父が怒った。洪水のニュースに大喜びする愚弟に。それから一年後、弟は成長を見せる。武蔵野台地の立体模型を作製することで。自分で作ったからこそ、わかることがある。その時の、弟の「気付き」が素晴らしい。もしかしたら、作者さんも実際に模型を作られたのではないだろうか?そう感じさせてくれるリアリティ溢れる作品だった。