝妖怪〟と呼ばれる、動物の姿を模して、その中に紛れ込む存在だった。 しかし、妖怪と話せる存在は他におらず、頼堂幸善はその調査も兼…

自動ドアを見て、ちょっと前に思い付いたオリジナルの怪談です。 カクヨム初投稿作品。

2回読みたい！と思ってもらえるように作りました！

偽教授卆業杯に向けて書きました。 ぴったり500文字です。

最速で最新話が読めるカクヨム版本編は↓ https://kakuyomu.jp/works/1177354054883070787 ここのキャッチコピーの色は、聖女の守り人の四人…

コンビニへと出かけたその帰り、水無は雨に降られてしまう。 どうしようかなあと思っていたところに。 「――水無？」 声をかけられ、反射的に振り返ると。 「桐谷……？」 そこ…

人は仕事で報酬を貰いますが、なら物達はなぜ仕事をするのかっ！

★ドラゴンノベルス様から書籍化出版されました！！2023年3月3日に2巻発売です！！★　 ★第3回ドラゴンノベルス新世代ファンタジー小説コンテスト特別賞受賞しました！！★ 　 　…

言わずとしれた名探偵・武田言玄。 頭脳明晰。容姿端麗。公式非公式を問わず、彼が解き明かした難事件は数知れず。 誰が言ったか、『令和のシャーロック・ホームズ』とまでうたわれた武田…

小学生の子供たちが、将来の夢をどう思っているかを想像して書きました。

　【五分で読書用に編集しました】 　儚く、切なく、無情にも過ぎてしまう季節に君に捧ぐ言葉。想いを胸に、初めて僕に告ぐ言葉。巡る季節に愛する二人にに降りかかる宣告は、二人を引きはが…

【小窓と押し入れのちょうど真ん中、“溝”や“透き間”という響きがよく似合うその三角形に座りながら、狭い台所に立つ先輩の背中を見ているのが好きだった。】 互い、本当の名前も知らない…

登場する人物・団体・名称等は架空であり、実在のものとは関係ありません。 誹謗中傷、差別等の意図は一切ありません。 また、過度な性的表現や残酷・暴力表現はありませんが、人によっては…

二年ぶりにお盆に帰郷した三浦孝則。彼が体験した不思議な出来事。 あんまり怖いのはちょっとという人にもおススメ。 KAC2021 ～カクヨム・アニバーサリー・チャンピオンシッ…

誰かの声に誘われて、深夜の屋上へやって来た青年。 足も手も自由にならず、勝手に動いてどこかを目指している。 裸足で暗闇を見つめる彼に起きていることとは……

余命宣告を聞かされた時、「ああ、そんなもんか」と思った。 短い余生を過ごす僕と、なぜかしゃべってくれない少女の、ちょっとした、時間。

夕食の後は読書をするのが常だ。 然し神無月の木曜の夜、不思議な事が起こり始める。 金魚は狂った様に回り灯が消える。アァ、気が触れそうだ──！ ホラー習作です。 怪奇幻想は初め…

一分と少しで読めます。

初めてひとりで行く海外旅行はとにかく緊張！ いちおう旅行会話は覚えたものの…。

孤独な鬼と、訳アリの人間二人との出会い。 その出会いは、鬼の生に光をもたらした。 少し切なくも、情にあふれた物語。

殺し屋は足を洗い、真っ当に生きる決意をした

一話完結の、短編小説です。登場人物は主人公とその嫁だけです。視点は主人公サイド。

カレンダー小説企画に参加させて頂いた時の作品です。１１月の担当でした。

ここはクールな男の子“ソルベ”と、元気いっぱいな女の子”グラス”。正反対な双子が経営している、小さな小さなアイス屋さん。 　さあ、今日のお客様には、どんなアイスがお似合いでしょう…

気が狂った人間は自分が狂っていることを認識できない。 なぜなら、彼らは自分が正気だと思い込んでいるからだ。

いつもみたいにお気に入りの撮影スポットで写真を撮っていたら、久しぶりに君に会った。僕は空の一瞬を切り取りみたいに、君の一瞬を切り取っていく。

旅人が異国で観たものは幻か、或いは真実か。 21才の時に書き、大学の文芸サークルに出したサイケ小説です。

お盆は決まって梓 楓と会う約束をしてる清島 渚。しかし、彼女は数年前に事故で無くなった中学三年生のままの姿をした幽霊だった。 他界した人々が現世に戻れる一年で数日の日……お盆。お…

わたしの部屋にあるクマちゃんのぬいぐるみは四年に一度だけお話をする。 だけど二十歳の誕生日、私がクマちゃんのいる部屋に戻ることはなくて……。 幸野曇さんの『こういう物語が読みた…

白うさぎもふもふ

　小学校二年生となった我が弟が父の逆鱗に触れて厳罰を受ける。 　めったに怒らない父と、希にお叱りを受ける段になっても大体は母がとりなしてくれる甘やかし二段構えの佐藤家にあって、前…

あの日、駅のプラットホームで会ったあなたへの手紙。 自殺に関する過激な描写があります。 この小説は自殺を推奨していません。また、作者も自殺を推奨していません。 批判はコメン…

昨夜から降り続いていた雪は止んだようだ。 窓を開けて部屋の空気を入れ替える。 ふと気がついたら《《私は涙を流していた》》。 ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇ ゆあんさんの…

亡くなった父の誕生日の2月22日公開の自主企画に参加したくて書きました。 父に届いたらいいな(*´-`)

名古屋市には踏破困難な山がある。 知人にそう言われたが、名古屋市にそんな危険な山は見つからない。 だが、ネットで調べると確かに『山』があった。 この物語は踏破困難な山に無謀にも挑…