概要
大量の逆さてるてる坊主を居間に飾るに至り、父の堪忍袋の緒が切れた
小学校二年生となった我が弟が父の逆鱗に触れて厳罰を受ける。
めったに怒らない父と、希にお叱りを受ける段になっても大体は母がとりなしてくれる甘やかし二段構えの佐藤家にあって、前代未聞の事態であった。
それから一年弱。昨年の仕置きが堪えたのか、幼心に反省のつもりだったのか、そもそも全く関係ないのか――。
角川武蔵野文学賞応募用短編です。
宜しくお願いします。
めったに怒らない父と、希にお叱りを受ける段になっても大体は母がとりなしてくれる甘やかし二段構えの佐藤家にあって、前代未聞の事態であった。
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